PRESSMAN GOGO

オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

アンドラに到着

2008-09-24 16:06:44 | トライアル
昨日はバルセロナで夕方まで遊んでしまいました。
モンジュイックの丘にある美術館で、キリスト教1000年の美術史をやっていて、これが8.5ユーロだから1300円くらいなのに、ものすごいボリューム。
スペインや近隣の各地に残る滅びかけた教会から壁ごと移設して来たフレスコ画や、中世の頃の絵画や石像がいっぱい。
日本で観る美術展のゆうに4倍はあって、じっくり時間をとられてしまいました。

しかしキリスト教の歴史って、ほとんど迫害、拷問、惨殺なんですねえ。信者や教徒が首切られたり焼かれたり目をくり抜かれたりしている絵ばかり!石で撃ち殺された人なんて、生きているうちからハタ坊みたいにずーっと頭に石がついた形で描かれていて、笑えたりするけど。
キリストさんって全人類の原罪を背負って磔になったはずですが、あんたの殺され方ってキリスト教の中ではかなり楽な方なんじゃないっすか?
そんなに人を苦しめ殺しまくらなければ守れなかったもの、守りたかったものって、なんなんだろう、
中世も後期になると、絵が細密になり坊さんを金で描いたりして、権力が強力化、個人崇拝に流れていったのがわかります。
近代になってゴヤとか出て来てようやくほっとする、悲惨な歴史絵巻でした。

そのあとモンジュイックの丘の頂上まで登り,地中海とバルセロナ市内を一望。
いよいよアンドラに移動です。

ごちゃごちゃしたバルセロナ市内を抜け、高速に。ちょこちょこ料金をとられ、道は次第に山の中へ。なんだか信濃路を走っている雰囲気で、今にも「生蕎麦」とか書かれた看板が出てきそう。山の中でも携帯アンテナがバリバリ3本なのは驚きです。
バルセロナから3時間ほどで、アンドラに着いてしまいました。近!

アンドラの雰囲気は、なんだか熱海の温泉街みたいです。温泉も海もないけど、山の斜面に張り巡らされた一方通行だらけの狭い道路に、ごちゃごちゃ立ち並んだホテル。
一見華やかなんだけど、どこか寂れている感じ。

困ったのは通信環境。
ホテルはネットが繋がるはずなんだけど、まず書いてもらったパスワードがものすごく癖のある字で判読不能。1なんだか7なんだか、f?L?、5だかSだか、gだが9だか。
なんとかネットワークを構築しても、その先に行きません。画面を読み込まなかったり、途中でタイムアウトになったり
同じ設定で今朝ようやく繋がったので、ぶら下がっている人が多かったのか間違って落としていたサーバの電源に気がついたのでしょうか。

もっと困るのは、携帯が繋がらない事。山の中ではバリ3だったのに、ここで使えなくなるとは!
地元の携帯会社の電波は拾っているんだけど、ローミングが確立しないのか通信ができないのです。
何度も「センターにメールあり」とのお知らせはくるんだけど、受信に行くと「受信できませんでした」の表示。
当然送信も出来ません。

さてなんだかよくわからない国、アンドラ。ホテルの朝食には、ポルトガルの女子選手がいました。日本選手が伴つるよさんだった時代から頑張っている人。
さーて、これからTdNのパドック覗いてきます。

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