「たぬぽの小路」というブログで、とあるクイズが紹介されていました。
それは、次のようなもの。
12枚のコインがあり、1枚だけ、重さが僅かに異なるものがある。
天秤を3回だけ使って特定するにはどうしたら良いか。
これは、難問として挙げられていて、これの前に、初級が載せてある。
8枚のコインがあり、1枚だけ、重いものが混じっている。
天秤を2回だけ使って特定するにはどうしたら良いか。
とりあえず、簡単な方の解答から。
8枚から適当に3枚ずつ6枚取り出して、天秤に載せる。
重いものが載った方が下がるから、そこから1枚ずつ2枚取り出して天秤に載せ、傾いた方が答え。傾かなかったら選ばなかった1枚が答え。
そもそも傾かなかったら、選ばなかった2枚を天秤に載せて、傾いた方が答え。
そう、初級の方は、解答に30秒も要りません。
ちなみに、4枚ずつ天秤に載せる・・・という方法で重い方、重い方と特定していくと、天秤を3回使う事になるので間違いです。
で、本題に入る前に一言。
以下に、解答を載せています、私。
大体、1時間掛かりました。解くのに。
出来れば、解答を見る前に、1時間ほど悩んで頂けると、ボケ防止になるのではないかと思います。
さぁ、紙とペンをご用意下さい。
で、本題に入るわけですよ。
この問題が難しいのは、重さが異なるのは分かっているけれども、重いのか軽いのかは分からないということ。
つまり、天秤が傾いたからと言って、どっちの側に変なコインが混じっているのかは分からないのです。
では、先ず、天秤を無制限に使えるとしたら、どうやって特定しますか?
例えば、こういう方法が考えられます。これが最も多い回数、天秤を使う方法です。
コインを1枚選び出し、天秤の片側に載せます。
もう片側に、残ったコインを1枚ずつ載せて結果を見ていき、傾きが現れたコインが答えです。或いは、2回連続で傾いたら、最初のコインが答えです。
この方法では、最大で11回、天秤を使う事になり、これが最大値です。
お分かりでしょうが、問題は、重いか軽いかが分からないので、どうやってそれを判定するのか、という点が最も重要になってくるわけです。
そこで、初級で使った、一部残して測る、という方法論が生きてくるわけです。
例えば、12枚から、4枚ずつ8枚取り出して、天秤に載せます。
もし傾いたら、選んでいない4枚は確実に同じ重さですよね?
傾かなかったら、8枚、同じ重さのものが得られるわけです。これを利用します。
先ず、傾かなかった場合を考えます。
答えは、4枚の中まで絞り込めました。あと2回の天秤で探し出さねばなりません。
4枚から3枚取り出し、答えが含まれない8枚から3枚取り出して天秤で比べます。傾いたら、3枚まで絞り込めました。傾かなければ答えは選ばなかった1枚です。(この1枚が重いか軽いかは問われていませんが、残り1回天秤が残っているので、判定出来ますよね。)
さて、3枚のうち、どれが偽かを調べるわけですが、この時、先ほどどちらに傾いたかを使います。もし、4枚から取り出した方に傾いていれば、答えのコインは重い事になります。そうでなければ、軽い事になります。この判定は重要です。
3枚のコインのうち1枚だけ、重いものが混じっている、どれが重いか、1回だけ天秤を使って特定しろ、という問題は簡単ですよね。
1枚ずつ2枚取り出して、どちらか下がればそれが答え、傾かなければ残りが答えです。
軽い場合は、上がった方が答えという事ですね。
難しいのは、傾いた場合です。
やはり、重いか軽いかの判定を常に考えねばなりません。
そこで、コインを、ABCDEFGHIJKLとします。説明の為の便宜的な名称です。
ABCDを上がった側、EFGHを下がった側、IJKLは選ばなかった答えのコインを含まない4枚とします。
EFを左側、GHを右側に載せます。又、ABCDから適当に1枚(ここではDとします)を左側に、IJKLから適当に1枚(ここではIとします)を右側に載せます。
傾かなかった場合は、答えはABCのどれかであり、かつ軽いと分かるので、後は簡単ですね。
左側が下がった場合、EFのどちらかが重いと分かるので、後は簡単です。(Dが答えのコインの場合は、ABCDが上がった側という仮定に矛盾します。)
右側が下がった場合は、GHのどちらかが重いか、Dが軽い事になりますので、後は簡単ですね。
という事で、重いか軽いかの判定と、重さの異なるコインの特定が、同時に僅か3回で出来る事になります。
いや、このクイズは、正直言って、超難問でした・・・。
説明出来るまでに洗練するのが大変でしたよ。
やはり、キーは、答えが重いのか軽いのかを、どう判定していくか、にありますね。
えーと、今回は普段と異なり、答えをオープンで載せてしまいました。
一度答えを知ってしまうと意味がないクイズなので、出来れば、解答を見ずに頭を捻ってもらいたいものです。
ちなみに私は、5円玉を使って考えました。お金で遊ぶのは良くないですかね。
以上。
それは、次のようなもの。
12枚のコインがあり、1枚だけ、重さが僅かに異なるものがある。
天秤を3回だけ使って特定するにはどうしたら良いか。
これは、難問として挙げられていて、これの前に、初級が載せてある。
8枚のコインがあり、1枚だけ、重いものが混じっている。
天秤を2回だけ使って特定するにはどうしたら良いか。
とりあえず、簡単な方の解答から。
8枚から適当に3枚ずつ6枚取り出して、天秤に載せる。
重いものが載った方が下がるから、そこから1枚ずつ2枚取り出して天秤に載せ、傾いた方が答え。傾かなかったら選ばなかった1枚が答え。
そもそも傾かなかったら、選ばなかった2枚を天秤に載せて、傾いた方が答え。
そう、初級の方は、解答に30秒も要りません。
ちなみに、4枚ずつ天秤に載せる・・・という方法で重い方、重い方と特定していくと、天秤を3回使う事になるので間違いです。
で、本題に入る前に一言。
以下に、解答を載せています、私。
大体、1時間掛かりました。解くのに。
出来れば、解答を見る前に、1時間ほど悩んで頂けると、ボケ防止になるのではないかと思います。
さぁ、紙とペンをご用意下さい。
で、本題に入るわけですよ。
この問題が難しいのは、重さが異なるのは分かっているけれども、重いのか軽いのかは分からないということ。
つまり、天秤が傾いたからと言って、どっちの側に変なコインが混じっているのかは分からないのです。
では、先ず、天秤を無制限に使えるとしたら、どうやって特定しますか?
例えば、こういう方法が考えられます。これが最も多い回数、天秤を使う方法です。
コインを1枚選び出し、天秤の片側に載せます。
もう片側に、残ったコインを1枚ずつ載せて結果を見ていき、傾きが現れたコインが答えです。或いは、2回連続で傾いたら、最初のコインが答えです。
この方法では、最大で11回、天秤を使う事になり、これが最大値です。
お分かりでしょうが、問題は、重いか軽いかが分からないので、どうやってそれを判定するのか、という点が最も重要になってくるわけです。
そこで、初級で使った、一部残して測る、という方法論が生きてくるわけです。
例えば、12枚から、4枚ずつ8枚取り出して、天秤に載せます。
もし傾いたら、選んでいない4枚は確実に同じ重さですよね?
傾かなかったら、8枚、同じ重さのものが得られるわけです。これを利用します。
先ず、傾かなかった場合を考えます。
答えは、4枚の中まで絞り込めました。あと2回の天秤で探し出さねばなりません。
4枚から3枚取り出し、答えが含まれない8枚から3枚取り出して天秤で比べます。傾いたら、3枚まで絞り込めました。傾かなければ答えは選ばなかった1枚です。(この1枚が重いか軽いかは問われていませんが、残り1回天秤が残っているので、判定出来ますよね。)
さて、3枚のうち、どれが偽かを調べるわけですが、この時、先ほどどちらに傾いたかを使います。もし、4枚から取り出した方に傾いていれば、答えのコインは重い事になります。そうでなければ、軽い事になります。この判定は重要です。
3枚のコインのうち1枚だけ、重いものが混じっている、どれが重いか、1回だけ天秤を使って特定しろ、という問題は簡単ですよね。
1枚ずつ2枚取り出して、どちらか下がればそれが答え、傾かなければ残りが答えです。
軽い場合は、上がった方が答えという事ですね。
難しいのは、傾いた場合です。
やはり、重いか軽いかの判定を常に考えねばなりません。
そこで、コインを、ABCDEFGHIJKLとします。説明の為の便宜的な名称です。
ABCDを上がった側、EFGHを下がった側、IJKLは選ばなかった答えのコインを含まない4枚とします。
EFを左側、GHを右側に載せます。又、ABCDから適当に1枚(ここではDとします)を左側に、IJKLから適当に1枚(ここではIとします)を右側に載せます。
傾かなかった場合は、答えはABCのどれかであり、かつ軽いと分かるので、後は簡単ですね。
左側が下がった場合、EFのどちらかが重いと分かるので、後は簡単です。(Dが答えのコインの場合は、ABCDが上がった側という仮定に矛盾します。)
右側が下がった場合は、GHのどちらかが重いか、Dが軽い事になりますので、後は簡単ですね。
という事で、重いか軽いかの判定と、重さの異なるコインの特定が、同時に僅か3回で出来る事になります。
いや、このクイズは、正直言って、超難問でした・・・。
説明出来るまでに洗練するのが大変でしたよ。
やはり、キーは、答えが重いのか軽いのかを、どう判定していくか、にありますね。
えーと、今回は普段と異なり、答えをオープンで載せてしまいました。
一度答えを知ってしまうと意味がないクイズなので、出来れば、解答を見ずに頭を捻ってもらいたいものです。
ちなみに私は、5円玉を使って考えました。お金で遊ぶのは良くないですかね。
以上。
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