Durham LIFE

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英語エッセイの書き方 ーイギリス大学院ー

2022-01-19 | 日記
みなさんは学部や大学院で「1500words で〜〜〜のトピックについて○月○日までに書いて提出しなさい」

という課題が出たらどうしますか?

私は、前学期で上手くかけたものの、今学期で締切間近になって四苦八苦してしまいました。
反省の意も込めてこのブログに書かせてください。どなたかの参考にもなれば幸いです。

※今回は社会科学や広く文系の課題に取り組むことを前提にしています。
※所要時間は私が1500wordsのエッセイを書くのにあたりかかった時間なので目安としてご参照ください。

ステップ0:スケジューリングと必要な文献探し(所要時間:2時間)
まずは締切までに余裕を持って提出できるようにスケジューリングしましょう。
人によるかもしれませんが、1000-1500words くらいのエッセイはとても1日や3日では終わりません。
私の場合は1週間弱かかりました。(きちんとやれば2週間かかります。)
スケジュールの組み方は以下ののステップを参考にしながら立てましょう。
またこの段階で、大体どの文献を読むことになるのか、与えられた質問に沿ってその答えとなるような文献を探す時間にしましょう。

ステップ1:トピックについて学ぶ(所要時間:最大3日)
エッセイクエッション(課題の質問)をよく読み、サラッとトピックに関する文献を漁って読み、メモする
エッセイクエッションに対する自分の主張がまだ明確にわからない時は、トピックに関する文献(本や論文)を一通り読みましょう。
これには1日〜2日かけてOKです。このとき、メモを取ることをお勧めします。目を通しているだけでは集中力もなくなりますし、
何より読んだあとすぐに忘れます。

ステップ2:thesis statement を考える(所要時間:30分)
Thesis statement はエッセイの中で一番重要な、著者の主張です。
つまり「私がエッセイで何を伝えたいか、自分は質問に対してどういう答えを提示するのか」という「主張」です。
例えば質問が、「AAはBBにポジティブな影響を与えたか、ネガティブな影響を与えたか」だとしたら、
「私はAAはBBにポジティブな影響を与えたと思う。なぜならCCはDDだから」というのがThesis statement の一例です。

ステップ1で大まかにトピックについて知識がついていれば、自分は質問に対してAという答えを出すかBと言う答えを出すかは
わかってくるはずです。それに対しきちんと、「なぜ」と言う理由をつけましょう。

ステップ3:構成を考える・自分のArgument(主張)につながる文献を探す(所要時間:1日〜2日)
次に段落ごとに書く文章量を決めて、どの段落で何を書くのかをおおまかに決めます。
まずは自分の主張を構成立てて、段落ごとに分ける必要があります。
ここは少し難しいのですが、その際に、きちんと文献から引用をすることも意識する必要があります。
個人的な意見は、説得力に欠けるため、それを補う他人の意見が重要です。
そのため、このステップは最も時間を要することになります。急いでいなければ数日かけてもOKです。
ここに時間を割くほど、実際に文章にするときに短時間で書けます。
できれば、どの段落にどの引用をするのか、はっきりさせておくことを強くお勧めします。(以下例)

Body1: AA has had a positive impact on BB because CC is DD.
- example (citation from 文献1)
- explanation (citation from 文献2)
- example (citation from 文献3)

上記のように、文献の引用はドラフト段階ではコピペでもいいので(実際に書くときには剽窃になってしまうのでNG)
どの引用をどこに使うのか明確にしましょう。

ステップ4:文章を書きはじめる(所要時間:3時間)
ステップ3がうまくできていれば、あとはthesis に沿った内容を、各段落ごとに入れるべき文献をパラフレーズ(自分の言葉で言い換える)しながら
実際に自分の言葉で書いていきましょう。
このとき以下のことが重要になってきます。
★Argument は何か?私(著者)は何を最も言いたいのか。言いたいことは形を変えて何度も文章の中で出して良い。
 常に最初に掲げたThesis Statementに沿って文章を展開していく。

★文献はあくまでも自分のArgument (主張)をサポートするように使用する。
 文献主体の文章は、ある程度は評価されますが、それではエッセイを書いている意味(あなたはどう思うかと言う答え)がありません。
 第一に自分の主張、第二にその主張の説得力を上げるための文献引用、の順番を間違えないようにしましょう。

★各段落の最後の一文はSo What sentenceとも言われるようですが、「この段落で結局何が言いたかったのか」と言うことを
 まとめる形で書きます。それができればさらに、「次の段落では〜を言います」を加えると良いでしょう。

ステップ5:見直す(所要時間:30分)
書いた文章を見直しましょう。いくら期限が近づいているとはいえ、見直しを一度もしていない文章を人に送りつけて読んでもらうのは
失礼な態度にもあたります。あくまでも読んでくださる方の立場を踏まえて、客観的に見直しましょう。
具体的には、自分の主張はあるか、それをきちんと論理的に説明できているか、文法や文の構造に間違いないかをチェックしていきます。
それでも不明なところはマーカーなどつけておいて提出前に他人にアドバイスをもらうのも良いでしょうし、
締切間近なのであれば、どうにか自分で調べて最大限「適切」な文章にして提出すれば後悔もないかと思います。

どなたかの、課題に取り組む際の参考になれば幸いです。
そして私の課題の評価が1点でも向上することにつながれば幸いです(笑)


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