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「マーガレット サッチャー鉄の女の涙」の映画の中で、興味を持った単語のひとつが、chambermaid
字幕は「ヘルパー」になっていたと思います。要するに、家事代行。
spoil はダメにするとか甘やかすという意味
spoiled で、ここでは「甘やかされた妻」
spoiled egg(腐った卵) spoiled child(甘やかされた子ども)も よく使われます。
chambermaid で検索すると maid にヒットして、プロのメイドの仕事としてもいろいろあることが分かります。ヘルパーさんの仕事も細かく分かれていますよね。
ヘルパーさんの仕事は、家事代行なのですから、プロでなくても家事をきちんとこなすことが どれだけ大変かが分かります。
私の回りには介護の資格を取り、プロのヘルパーさんとして働いている人も、仕事には就いてなくても、身内の介護のために介護の講座を受けた人もたくさんいます。
何でもきちんと教わることはいいことですよね。昔なら見様見真似で出来たことも、現在では意識して学ぼうとしないと、いつの間に、好むと好まざるとに関わらず浦島太郎になってしまいます。
そのメイドさんの仕事のひとつとも言えるベッドメイキング、実は、ガールスカウトの頃ベースで教わったことがありました。そのことが、『時代を彩った女たち―近代沖縄女性史 (沖縄人物叢書) 琉球新報社』の永田芳子先生の生涯が描かれた「ガールスカウトと共に」、書かれています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-86749-storytopic-86.html
かつて沖縄でガールスカウト活動をした私と同年代は大なり小なり永田芳子先生の影響を受けているはずです。
ガールのキャンプで、夜空の星空を見上げたこと、自然の中で記憶力テストのようなことをしたこと等、その時の様子はしっかり脳裏に刻みついています。英語指導中もそのことをよく思い浮かべていました。先生に感謝したいです。
永田先生が英語を話されていたことは、もちろん記憶に残っていたのですが、先生が28歳で米軍通訳試験に合格し、採用されたということはその本を読むまで知りませんでした。
先生は、当時の将校メリット家に二週間住み込みし、家事全般を学んだこと。それから、メリット夫人が誰にでも平等に接する態度を見、先生が満州で見た特権階級的な生活との違いが分かったことなど、メリット夫人の人間性にふれ、先生の人生観が変化したことなど、非常に興味深いです。私の留学中のホストファミリーと重なるところがあります。
とまあ、タイトルのchambermaid 出来ることなら仕事として経験してみたかったかも。それで、これまた自分の意志に反して、spoiled wife になりつつあるのかもしれません。
上記ご紹介の本に、サッチャー元首相のレーガン元大統領へのスピーチやセヴァン・カリス=スズキのスピーチなどの名文句、そして重要構文の説明なども書かれています。
この頃、英語教育以外の勉強会等に出かけて思うこと、「内在化、自動化していない言葉はきちんと聞き取れていない」そして、教わる立場になると生徒の気持ちがよく分かる。教えるより教わる方がずっと楽ということです。