まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

またまた、多治見へ。

2018-12-02 23:54:57 | ディテール
瀬戸からの続き。

多治見へ戻り車を返したあと、まちかどの近代建築探訪MLの人たちと夕食ご一緒して楽しい夜を過ごした。
翌朝はゆっくりめに出発。午後からモザミューのギャラリートークに参加する予定なので、それまで
多治見を散策するつもり。


もう何度も多治見に来ているのになぜか今まで見たことがなかった有名物件、旧布袋湯を見に行く。
路地を入ったこんなすぐのところにあったなんて。木造3階建の大きな建物。


おぉ、赤いクジャクのタイルが、横一列に並んでいる!淡い色のタイルの上にくっきり赤いライン。


この柄はシンガポールでは見飽きるほど見たが、日本では見かけたことがない。シンガポールのはベルギー製
だったがこれもそうだろうか。日本のメーカーがコピーして作っていたらもっとまちなかで目にしても
いいはずなので、おそらくこれは輸入品ではないかと思う。日本製でアールヌーボーデザインは少ないだろう。


中央の壁も近寄って見るとハート型のモザイクタイルが使われていてカワイイ!!


この部分は目地も汚れていなくてとても状態がいい。近年貼りなおされたのだろうか?


入口の前にタイル敷きの床が残っていた。ここはもともと壁に囲まれた靴脱ぎ場だったと思われる。
もしかしたら、靴脱ぎ場の外壁にもクジャクのタイルがぐるっと回っていたかも!?


多治見の他のお風呂屋と同様、ここ布袋湯もまた廃業してかなりの年月が経っているように思われる。
さていつまで、残っているか。多治見温泉衛生湯と、3軒まとめて、内部の見学会をやってほしいなぁ。


ついでに周辺もうろつくと、レトロな喫茶店が並ぶ通りがあった。


お城のようにデコラティブな喫茶店「K」。


模様の入ったレトロなモザイクタイルが。


モザイクチップタイルの使われた元美容院らしき建物も。




バスの時間までのんびりうろうろしていたら1本逃してしまったので(汗)、去年の12月に来たとき、
夜歩きで発見したタイルをもう一度明るい状態で見に行こう。


おぉ、やっぱりきれいだな!!海のように青く透明な釉薬がたっぷりと溜まっている。


建物は全く魅力に乏しいがここだけ、何でこんな素敵なタイルが貼ってあるのか・・・もしかして
もともとはこのタイルが全面に貼りつくされていたとか・・・!?


古い木造の町家が残る一角もあった。こんな家の中にはびっくりするようなタイルが眠っていたりして・・・




タイルを見ながらうろうろしていて気づいたらまた次のバスも逃しそうになって、バス乗り場へダッシュ!!




続く。
コメント
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