まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

城東貨物線をたどって歩く 蒲生~野江

2009-04-23 01:48:44 | 鉄道風景
近場でお気軽に・・・と歩き出したが鴫野で廃川跡にハマってしまい、
気を取り直して、さぁ、今度こそ城東貨物線。

学研都市線から分かれる部分。こちらの貨物線は単線だ。


この桁は、鯰江川を渡るもの。アスファルトを水面と思えば川の雰囲気そのまま。


しかし、たいていの都市河川がそうであるように、この川ももともとはもう少し幅が
広かったようだ。それは桁の横あたりを覗いてみると分かる。
煉瓦の橋脚は水切りになっており、その奥に橋台があるので、今の道路幅よりも
片側で10mほど川幅が広かったのではないか。
城東貨物線の吹田~放出間は昭和4年に開業している。
鯰江川の埋め立て完了は昭和49年と比較的遅い時代であり、それまでに幾度か
改修が重ねられたのだろう。


鯰江川の土手道の踏切の脇に、びっくりするほど天井の低い通路がある。


これは入口での目の高さである。私の身長は160cm弱なので、どれほど低いか
分かってもらえると思う。
普通、路面をもう少し掘り込むんじゃないか?そもそもすぐ横に踏切があるのに
なぜ無理して通路を作らねばならないのか??・・・謎。
もともと水路だったとか?


さてもう少し歩くと、鴫野から淀川貨物駅方面へ分岐していた廃線跡の築堤が残っている。
鯰江川の堤防から下ってきた築堤は、フェンスを境に「蒲生二ふれあい公園」となり、
そこから1号線までの間はプロムナードになっている。


フェンスの向こう側を覗いてみると、草むした築堤がそのまま残る。
その向こう側は現役の城東貨物線の線路。


一号線を越えるガードは古めかしい。


このあたりはずっと貨物線のすぐ脇に道はなく、右に出、左に出、しながら線路を
取り巻くように歩く。
貨物線の西側の住宅の間を北へ進んでゆくと・・・・
なんか、正面に崖みたいなものが。。。うわっ、なんじゃあれは!?


うわ~~~!
これもまた、吹田方面から淀川貨物駅方面へむかう線路の廃線跡だ。
住宅地の中に突然現れた、築堤の断面。


時代に取り残されたような、三角形の森。子供には格好の遊び場じゃないか。
むかし私が小さい頃はこういうわけ分からんやぶとか残っていたなぁ。
なんだかとても懐かしい気分になって、ひとり築堤の上に上って佇んだ。


「おおさか東線」が新大阪まで延びたら、こんな空間もなくなってしまうんだろうなぁ。


この桜も。


続く


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
近畿車輛って (ぷにょ)
2009-05-10 03:27:45
工場ですか?
それは知りませんでした。
ところで貨物列車は夜も走っているんですね。
闇の中から突如現れる貨物列車、見てみたいです。
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Unknown (淡路人)
2009-05-03 22:00:41
赤川鉄橋を通っていけば近畿車輛まで自転車でも
いけますね。
返信する
貨物線は (ぷにょ)
2009-04-26 10:02:18
近くにありながら新鮮な風景が見つかる
楽しいとこですよ~

18きっぷでは乗れませんが(笑)
返信する
近場に。 (yume)
2009-04-24 08:29:23
近場にいいものがいっぱいある。
ここなら、青春18切符を待たなくても。。(笑)

始めての遠出はここにしよっかなぁ。。
返信する

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