スポンサーは好き嫌いが激しい。幕内の取組にかかる懸賞は力士にとって大事な副収入であり、人気のバロメーターや期待の表れでもある。この懸かり方が、このところ、異常に偏っている。
たとえば今場所初日、結びの白鵬-鶴竜戦には初日では史上新記録の45本もついた。先場所の初日も、白鵬戦には40本かかり、やはり史上最多だったが、当時は“双葉山超え”を目指して連勝記録を更新中で世間の注目度も高く、懸賞が殺到したのもうなずけた。
しかし、今場所の白鵬には史上3人目の6連覇こそかかっているものの、これといった話題はない。にもかかわらず、初日以降も連日30本前後の懸賞がかかり、6日目を終えて獲得した本数は2位の魁皇以下を大きく引き離してダントツの183本。金額は1006万5000円(力士の取り分は1本5万5000円。土俵上で受け取るのは3万円で、残りは税金対策用に力士名で貯金される)で、早くも幕内の優勝賞金の1000万円を超えてしまった。
どうしてこんなに白鵬戦に懸賞が集中するのか。懸賞申し込みの窓口の協会事務所では「懸賞はごひいき筋がお好みの力士にかけるもので、協会がどうこうするものではない。協会はスポンサーの申し込みをそのまま受け入れているだけです」と説明し、決して作為的な配分ではないことを強調するが、PR効果を狙うなら、もうちょっと考えてもよさそうだ。
たとえば今場所初日、結びの白鵬-鶴竜戦には初日では史上新記録の45本もついた。先場所の初日も、白鵬戦には40本かかり、やはり史上最多だったが、当時は“双葉山超え”を目指して連勝記録を更新中で世間の注目度も高く、懸賞が殺到したのもうなずけた。
しかし、今場所の白鵬には史上3人目の6連覇こそかかっているものの、これといった話題はない。にもかかわらず、初日以降も連日30本前後の懸賞がかかり、6日目を終えて獲得した本数は2位の魁皇以下を大きく引き離してダントツの183本。金額は1006万5000円(力士の取り分は1本5万5000円。土俵上で受け取るのは3万円で、残りは税金対策用に力士名で貯金される)で、早くも幕内の優勝賞金の1000万円を超えてしまった。
どうしてこんなに白鵬戦に懸賞が集中するのか。懸賞申し込みの窓口の協会事務所では「懸賞はごひいき筋がお好みの力士にかけるもので、協会がどうこうするものではない。協会はスポンサーの申し込みをそのまま受け入れているだけです」と説明し、決して作為的な配分ではないことを強調するが、PR効果を狙うなら、もうちょっと考えてもよさそうだ。