Tomorrow is another day #Peace on Earth #Save Okinawa

『命どぅ宝』
世界平和
辺野古新基地建設断固反対!
那覇軍港浦添移設反対!
琉球弧の軍事基地化反対!

Heading for a permanently neutral country:永世中立国を目指して理論武装せよ!

2013-08-24 14:53:20 | 地球環境・基地問題・政治関連

横浜、昨日は雷雨でした。今日は曇り空、少し秋の気配を感じます。

市立図書館で借りた本です。例によって、返本前日に拾い読み。共感できる部分を書き出しておきます。

動乱のインテリジェンス (新潮新書)
クリエーター情報なし

新潮社

 

 

 

今日のタイトル「永世中立国」は、沖縄が目指すべき姿だと思っています。

私は沖縄の基地問題に関しては、常に一ウチナンチュとしての視点で読み書きしているので、沖縄に直接関係のない方々にとっては、単なる 沖縄Lover の意見としてしか映らないでしょう、しかし、

著者のお二人は外交の専門家なので、政治家そして外務省の方々は彼らの経験や主張を参考にすべきでしょう。

下記青字は 『動乱のインテリジェンス』から引用

p10

佐藤 どうして「尖閣諸島をめぐる領土問題は存在しないので、中国と交渉しない」という言い方をやめて、歴史的、国際法的に日本固有の領土であると中国と交渉してその事実を国際社会にアピールしないのか。その答えは実に簡単明瞭なんです。外務官僚が中国政府と難しい交渉をやらなきゃならない。中国だって必死に理論武装して挑んできます。外務官僚はそれが面倒なためにサボっていたんですよ。
 
pp32ー33

佐藤 ・・・沖縄人(ウチナーンチュ)は日本人に完全には同化しきれないのです。そこで過去の記憶を結び合わせて常に再構成している。

『琉球独立への道』を著された 松島泰勝 先生のことが、下記のように記されています。

 

pp36-37 

佐藤 沖縄に対するハンドリングを間違えると分離独立傾向が強まってゆくことは疑い得ないことです。例えば、龍谷大学の松島教授の言説にも明らかですね。松島さんはグァムの代表団に加わって国連に行った。(中略)(松島さんは)石垣島出身で早稲田大学の政経学部を出て外務省の専門調査員をやった経験もある学者です。(略)外務省が延長をお願いした経緯もある優秀な人物です。

p37

佐藤 (略) すでに沖縄では、そうしたマグマが胎動を始めている。

p40

佐藤 2011年6月にアメリカ上院の長老、ダニエル・イノウエ議員らが沖縄を訪れて、嘉手納基地への統合案を打ち上げた段階で、日本政府は危機感をもっと持つべきでした。

佐藤 まさに手嶋さんがおっしゃるように「辺野古案を既に現実的でないとアメリカ側が見始めている」のです。しかし、沖縄の民意を考えれば、普天間の海兵隊を嘉手納に統合することも非現実的です。普天間の海兵隊基地は沖縄県外に出すしかない。

pp42~43 「資源大国としての沖縄」

佐藤 (略) 最終的には沖縄を力で押し切れるんだと考える人たちがいる。カネで横っ面をひっぱたけば最後には言うことを聞くと考える人々です。

手嶋 そんな時代はとっくに過ぎ去ってしまった。にもかかわらず、歴史に対する認識が弱いため、時代が変わったことに気づかないのです。

p46

中国を喜ばせた石原構想

p54

佐藤 (略) トルクメニスタンは、ソ連が崩壊した後、永世中立国になったのです。

p201

手嶋 略 普天間問題は、自民党政権と外務官僚にも大きな責任があると僕は一貫して言ってきました。

佐藤 非対称同盟でいるメリットは、実は日本の方が圧倒的に大きいわけですからね。これが、対等のところで、我々が核武装して航空母艦を持つーーーこういう流れは良くないです。持つと使いたくなりますから。 

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抜粋したい箇所、書きたいことはもっとあるのですが、時間の関係上割愛させていただきます。

皆さん、実際に本を手に取り、外交問題について考えてみましょう。


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