最近のタイガースについて、少し

野球の北京オリンピックアジア最終予選を見ながら…久々にタイガースについて。
最近、あるカープファン(笑)の方から「ジャイアンツと似てきて、ここ最近のタイガースはおかしい！」と言われております。自分もここ最近のタイガースのやり方に、それなりの不満を持っている一人でもあります。
井川がいなくなって、タダでさえ頭数のいない先発投手の補強…これには理解できる。今年のタイガースの先発投手陣には、とにかく目をあてられなかった。見合った有力選手の放出へ…「打高投低」という現状を打破するには仕方のないこと。それに鳥谷みたいな「生え抜きでも温室飼育」の選手を競合させるための有力選手入団はいいとは思う。
しかし新井に福留…ＦＡ選手の獲得というのは、目先の優勝を手にしたいがための戦力補強にしか見えない。長期的なビジョンも考えて、今年の若手選手のプチ・ブレイクはうれしかったし、彼らは将来のチーム作りに向けて欠かせない存在だと思う。結果として新井が入団することになったけど、それによって関本のセカンド固定＝藤本や坂、藤原のさらなる出場減につながると考えると…。一時期のジャイアンツの乱獲(落合いるのに清原、清原いるのに江藤やペタジーニ…今年、福留とラミレスを同時に獲ったら谷が…ナベツネどうするの？)を考えれば、”適材適所”の補強をしようとしているタイガースはカワイイものだけど…。
ただ、新井のとった選択をどうこういうのはちょっと…。怒りが収まらないカープファンの気持ちも分からないこともないけどね。それに「市民球場に戻ってきたら大ブーイングをしよう」っていうのを聞いたけど、それは違うと思うけどなぁ。純粋な野球じゃないと思うけど。レッドソックスにいた名物選手、ジョニー・デーモンがヤンキースに移籍した時もそうだった(あのフェンウェイパークでのブーイングは凄まじかった)。
そんな中から、我々タイガースファンは守ってやらなければいけないと思う。そしたらオリンピックの予選で”四番打者”として、きっちり存在感をアピールした新井も、きっとタイガースでいい活躍をしてくれると信じている。

…でも、グライシンガーまで獲るの？