『Ｖ』

先週、会社の大先輩の父親が亡くなられた。葬式も終わり、週明けから出勤してきておられるけど、父親が亡くなったにもかかわらず、普段通りの明るい人に戻っていた。その先輩はいつも社内を笑わせてくれる、とても楽しい人です。

休憩中に裏話を聞かせてもらったけど、その父親は入院していて病院通いだったから、正直ホッとしたところも少しあったけど、喪主だったから、やらなければならないことが一杯あって、悲しむ間もなく、大変だったとのこと…お察しします。
ひとつ、しきたりの違いでもめたことがあったけど、ある出来事で場が和んだらしい。冠婚葬祭の時って色々な場所から人は来るから、風習とかでもめるのは良くある話(自分の結婚式の時にもあった)。
それは霊前に供えるご飯に差す箸について。その差し方が分からず、親類の方でちょっとした口論になったそうで。

…箸を1本だけ差すか？それとも2本差すか？

正解はどっちでもいいとのこと。真ん中に箸を差すのは死者に供えたご飯であって、生きている人の食べ物ではないということを意味し、地域によって本数の違い(もちろん1または2本)はあるそうです。勉強になりますね。
その口論が収まったあと、話の仲介に入った先輩がその"一膳飯"を見ると、箸が…

『Ｖ』

の字に差してあって、思わず「それはないやろ？」とツッコミを入れたそうです。
ちょっと不謹慎だけど、休憩中にその話を聞いた、その場にいたみんなが爆笑していたから、書かせてもらいました。誰かの葬式に行ったときに、思い出して笑ったりしないように…それは自分か。