禁煙と挫折と政治と

禁煙を目指すブログのはすが、政治の話が多くなってます。禁煙は失敗と再チャレンジを繰り返し継続中。。

オリンピックと技能実習生

2021-07-31 07:43:51 | 日記

今週はドタバタしていてほとんど投稿出来ませんでした。

 

その間に東京の新規陽性者数が激増。平日で約一万件の検査数で3000人を超える新規陽性者、しかもさらに増えるみこみ、というのは異常です。

 

以前にこんな記事を書きました。

 

 

日本とイギリス ケタ違いの検査数 - 禁煙と挫折と政治と

 

イギリスと日本の1週間の検査数と新規陽性者数を比較して、「日本は本当に欧米より感染者が少ないのか?」について考えた記事です。

 

イギリスの1日の検査数は週末関係なく約100万回で、1週間に約700万回。

 

対して日本は全国の検査数は発表がなく、やむなく東京のデータを使用。

 

東京の検査数は今回の陽性者増で少し増えて、平日で11000件くらい。

 

土曜日が約6000件。日曜日が約3000件。

 

11000×5+6000+3000=64000

 

東京では現在は1週間に約64000件の検査数です。

 

東京の人口は日本総人口の約10%なので×10で、

 

64000×10=640000

 

日本全国の1週間の検査数は約64万件と試算できます(東京は検査数がかなり多いはずなので、現実よりかなり多く見積っていると思われます)。

 

この数字をイギリスと比べてみましょう。

 

 

イギリスの感染拡大時の数値は

 

検査数 1週間で約700万件。

新規陽性者数 約40000人

 

日本の現在は

 

検査数 1週間で約64万件

新規陽性者数 約10000人

 

もし日本がイギリス並みの検査をしたら、新規陽性者はゆうに10万人を超える計算です。※今年はじめのイギリスの感染拡大期でも、新規陽性者は8万人ほど

 

首都のデータを地方にも当てはめているので全く正確性はないと自分でも思います。けれど「1日の全国の検査数」が集計されていない以上、他に試算しようがありません。

 

「民間の検査数は不明」とか「偽陽性、偽陰性が、、」などと言う前に、全国統一のルールで検査数を公表する仕組みを、なぜこの1年で作れなかったのでしょうか。。

 

1番基礎となるデータがない。

 

これが日本のコロナ対策の根本の問題だと思います。

 

 

 

前置きが長くなりました、タイトルの「オリンピックと技能実習生」の話です。

 

オリンピックと技能実習生??

 

なんの関係があるの??

 

と思われるでしょうが、私にとっては色々な面で非常に繋がりのある話題に思えてならないのです。

 

 

最初に断っておきたいのですが、私は特に人権家というわけではありません。

 

どちらかというと、人は本質的に平等ではないと思っていますし、「完全な平等」を求めるつもりなどサラサラありません。

 

けれど、「弱い立場」の人達が、その立場ゆえに、更に酷い仕打ちを受けたり、不当に扱われる事はとても不快に感じます。

 

前に書きましたアメリカのパラリンピック女子水泳選手の辞退の話など、わたしにとって「現代にこんな差別的な事があるのか」と驚きました。

 

パラリンピック トップアスリートの辞退について考える - 禁煙と挫折と政治と

 

 

目が見えず、耳も聴こえない選手の日常生活面のアシスタント(=選手の母)の東京パラリンピックへの帯同が、コロナを理由に認められず、この選手はやむなく出場辞退した、という話。

 

目も耳も効かない人が、一人で外国で生活できるわけがありません。特に今回はコロナでいつもと勝手の違う事が山程あるはずです。

 

今回のような事態だからこそ、パラリンピック選手のアシスタントはいつも以上に手厚くする必要がある、と、普通なら考えるはずです。

 

しかし現実にはその逆です。

 

こんな理由で選手が出場を諦めるパラリンピックなど、開催する価値すらないと私は思うのです。

 

 

そして、これに似たような理由で出場できない選手はオリンピックでもパラリンピックでも大勢いると思います。

 

その現実を無視して「日本人のメダルラッシュ」などと喜ぶ気にはどうしてもなれないのです。

 

私も日本選手の活躍は嬉しいですし、競技を見れば感動します。

 

 

けれど、それとオリンピック・パラリンピックの根本の問題は全く別の話。

 

 

人権的な話だけでなく、経済面でも今回のオリンピックは矛盾だらけです。

 

「最もコンパクトな五輪」

 

はどこにいってしまったのか??

 

 

東京オリンピック費用は三兆円 夏期五輪の最高額に

https://charitsumo.com/number/20905

 

チャリツモというサイトの記事です。

 

この記事はシンプルに、適切に問題点を突いています。

 

招致時の費用予算は 7340億円 だったが、

 

現実の経費は 一兆6440億円 とのこと。

 

 

「三兆円じゃないの??」

 

とつっこまれそうですが、実はこれ以外に「オリンピック関連経費」があるそうです。

 

 

オリンピック関連経費 ???円

 

 

なんと、これが明確ではないのです。

 

 

記事によると、2019年12月に会計検査院が

 

「現時点でこれまでに一兆600億円支出した」

 

と報告していますが、政府は

 

「3959億円だ」

 

と反論。

※会計検査院に反論って、じゃあ会計検査院いらないじゃん!というツッコミはもはや今の政府には通用しません。

 

記事では「五輪経費」一兆6440億円と、会計検査院の「関連経費」一兆600億円を合計して 約三兆円としています。

 

そしてその後の1年延期があるので、もしかしたら「関連経費」は2倍にも3倍にも膨れ上がっているかもしれません。

 

なぜなら竹中会長のパソ○や、開会式予算の160億円のうち150億を中抜きした電○みたいな会社がウヨウヨしているから。

 

 

このオリンピックで、日本人選手が活躍したから、と素直に喜ぶことが私には出来ません。

 

なぜなら素直に喜んでいたら、パ○ナや○通のような「悪徳業者」を認めてしまうことになるから。

 

 

「それが現実だよ」

 

と鼻で笑われるかもしれませんが、これを許しているうちは日本は絶対に良くなる事はないと私は思います。

※他のスポンサー企業のほとんどは優良企業だと思っています、大手新聞社やマスコミを除いて。スポンサーとなることで不都合な真実を報道しない彼らの罪は、今回の場合は計り知れないものがあると思います。

 

 

オリンピックの事ばかり先立って、本題の「技能実習生との関係」まで書けませんでした。。その部分はまた後ほど書きます。

 

 

 

 



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