おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

甲子園の蔦

2007-11-19 21:34:38 | 野球全般
甲子園球場の蔦です。タイガースの今シーズン甲子園球場最終戦を観に行った際、8号門横に生えていたのを一枚だけ、こっそり頂いて帰ってきた…すみません。その蔦は古い雑誌に挟んで大事に保管し、立派な標本になりました。

改修に取り掛かる前の昨年のシーズンオフ、蔦の大半は取り除かれてしまったんだけど、今シーズンは工事に支障をきたさない外野スタンドと三塁アルプススタンドに残されていた。その代わりに球場周囲にはかわりに蔦の描かれたパネルが付けられている(これには賛否両論が多い)。6月に観戦に行った際、刈り取られたはずの球場正面8号門前に生えている様子は見当たらなかったはずなんだけど…蔦の蘇生力ってすごい。

甲子園球場はマンガにも登場していた。それほど自分はマンガを読んだ記憶はないんだけど…よく覚えているのは『タッチ』。高校球児が甲子園を目指すストーリーだったけど、主人公の上杉達也が甲子園球場を訪れるシーンは一度しか描かれていない。蔦の生えた壁に触れるシーン。同時にライバルが次々に現れて…たしか最終巻だったと思う。自分もその帰り際、上杉と同じように壁に手を伸ばしてみた。

改修後に蔦は再び植樹されるようだけど、あの圧倒されるまでの佇まいが戻ってくるまでには10年近くかかるらしい。ちょっと最近のタイガースという球団の方針に疑問を持っているんだけど、それまで自分はタイガースファンでいられるんだろうか?


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2 Comments

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たしかに… (おっさん)
2007-11-21 23:43:39
市民球場のこともまだ書いてなかったな。
あの球場にも、夢も希望も落胆も思い出も…何もかもが詰まっているっていうことは、踏み入った瞬間に分かった。

…思うことが色々あるんで、近々書きます。
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大切なもの (鯉人)
2007-11-21 14:22:33
人は一番思い出が大切だと思う。夢を持っていた頃の…。だからこそ野球場は簡単に取り壊して欲しくない。改修工事をしてもどこかに思い出が残る。老朽化しても直して使う事に意義があるんですよ。うちなんて…。
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