まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

旧武藤山治邸(旧鐘紡舞子倶楽部) 2F

2020-06-08 22:05:07 | 建物・まちなみ
2019年の旧武藤山治邸の続き。

1階の階段ホール、というか、ここが北側の玄関から入ったところのエントランスホールである。


エントランスホールに降りてくる階段の脇に、あのステンドグラスの窓がある。明るい外光を受けて鮮やかに
浮かび上がるステンドグラス。とてもきれいなので複製品か分解修理されたもののように見えるな。


玄関ドアにはまっているガラスも、複製品かな?面格子とガラスの模様とが重なって面白い効果となっている。


さて、2階へ。




こちら2階の貴賓室は、その名の割にはシンプルだが、、、窓からの眺めは最高!


目の前は明石海峡!!淡路島がすぐそこだ。


南西の角が落とされていて小さな三角形のベランダが作られている。


ここは明石海峡大橋を眺める特等席だ。橋ビュー!


2階の広間。大柄の壁紙が華やかな雰囲気。


ここのマントルピースは白い大理石製。


書斎は中へ入れないもののドアは開放されていて入口から見学できた。1600冊もの本や美術品が
置かれているため厚手のカーテンが引かれ昼間なのに薄暗い。


しかし植物柄の壁紙が貼られ、床にはオリジナルと思われる擦り切れた絨毯が敷かれたこの部屋は、この建物内で
いちばん生活感があるというか、人間味を感じられる部屋だ。
建物の保存にあたり、インテリアファブリックも古いからと言って安易に新しいものに取り替えないほうがいい。
布類はまさに服のようなもので、当時の空気、住んでいた人々の気配まで発せられる気がする。


お庭へ出て建物をいろんな角度から眺めてみる。




このお立ち台のようなバルコニーは本当に独特だな!パーティのとき広間からバルコニーへ出て、月明かりの下
皆でワインなどを飲んだのだろうか・・・いいなぁ


南側の三角破風の妻壁に、玄関脇のステンドグラスと同じ形の窓が開けられているな。しかしあそこは
屋根裏なので、中からは見れない。。


あの三角形のベランダ、外観上もポイントになっている。


あぁ、移築でも残されてよかったなぁ!

続く

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