クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

幾ら食べても

2010-09-10 05:56:19 | ネコ
クーも7歳。おばさんねこの領域にはいった。体重は多少の変化はあるが、4.4㎏と大きくは変わらない。足が長く歩く姿は美しく、欲目であるが惚れ惚れする。クーの歩く姿を写真に収めたいのであるが、カメラを構えている中で視界から消えてしまう。写真は冷蔵庫の上で香箱を組み、台所仕事をする家内を見詰めている時のもの。
クーとココは毎食同じカリカリを、殆んど同じ量を食べている。クーはスリムな体型を維持し、ココは短足の肥満となってしまった。クーは母ねこから受継いだ遺伝子の中に、太らない性質があるのだろうか。幾ら食べても太らないのは、世の中年女性から見れば羨望の的であろう。運動も、ココと朝夕バトルをする位で、日中は大半が寝ている。それが大人のねこなら普通であろうが。このスリムな体型を維持出来ている秘密は僕にも謎である。

嵐の1日

2010-09-09 06:07:51 | ネコ
現在の室温26度と、連日の28度台から2度も下がった。
昨日は午前中から、我が街でも時折横殴りの雨が降っていた。10時半頃の雨では、奥の和室で寝ていたクーも起き出して居間にやって来た。テーブルに登ると「この強い雨何よ。私寝ていられないは」と言う顔。「そうだクーには嵐で嫌な思い出があるね」と背中を撫ぜながら、7年前のあの夜の事を僕も思い出していた。7年前の9月の夜東京は台風の直撃を受けた。僕がベッドに入り目を瞑ると、強い風の音に混じって仔猫の声が聞こえて来たのである。「可哀想に身を隠す場所が見付からないのか」と思ったが、その時はねこに全く興味がなく、そのまま眠ってしまった。その仔猫の声は多分クーだっただろう。
台風一過の翌日の午前中、クーは花の鉢が沢山置いてある、お向かいの玄関で気持ち良さそうに寝ているのを家内はみて「お向かいさん仔猫を飼った」と思ったと言う。その夜クーは我が家の車庫で、「ご飯頂戴。お家に入れてよ」と大騒ぎをし、お隣も起してしまう程の、その存在を盛大にアピールし、我が家のお姫様になったのである。

家族の絆

2010-09-08 05:57:50 | ネコ
今朝は日本海にある台風の影響か、我が街の空もどんよりと厚い雲で覆われている。
先程僕と一緒に起きたココも、夜食の残りのカリカリを3口程食べると、居間で静かに伏せている。クーはまだ自分の部屋から出て来ない。隣の息子の部屋からは、兄弟でじゃれあっているのか孫の元気な声が聞こえて来る。孫の声の間には嫁の声も聞こえる。4歳と1歳8ヶ月の男の子、嫁の声が大きくなるのも分かる。
ココは昨夜も、僕の布団の半分を占拠して一緒に寝ていた。その寝顔は幼い頃と変わらない。写真は、先日ソファーの上で熟睡している時に撮ったものであるが、昨夜のココの顔も同じであった。何にも襲われる心配がなく、家族を信頼して眠る顔。そんな顔を見ていると「これで良いのだ」と信頼され、頼られる喜びを感ずるのである。人とねこではあるが、僕達夫婦とクーとココは「家族の絆」で強く結ばれているのである。

今日も開く

2010-09-07 05:57:33 | ネコ
昨日は朝ご飯の後クーは自分の部屋に戻り、篭ベッドに籠もり夕方迄グッスリと。僕や家内が心配して「生きているのか」と見に行くが、起きる気配が全くなかった。室内の湿度は55%程度で、クーには快適だったのだろう。
クーに去られたココは、つまらなそうに、部屋の中であっち・こっちとうろうろとしていた。午前中僕が30分出掛けて戻ると、ソファーの上でお昼寝中であった。側に近付くと「お腹を撫ぜ撫ぜしてよ」と目を瞑ってヘソ天に。「ココ可愛いよ」と言いながら撫ぜまくった。ココのヘソ天は、ユッキー師匠に教わったもので、年季が入っている。チビニャンの頃に「遊んでもらいたい時は、こうしてヘソ天になると、撫ぜ撫ぜしてもらえるよ」と教わったらしい。チビニャンの頃のユッキーと並んでヘソ天になっている写真は何枚もある。
先程クーは自分の部屋に「私は寝ますから」と去って行った。ココは今日もソファーの上でねこ開きになって過ごすのだろう。

まもなく7年

2010-09-06 06:05:27 | ネコ
クーを拾い上げてからまもなく7年が経つ。この7年間僕も家内も「クーちゃん可愛いよ」と言う言葉を発しなかった日は無いだろう。ねこの可愛さは、一緒に暮らしてみないと分からない。以前にも書いたが、勤め先の同僚で、Fさんと言うねこ大好きな女性がいた。彼女の茶飲み話の話題は「ねこ」。クーが来る迄は、ねこの事を全く知らず、時には「ねこばかりでうんざり」と言う顔をした事も。「ねこってそんなに可愛いのか」と?を幾つも付けていた。
クーを家に入れたその日から、Fさんの言う事がスムースに理解出来るようになった。また、久里浜に住む従姉妹のAさん夫婦も、親戚の集まりなどでねこの可愛らしさを話すが、クーが来る前は「本当かな」と疑問符を付けていた。
今従姉妹の集まりがあると「ねこは一緒に暮らしてみてその可愛らしさが分かるよ」と言う様になった。
ねこの何が人の心を掴むのか。色々あるが、生活を共にし、家族には全てを許し、一緒にじゃれて遊ぶ等々だろう。
7年前の日の事も、昨日の事のように鮮明に思い出す事が出来るのは、あの朝抱いたクーのインパクトが強烈だったからである。

大好きなクーちゃん

2010-09-05 05:56:43 | ネコ
今朝は蝉の声よりも、秋の虫達の声が大きく聞こえ、連日の猛暑の中でも、季節は確実に進んでいる事を感じさせる。
ココは我が家に引取った時から、お姉ちゃんのクーが大好きである。引き取って数ヶ月は、クーの事を考えてガラス戸越に対面させていた。その時2ニャンは、ガラス戸を叩き合っていた。その後一緒に過ごさせる時間が増すと、居間の本箱の上と茶箪笥の上からの、バトルをする事も。しかし勝つのはクーである。クーの方がリーチが長く、ココのパンチはクーに全く届かない。それでもココはクーに挑むのだ。昨日も書いたように、懲りない男である。
今朝もクーが廊下のカーテンに潜り、庭の様子を眺めていると、その後ろにココが伏せて「クーちゃん何か見える?」と言う素振り。そして今は、クーが車庫の窓“クーたんのお窓”に行くと、ココがその後ろを静かについて歩く。クーの顔を見ると口では「ウッウー」と言っているが、ココを家族と認め、その場所から逃げる事はしない。クーに相手になってもらいたい時のココは、ヘソ天になり「クーちゃん遊んでよ」と。
繊細な神経を持つクーが、ここ迄ココを受け入れたのは、時間よりもココの天真爛漫な姿があると思うのである。

毎日ドエンと

2010-09-04 05:48:13 | ネコ
気温は真夏のままだが、お日様が顔を出している時間は確実に短くなり、朝刊を取りに外に出る5時頃は、まだ薄明るくなったばかりだ。1ヶ月前なら完全に明るくなっていたが。
我が家の小ぼんのココは、毎日何回もドエンとヘソ天になる。ドエンをする場所は決まっていないが、居間の通路と台所の入口が多い。先日も写真のように、台所の入口でヘソ天で体の熱を冷ましていた。そこに通り掛ったクーは「全く邪魔なんだから」と「シッァー」と言いながら台所に入って行った。ココのドエンはクーが言うように、邪魔な場所でしている事が多い。今迄夫婦に蹴飛ばされ事は何回もあるが、邪魔でない場所で転がる方が少ない。普通のねこならお腹や背中を蹴られれば、痛みから学習し、人の顔が見えたなら別の所に退くのだが、ココにはそう言う意識は全く無いようだ。
今朝も、居間の通路でドエンとヘソ天になっていたので、お腹の真ん中に顔を付け、指先でココのお腹を叩くと「ポンポコ・ポンポコ」と小太鼓のような音が聞こえたが、ココは怒らず、逆に嬉しくなって、目を細めてしまうのであった。
ココは我が家に来た時から本当に楽しいねこである。 

良く見えるわネー

2010-09-03 06:02:27 | ネコ
今朝も快晴。油蝉に混じってつくつく法師も「今日も暑くなるぞ」と鳴いている。そんな朝、息子は5時前に家を出て、仕事先に向ったようである。毎日変わる現場に合わせ、家を出る時間も変わるのが工事職人の宿命。高校生の頃迄は、家内は毎朝起すのに苦労したようだが、今は自分で起きているようだ。パパが早い時間に出て行くと、孫達も一緒に起き出すようで、6時前の今、元気な声が聞こえて来る。
さて、今迄新しい冷蔵庫に全く興味を示さなかったクーであるが、今朝はカリカリを少し食べた後で、冷蔵庫の上に登った。家内の「クーちゃん冷蔵庫に登った」と言う声を聞き、カメラを持って台所に入ると、クーが冷蔵庫の上で座っていた。クーたんの窓を開けると「ここは良く見えるわネー」と、首を長く伸ばして道路を見詰めるのであった。窓の桟に比べて約40㎝程高いので、少し遠くの様子も見渡せるのだ。ココにとっては、お気に入りの場所を取られそうだが。これからどうなるのか2ニャンを見て行こう。

磨けば光る

2010-09-02 06:03:16 | ネコ
言いたくないが、朝からのこの暑さ、如何にかならぬか。
ココと一バトルをしたクーは、居間のテーブルの上で、背中をクーラーに向けて、体に溜まった熱気を冷ましている。
磨いて光るのは宝石ばかりではない。ねこも安心して過ごせる家に入れば、体も心も光り輝く。今日の写真を見て頂きたい。特にクーの背中を。艶が有り光が当ると黒い毛が屈折してコントラストを見せる。奥で座っているココの、焦げ茶の毛など光の当たりぐわいでは、黒く輝く事も。
ブログを見ていても、体の毛や顔に艶がなくパサパサとしていたものが、拾われ・助けられて安住の家に入ると、野良生活をしていたのが嘘のように、毛に艶が出、顔からもトゲトゲしさが無くなり、穏やかな表情になる。例えば、アイドルにゃんのはっちゃんの写真集を見て頂きたい。八二ご夫妻と暮らす前は、非常に精悍な表情をしていたが、今は同じねことは思われぬような穏やかな表情と仕草を見せてくれる。
かように、ねこも心身共に愛情と言う磨きを掛ければ、光り輝くのである。

ご機嫌ニャン

2010-09-01 06:00:28 | ネコ
いよいよ今日から9月。しかし昨夜も熱帯夜。今朝5時前の室温は29度と真夏と変わらぬ。家内もこの暑さで寝ておられず、5時頃起きて珈琲を飲んでいた。家内が起きる直前廊下から、ガラガラ・ドスンと大きな音が。廊下を覗くと、空のペットボトルを入れた袋が転がり、袋には大きな穴が開いていた。悪戯をしたのは勿論ココである。
洋間を身に行くと、クーが機嫌良さそうな顔をして、篭ベッドの渕に顎を乗せマッタリとしていた。早速カメラを向けると、顎が外れそうな位の大きく口を開けて欠伸をするところであった。それが今日の1枚。その後のクーは台所で朝ご飯を食べ、ココに向って「ウッシャー」も言わずご機嫌であり、ココもその下で「今朝のクーちゃんご機嫌だよ」と見上げているのだ。
さて、昨日の家内は1日修道院での仕事。それ故僕は一人で昼食を食べる事に。おかずに缶詰を開け、プラスチック容器に移し始めると、奥の部屋で寝ていたはずのクーが手元にやって来て「ミャー」と。そして缶に顔を入れんばかりにして匂いを嗅ぎ「私達にもくれるんでしょ」と言う顔。仕方が無いのでカリカリの上に鰹節を振り掛けるが誤魔化せず、クーは僕が食べ始めても居間のテーブルに上がり、缶詰に顔を近付けては「ねえクーちゃんに頂戴よ」としつこく迫って来るのであった。