鯖江続き。
歩いていたらなんかすごいのが現れた!
モザイクだ!
ゆるやかな凹面を描く外壁いちめんを鮮やかにいろどる抽象柄のモザイク!これは大作だぞ。
いったい誰の作なんだろう。
公民館の事務所の女性に聞いてみた。しかしわからないと・・・。休みの課長さんに電話して下さった。
なんでも、地元の洋画家大村さんという方の作品をモザイクにしたもので、昭和40年にこの鯖江公民館を
建てたときのものだとか。
その課長さん曰く、公民館ももう古くなり建て替えの話が進んでいるが、このモザイクをどうするかと
いう話でもめたりもしているらしい。活用の策も考えられているようで全部は難しいが一部だけでも
残したいという案も出ているそうだが、超有名アーティストの作ではないだけに全部を残さないと
一部だけでは意味がないように思う。
鯖江を故郷とする人々の脳裏に焼きついた絵ではないか。
人々が日常的に接する公共空間に、郷土作家の作品や地場産業の技術の粋を極めた作品を飾るというのは
郷土愛を育む意味でも素晴らしいことだと思う。
一つ一つのタイルも味わい深い。
コンクリートの枕木を再利用した柵は福井鉄道のもの。
坂の随所に美しい石垣がある。亀甲積みがよくみられる。
また家々の基礎や外構部に使われている青い石は笏谷石といって福井県で産出する凝灰岩で、
昔から鯖江で石と言えば笏谷石というぐらい、お墓や塀などいろんな用途で多用されてきたそうだ。
※この写真は笏谷石ではない。
笏谷石のことを教えてくれたのは、この旧鯖江地方織物検査所、現さばえ現代美術センターでちょうど
展示をされていたアーティストの方。
この建物は1935(昭和10)年築の木造2階建。あまりよく知らなかったが、鯖江はメガネが有名だが
繊維産業も盛んだったらしい。近代に福井県は「人絹王国」と言われたほどレーヨンの産地として栄えたといい、
それを伝える建物である。
内部は1Fは展示スペースとして壁は内張りされているが、カウンターと金庫の基礎が残っている。
2階は展示のバックヤードとしていろんな資材や道具が置かれていたが、比較的そのままの状態を保っている。
ギャラリーなどに転用されている建物では、建物自体を見てばかりで展示作品を見ないのは失礼と思うが、
このときの展示は興味惹かれるものであった。「イカロスアート」と名付けられたそれは、一見小石に
釉薬をかけて焼いたものと見えるが、実は巨大レンズで集めた太陽光を石に当てることで溶かしたものだとか。
2000度の温度で焼かれた石はいわばマグマのように液体となり流れ出す。もちろん石の種類によって
構成される成分が違うのでガラス質のしずくは質感も変わり、濃厚で金属光沢をもっていたり比較的
さらっとしていたりと面白い。こないだ「石のはなし」という本を読んだところなのでタイムリーだった。
1Fの小部屋も開けて見せてもらった。この天井はパネルっぽい。
mayumamaさんのブログに載っていたものと似ているな。
これも鉄板なのだろうか。
写真屋さんのおしゃれなイニシャル入りらんま。ここのご主人が自らデザインされたのだろうか。
さてそろそろ帰ろう。鯖江はなかなか楽しかった。
弧線橋と木造のホーム上屋の残るこじんまりとした鯖江駅から敦賀行きに乗って、敦賀から新快速で
2時間。
あぁ、やっぱり乗りっぱなしで2時間はつらいなぁ。。。歳のせいか(苦笑)
歩いていたらなんかすごいのが現れた!
モザイクだ!
ゆるやかな凹面を描く外壁いちめんを鮮やかにいろどる抽象柄のモザイク!これは大作だぞ。
いったい誰の作なんだろう。
公民館の事務所の女性に聞いてみた。しかしわからないと・・・。休みの課長さんに電話して下さった。
なんでも、地元の洋画家大村さんという方の作品をモザイクにしたもので、昭和40年にこの鯖江公民館を
建てたときのものだとか。
その課長さん曰く、公民館ももう古くなり建て替えの話が進んでいるが、このモザイクをどうするかと
いう話でもめたりもしているらしい。活用の策も考えられているようで全部は難しいが一部だけでも
残したいという案も出ているそうだが、超有名アーティストの作ではないだけに全部を残さないと
一部だけでは意味がないように思う。
鯖江を故郷とする人々の脳裏に焼きついた絵ではないか。
人々が日常的に接する公共空間に、郷土作家の作品や地場産業の技術の粋を極めた作品を飾るというのは
郷土愛を育む意味でも素晴らしいことだと思う。
一つ一つのタイルも味わい深い。
コンクリートの枕木を再利用した柵は福井鉄道のもの。
坂の随所に美しい石垣がある。亀甲積みがよくみられる。
また家々の基礎や外構部に使われている青い石は笏谷石といって福井県で産出する凝灰岩で、
昔から鯖江で石と言えば笏谷石というぐらい、お墓や塀などいろんな用途で多用されてきたそうだ。
※この写真は笏谷石ではない。
笏谷石のことを教えてくれたのは、この旧鯖江地方織物検査所、現さばえ現代美術センターでちょうど
展示をされていたアーティストの方。
この建物は1935(昭和10)年築の木造2階建。あまりよく知らなかったが、鯖江はメガネが有名だが
繊維産業も盛んだったらしい。近代に福井県は「人絹王国」と言われたほどレーヨンの産地として栄えたといい、
それを伝える建物である。
内部は1Fは展示スペースとして壁は内張りされているが、カウンターと金庫の基礎が残っている。
2階は展示のバックヤードとしていろんな資材や道具が置かれていたが、比較的そのままの状態を保っている。
ギャラリーなどに転用されている建物では、建物自体を見てばかりで展示作品を見ないのは失礼と思うが、
このときの展示は興味惹かれるものであった。「イカロスアート」と名付けられたそれは、一見小石に
釉薬をかけて焼いたものと見えるが、実は巨大レンズで集めた太陽光を石に当てることで溶かしたものだとか。
2000度の温度で焼かれた石はいわばマグマのように液体となり流れ出す。もちろん石の種類によって
構成される成分が違うのでガラス質のしずくは質感も変わり、濃厚で金属光沢をもっていたり比較的
さらっとしていたりと面白い。こないだ「石のはなし」という本を読んだところなのでタイムリーだった。
1Fの小部屋も開けて見せてもらった。この天井はパネルっぽい。
mayumamaさんのブログに載っていたものと似ているな。
これも鉄板なのだろうか。
写真屋さんのおしゃれなイニシャル入りらんま。ここのご主人が自らデザインされたのだろうか。
さてそろそろ帰ろう。鯖江はなかなか楽しかった。
弧線橋と木造のホーム上屋の残るこじんまりとした鯖江駅から敦賀行きに乗って、敦賀から新快速で
2時間。
あぁ、やっぱり乗りっぱなしで2時間はつらいなぁ。。。歳のせいか(苦笑)
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