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未完の放浪者

2014-03-19 09:00:03 | 日々雑感
未完の放浪者―魂の通過儀礼 (野本三吉ノンフィクション選集)
クリエーター情報なし
新宿書房

いま読んでいる本です。

今月いっぱいで退官なさる沖縄大学学長・加藤彰彦さんの自分探しの本です。

加藤学長は、たぶん横浜と沖縄の教育界では超有名な方、このところよくお名前を耳にします。私が初めてお名前を伺ったのは、加藤学長が沖縄大学長になられるということを横浜市立大学臨床心理学研究室で、川幡先生が話された時。

その後、映画「ひろしま」上映会の実行委員会でもお名前が出、つい最近、小林一平さんが「加藤さん・・・」と話されたのです。それまで私は、加藤学長のことは存じ上げず、沖縄と横浜にゆかりのある方なのだということで初めて検索してみました。

そこで分かった事実が、加藤彰彦沖縄大学長は「野本三吉」のペンネームで作家としてもご活躍ということ。

早速、市の図書館で検索し借りた本がこちらで、小林一平さんにお会いした時に小林さんが話されている「加藤さんはこの方ですか?」と確認しました。

と、私は18歳で沖縄を離れ、横浜には30年以上住んでいて、いちおう沖縄出身の英語講師と名乗って来たのに、横浜と沖縄で超有名な「加藤先生」を存じ上げなかったことは、やはりモグリ? 

この「未完の放浪者」の最初の方に、

「1964年4月、ぼくは大学を卒業すると同時に、横浜市内の公立小学校の教師となった。(中略)そして事実、教師生活は楽しかった。しかし、学期末の成績評価はきつかった」(本から抜粋)

とあり、わ~、こんなに偉い先生でも、同じなのだわ、と・・安心?

沖縄に関する本は、ホント数えきれないほど出版されていて、ちょこちょこ目を通すものの、ちょっと違うのではと思うものや、未だにそんな風に見ているのとか、沖縄出身関東在住者にとってはズレがあるように感じる著作も多いのですが、こちら加藤先生のご著書に関しては、読んでいて、ウチナンチュより、沖縄の歴史や風土、現状を捉えていらっしゃるように感じます。沖縄の複雑な重層構造や北部の基地被害に関しては、映画「標的の村」を観た時と同様にショックを受けました。

古き良き沖縄の素顔を、魂を感じたい方、それから沖縄の悲しい現実を的確に知りたい方はぜひご一読ください。

下記は加藤先生関連のサイトや記事です。 

http://www.okinawa-u.ac.jp/ (沖縄大学)

http://book.asahi.com/reviews/column/2011071702445.html (ブック・アサヒ・コム)

https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=64454 (沖縄タイムス)


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