役場までもが津波で流された宮城県南三陸町。約1500人が避難生活を送る町内のベイサイドアリーナには2日、他県ナンバーの車がずらりと並んだ。大阪、千葉、八王子――。
「熱いから気をつけてね」。玄関前ではゴボウや大根など野菜たっぷりのけんちんうどん約1千食が振る舞われ、被災者たちが笑顔を見せた。
作ったのは千葉県松戸市の調理器具会社の従業員ら10人。器具と食材をトラック2台に載せ、9時間かけて着いた。社長の秋本茂克さん(48)は「ボリュームのある温かい物を食べてもらいたくて」。
町社会福祉協議会によると、これまでボランティアは連日40人ほどだが、この日は倍近い人数という。
宮城県石巻市の住宅街では、スコップを持った親子が泥やがれきを取り除く作業に汗を流した。埼玉県戸田市の公務員、稲見圭さん(43)と知足(ともたり)さん(15)。
夜行バスで移動し、地元に迷惑をかけないよう水と食料も持参した。寝泊まりはテントだ。知足さんは「家族を亡くしたおばあちゃんから涙を流して感謝された。僕のほうが元気をもらった気がする」。
石巻市災害ボランティアセンターによると、2日は682人が作業にあたった。過去最高の人数という。
みなさん、頑張ってますね☆
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