QUARNZ  diary

普通に日記です。転勤族で2、3年に1度、動きます。

11月に読んだ本まとめ。

2020年12月01日 | 
ベストは、奥泉光さん。


11月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2239
ナイス数:206

空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)感想
イン・ザ・プールの続編。 精神科伊良部のキャラが面白すぎる。破天荒、と思ったけどこれは全くの『素』で、人間に大事なのは『素』でいられる事なんだろうな。こんな存在だけで十分なアドバイザーが必要。 一気読みでした♪
読了日:11月27日 著者:奥田 英朗


雪の階 (単行本)雪の階 (単行本)感想
昭和初期、二・二六事件前夜の事件が印象的な物語。 昭和、貴族、政治、雪、愛、そして奥泉さんの文体が美しい。 奥泉光さんの登場人物はどこか気品高く、美しい。 これは芸術作品だと思った。 素晴らしい。
読了日:11月24日 著者:奥泉 光


イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)感想
伊良部総合病院の意味深な精神科医の痛快な診療。 脳天気なのか、名医なのか、それを決めるのは読者次第! 短編5編、面白くて一気読み。
読了日:11月16日 著者:奥田 英朗


サロメ (文春文庫)サロメ (文春文庫)感想
久しぶりにマハさんを。 表紙の絵がこわい! これは禁断な関係と嫉妬、鋭い気が入り交じった緊張感に包まれてる物語。 解釈には際限がない感性が溢れてます!
読了日:11月14日 著者:原田 マハ


カインは言わなかったカインは言わなかった感想
最後、スリリングでドキドキでした。演劇、バレエの舞台の緊張感、犯罪ギリギリ?ギリギリアウトの展開が芦沢さんらしく面白い。 やっぱりクセになる。
読了日:11月14日 著者:芦沢 央


血の轍血の轍感想
初読み作家さん。刑事部と公安部の内部の戦いをスピード感ある展開でついていくのがちょっと大変だった(笑) 実際にこういうマウント取り合いがあるのなら恐ろしい。 このスピード感は他作でもあるのかな?
読了日:11月10日 著者:相場 英雄

読書メーター

麒麟の翼。

2014年04月19日 | 

『麒麟の翼』東野圭吾。読了。

一度映画かテレビでチラ見したことあったんで読んでみた。

特に濃いキャラがなく、ストーリーにブレがないから伝わるもんもありますね。

現代が舞台だけどちょい古い感じが、読みやすい。


やっぱり活字で読むのがいい。

自分の頭で自分なりの映像化するのが小説の醍醐味っす。 人と共感するとか興味ないんで。

てなわけで本は面白いってことで。

『偉大なる、しゅららぼん』/万城目学

2011年08月01日 | 

『偉大なる、しゅららぼん』/万城目学

琵琶湖を舞台にした小説。日出家と棗家の持つ力を元に先祖代々からの駆け引きが繰り広げられる。

あり得ないが読んでる間はあり得るか?と思ってしまうほど引き込まれます。

万城目さんは自分と同い年、出てくる出来事や流行の物が同じで面白い。

万城目氏はなにか持ってる。

 


『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』万城目学

2010年08月24日 | 
『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』万城目学

万城目さんの小説。

ねこのマドレーヌと犬の玄三郎の夫婦と人間のかのこちゃんの日常の話。

話の進め方、人間味あふれるやりとりが面白い。

本で泣きそうになるのは初めてである。ホントにおもしろい。

同じ年代でこんなに味のある分が書けるとは尊敬します。

直木賞候補には毎回上がってるが少し及ばずですが必ず受賞すると思います。