まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

八代のまちを爆走

2015-10-29 00:13:55 | 風景
日奈久温泉からの続き。

旅ももう終盤。帰りは熊本空港から帰るので、ここ八代からなら空港行きの直通バス「スーパーばんぺいゆ」
が発着しており楽ちん。ちなみにばんぺいゆというのは熊本特産のかんきつ類の名前。

八代といえば、八代亜紀(笑)。昔から名前はおなじみの工業都市だが、意外なことにこんなかわいい
木造駅舎だった。もちろんこちらはJRの駅。肥薩おれんじ鉄道の駅はホームこそJRの間借りだが
今っぽい小さな駅舎がこの横にあった。


八代のまちはかなり広くてつかみどころがない。とりあえず駅前の自転車屋さんで自転車を借りよう。
観光案内所もなくまちの地図も入手できないまま、とりあえずお昼ごはんを食べたいと
繁華街のあるあたりを目指して川沿いを走り出すが・・・遠い(汗)
ようやく本町あたりまで来て堤防からちょっとまちの方へ入り込むと、こんな段差と石垣が。


ゆるやかにカーブした石垣はまさしく川跡だな。いろんな積み方、質感の石垣が見られる。


主に下の方に大理石らしい白い石が見える。このあたりも大理石が採れるのだろうか。


いい感じの坂道!坂の上が旧土手道で、その向こう側が川だったのだろうと想像する。
後から地図を見ると確かにそのようだ。


ごはんを探しながらうろうろ。。。たまたま見つけた「さわだ亭」というお店に入ってみたところ
とてもおいしい!!店内もセンスがいいのに気取っておらず店員さんも人懐っこい感じ。
大阪から旅行で来てたまたま見つけて入ったと言うととても喜んで下さった。
聞けばつい先日オープンしたばっかりなのだとか。珍しくいいお店を見つけたものだ!

おなかも落ち着いたし、探索再開。いくつかある近代建築も電車の中でチェックしておいたので
まずは、シャルル聖パウロ修道院記念館。明治期のベランダコロニアル風の建物だが、
移築なのだろうか、まちなかに唐突な感じで建っていてすっかりきれいになっている。


近代建築ではないかもしれないが、古い板張りの工場建築も。緒方印刷所。




お屋敷も。このあたりもう少し何かありそうな雰囲気なのだがこの程度しか見当たらない。


このあたりでも鉱滓レンガが使われているな。


まちの中心部にある八代城跡。ほぼ正方形の敷地に堀と石垣が残り、まさにオアシスのようである。


ここの石垣にも大理石らしい白い石が見られた。下の方に積まれているのはどういう意図だろう。
それともこの石垣、洗いをかけたら全部白い石なのだろうか!?それは壮観だろうな!


松浜軒という庭園を見に行く。入場料を払って入るが、建物の中は公開されていない。ちょっとガッカリ。
しかし美しいお庭で、ガイドさんが説明もしてくれる。


旧熊本藩八代城主松井直之が母のために建てたお茶屋で、自然の沼地を取り込んで作られ、
球磨川から水を引き込んだ池泉庭園。




前川にかかる橋はよく見たらワーレントラスにアーチが乗った、ちょっとかわった形。
さてこれを渡り中州の島を越えて、また延々走って行く。


続く。

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日奈久のまちをうろつく

2015-10-27 01:35:46 | 風景
日奈久温泉の続き。

日奈久の温泉街は古いだけあって、ちくわ屋さんや飲み屋、ラーメン屋、大小の旅館がひしめいており
近くに港もあるなど、散策も楽しいところである。




すがすがしい朝食後の散歩。・・・実は金波楼でクレジットカードが使えず、現金を補充するため
夜にチェックしておいた郵便局のATMへ取り急ぎ直行したのだ。情けない・・・(苦笑)




日奈久温泉の旅館はいずれも昭和全開で、泊まってみたいところがたくさん。
ネット情報によると、泉屋旅館や新湯旅館や鏡屋旅館など部屋も内湯もかなりレトロで、入ってみたいが
駆け足ではもったいない。。。3泊ぐらいして宿のハシゴするべきか(苦笑)


外湯もいくつかあり、まちの中心部に建てられた温泉センター「ばんぺい湯」の他に、
こじんまりした松の湯、東湯がある。西湯というのもあるのだが休業中で、営業再開は未定とか。

松の湯は外観はこぎれいになっているが、翌朝入ってみたら内部は古いままで、脱衣所と浴室が
一体となった構造や、ペンキを塗り重ねた柱や湯気抜きもそのままで、思いのほかよかった!

まちの裏手に温泉神社があり、上るとまちが見晴らせる。しかし、急な石段はかなりしんどい・・・




まちなかを歩くと古い蔵や、旅館の壁になまこ壁や張り瓦が目に付く。


なまこ壁がひときわ美しいこの建物は修繕中。まちのランドマークとして活用されるんだろうな。




観光案内所も入り多目的ホールや舞台を備える「日奈久ゆめ倉庫」という施設にも、この張り瓦がある。
このあたりは港の埋立地に倉庫が建ち並んでいたらしく、旧農業協同組合日奈久支所倉庫だったものを
一部部材再利用して作ったのだとか。もとの倉庫の写真を見ると張り瓦も当時からのデザインだった
ことがわかる。
そしてこの裏手にあるのが、赤レンガ倉庫。


おりやと書かれた細い路地を入って行くと赤レンガ倉庫の入口がある。
小さな倉庫だが壁も屋根も改修されておらず、床はたたきなのでさらに「そのまま感」が強い。




日奈久港から荷揚げされた荷物を保管し、また冷蔵庫の普及していない時代には保冷倉庫として
使われたのだとか。


抜けて来た細い路地はおりや(織屋)の軒下。おりやは俳人種田山頭火が泊まったという宿で、
全国で唯一現存する木賃宿の建物なのだとか。内部も見ることができる。


幅1間の通り土間沿いにこちらも幅1間の畳敷きの部分があり、奥にはたたきの炊事場がある。
土間から急な階段で上がった2階が泊まる部屋のようだ。
雑然としていて今も実際に人が泊まっていそう。路地裏の木賃宿の暮らしが想像でき興味深い。


続く
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日奈久温泉 金波楼

2015-10-26 00:26:53 | 風景
日奈久の続き。

今宵の宿は日奈久温泉の金波楼。
若かりし頃はバックパッカー時代もありこれまでは激安小市民旅行を楽しんできた私であるが、
いい宿に泊まることを覚え、LCCで節約し昼食を抜いた分(苦笑)、宿でリッチな気分を
味わうという、大人な(?)旅もしているのだ。とは言っても、外資系ラグジュアリーホテル等は
興味なく、クラシックホテルや文化財旅館など、1泊1万数千円レベルまでであるが。
その他に、迷路宿シリーズなど(笑)、宿泊も旅の楽しみ。

日奈久温泉駅前にはちくわ屋しかなく(笑)、温泉街は駅前の国道から細い道へ入って5~6分歩く。
いい具合にうねった道は薩摩街道で、味噌屋さんやなまこ壁の建物など、開湯600年の歴史ある
温泉へ向かうアプローチとして気分を盛り上げてくれる。旅館街に入った頃にはもうとっぷり日が暮れていた。

あぁ、これか!木造三階建の老舗旅館は入口の扉を大きく開き、◯◯様と書かれた黒板には
私の名前もあった。今日はここに泊まるんだな。ワクワクする!




日奈久温泉が発見されたのが1409年で開湯600年以上、藩営温泉ともなっていた由緒ある温泉。
そして金波楼は1910(明治43)年に開業して今年で105年!木造三階建の本館と大広間棟と
正門及び壁が登録有形文化財になっている。金波楼の名前は、八代海に沈む夕日に映えた金色の波が
展望できたことに由来している、という。


通された部屋は踏み込みと次の間がついた8畳間。豪華ではないが古く落ち着いた部屋。


荷物を置いたらさっそく館内を探索しよう。


廊下や階段は電球の光であめ色に光り、何ともいい景色。




お風呂場の手前には廊下に面した手洗い場が。ぬおっ!!


一段下がった手洗い場の床には、、、青い銅板転写タイルがふちにぐるりとめぐらされ、中央部は
市松状に四半張り。何て素敵な手洗い場だろう・・・


市松の白い部分には花形のタイルがはまっているが、よく見るとストレートエッジの白いタイルを
一部切り欠いているように見える。割ってしまうことなくこんな風に切り込みを入れられるだろうか??


お風呂は温泉だがきれいに改修済みで、泉質もやっぱりちゃんと管理されているんだろう、あまり
インパクトがなかったのは残念。


翌朝、朝食後にもう一度うろつく。


昨日は見なかったギャラリーの部屋の壁にこんなレリーフが。マリア様!?


日中に見ると夜の風景とはまた全然違うな!お庭の緑がまぶしい。




フロントのある方の土間には、あのタイルが!聞いてみると、改修時に外したものを埋め込んだのだとか。
昔はもっとあちこちに使われていたんだろうな。


現在金波楼の裏は広い駐車場になっているが、元々は裏の道路まで一区画全部がお庭だったのだろうか。


続く。
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モノレールで行く、津奈木温泉

2015-10-24 10:49:33 | 風景
鹿児島からの続き。

川内高城温泉からタクシーで駅まで戻り、再び肥薩おれんじ鉄道に乗ってシーサイド風景を楽しみながら
次の目的地へ。本当は阿久根で途中下車してお昼ご飯に海鮮を食べようと考えていたのだが、
川内高城温泉のアクセスで手間取り時間があまりない(汗)。先へ進もう。


途中の駅の花壇にかわいいキャラが。6種類のみかんをモチーフにしてあるんだな。
肥薩おれんじ鉄道のマスコットキャラクターらしい。→おれんじーず
流行りの「ゆるキャラ」っぽくなくてシンプルなのがいい。


途中にはツルの飛来地で有名な出水や、水俣など大きな町もあり、まちの散策もしたいが、またの機会に。。






さて降り立ったのは津奈木駅。ここにも温泉があるのだ。


駅舎を出ると、おや、何これ?地面に模様が・・・
数人の人がバーナーで地面をあぶりながら白い模様を描いている。


画家の浅井裕介さんが行っている「つなぎの根っこ」というワークショップらしい。
白線の溶融ラインの材料を使ったアートだという。

こういう、駅本来の雰囲気を壊さず建物を傷つけずセンスのよいアートならいいね!

さて温泉は駅から10分ほど歩いたところにある。前日とは打って変わって日焼けしそうなほどの日差し。。。
これは向かいにあった古い農業倉庫?


おっ、あれか。つなぎ温泉四季彩。一見道の駅かレストランのような建物だが、裏の岩山の方へ
レールらしきものが伸びているのが見える。昨日仕入れた資料で、モノレールで上る温泉があるというのを
見つけたので、急遽組み込んだのだった。




建物に入ってお金を払い、モノレール乗り場へ。
うわぁ、これがモノレール!?60度はあろうかという急勾配のレールに、ちょこんとくっついた四角い箱。


係の人が同乗して、上へ。おおぉ~、横移動よりも縦移動の方が大きい。
モノレールというより、ケーブルやロープウェイさながらの車窓風景。

あ、わかった。これは大型のみかん山モノレールだな!

2分ほどで上に到着。帰りはボタンで呼んでください、と言って係の人はまたモノレールで降りて行った。
岩山の上には小さな脱衣所と露天風呂が!ここなら泥棒の心配もない(笑)


お湯は鉄分を含み少し濁っていて、湯口に成分がこびりつく濃い温泉。かけ流しで適温なのがうれしい。
しかもこの見晴らし、最高だね!・・・但しこの日の日差しでは長く浸かっていられなかった(汗)


つなぎ温泉四季彩の前にある小さな川には石橋が架かっている。この橋について帰りに受付で尋ねようと
思っていたのだが、出たのが結構ギリギリになってしまい、すっかり忘れていた(苦笑)


ちなみに、ここからすぐ近くにあるつなぎ美術館から舞鶴城公園までの間もモノレールが通っている。
こちらはもう少し距離も長く道路も横断して岩山の上まで上るらしく楽しそう!!
乗ってみたいところなのだが、時間が・・・(涙)

続く
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タクシーで乗りつける、川内高城温泉

2015-10-19 23:27:51 | 風景
鹿児島の続き。

湯之元温泉から移動して川内高城(たき)温泉に向かう。ここは何かに載っているのを見て
どうしても来たかった。・・・しかし交通の便が悪い。
車で20分ぐらいかかるので徒歩は無理、バスもいい時間にないし、ニコニコレンタカーもない(苦笑)。
現地に行けば何らかの手段があるかと最寄り駅の西方駅まで行ってみるが、何にもなく途方に暮れ・・・


駅前にタクシーもいない、仕方なくタクシーを呼んで2千円以上かけてやってきたのだった。。。




温泉津温泉を思い出させる一本道沿いに旅館や商店が並ぶ。うわぁ、、、ひなびた雰囲気。いいなぁ。


目当ての共同湯はこの趣・・・たまらないね!!いったいいつから変わっていない風景なんだろう。


お隣の双葉屋さん。やっているのかな??
温泉街の規模はそれほど大きくなく、旅館が建ち並ぶのは2~300mぐらいだろうか。
この先はもうただの田舎道。




「西郷隆盛翁隠棲御滞在之家」の碑は少し奥まった民家の前にあったもの。西郷さんって歴史上の
人物でなく実在の人だったんだなぁ(笑)


さて、もったいぶって先に温泉街を一通りうろついていたが、そろそろ共同湯に入ろう。
ガラッと引き戸を開けてはいると、中に廊下があって男湯と女湯の暖簾が。。。


そこから入ると・・・これよ、この飾らなさ!いいなぁ。


無色透明でまるで水風呂のように涼しげな見かけとは裏腹に・・・熱い、熱い!熱すぎ!!
さっきの田之湯温泉は熱くて浸かって10秒も我慢できなかったが、ここはさらに熱く、
浸かることすらできない。タイルの上に座ってお湯を汲みつつバシャバシャかぶるのみ・・・


しかしこれがとろとろすべすべで極上のお湯なんである!!


川内高城温泉は鎌倉時代の文書にも記され、鹿児島県内でもっとも古くから知られている温泉だという。


ところで「お金を払って入浴の事!」という貼紙がしてあったが、無料入浴する人がいるんだろうか。
こんな素敵な温泉に200円で入らせてもらえるのだから、必ず料金を払って感謝して入りたいね。


帰りのタクシーの時間まで少しあるので裏山の神社に上ってみたら、旅館の屋根がよく見える。


共同湯の反対側のお隣のうめや旅館さんはずっと敷地の奥までいくつも建物が続いているのがわかる。
おそらく迷路宿に違いない。日帰り湯で中へ入ることができないかなぁ。。


表へ行ってみたが開いておらず、誰もいなかった。。。


往復ともバスの時間が合わずタクシーしか手段がないとは・・・(苦)
しかしだからこそ、あの雰囲気が残っているんだろうなぁ。。

続く
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湯之元温泉で共同浴場をハシゴ

2015-10-18 23:54:22 | 風景
鹿児島の続き。

鹿児島中央駅から川内行きの鹿児島本線で揺られて旅気分。伊集院、市来、串木野など、
地図でしか見たことのない地名が目に入ってくると、あぁ遠いところに来たなと旅情を掻き立てられる。
旅気分にひたり始めたのもつかの間、一つ目の目的地に早くも到着。湯之元温泉。
ホームに降り立つと・・・うわぁ、何これ?デイゴかなぁ。
燃えるような赤色の花びらが木の下一面に。ちょうどその木の生えている前のドアから降りたことで
なんとも南国らしい風景が出迎えてくれた。


しばし温泉のことも忘れて、その印象的な風景をカメラに収めるべく撮影を。。




さて、駅を出たら・・・うわ、ここも再開発かぁ。駅前はガラン・・・ズドーンと広い道路を整備中。
ほんとにここにひなびた温泉があるのか??


ちょっと不安になりながら歩いていくと、この看板。確かに温泉街はあるようだ。
目指す共同浴場の名も載っている。


看板の誘導にしたがい細い道へ入って行く。温泉街というよりもひなびた商店街。ポツポツと
お店がある。どこへ行ってもお花がきれいで、やっぱり5月は季節がいいなぁ。


まだ時間が早いのでちょっとまちなかを散策。昔は温泉宿だったであろう建物が今は廃墟になって
いたりして寂しい。。。昔はもっと賑わっていたことが感じられる。


実際、あとでお風呂に入りながら地元のおばちゃんから聞いたところによると、昔は花街として
多くの人が訪れ賑わっていた場所なのだそうだ。






この共同浴場「元湯・打込湯」は、その名の通り異なった2種類の源泉に入ることができる。
女湯だと左側(多分打込湯)はちょっと鉄分を含んでる感じのさっぱりしたお湯で、右側(多分元湯)の方が
硫黄の香りでつるつるする感じで気に入った。しかし・・・どちらも熱い!!元湯の湯口で46.7度とか。

元湯は硬水・打込湯は軟水といい、どちらも源泉かけ流しなのだが、一緒になった地元のおばちゃん曰く、
湯の花を嫌がる人もいるので今は源泉を濾しているのだとか。ええ~っ!?もったいない!!
また、飲めるのか聞いてみたところ、可能とは書いていないが昔から皆飲んでるよ、との話。
硫黄の香りがしておいしい。

裏手に温泉神社があるらしいので上ってみよう。


ここに建てられている温泉記念碑によると、この湯之元温泉は1640年(寛永17)年頃に発見され
廃藩置県までは島津藩の直営だったのだとか。


今もいくつかの宿があり、ほんとに静かな滞在ができそうだ。


さぁ、ゆっくりしたが次の電車の時間まで少しある。もうひとつ共同浴場があると聞いたので
ちょっと見に行ってみよう。


これか。田之湯温泉。う~ん、気になるなぁ。・・・でもゆっくり入っているほどの時間はない。
どうしようか。。。えいやっ、偵察だけでも。


ドアを入ってみると、うわ・・・いい雰囲気。さっきのところは観光客も割と来ているようで
フロント式だし比較的こぎれいにされていたが、こちらは地元の人の日常感が強い。
これは入らずにはおれないだろう・・・ダッシュで入る(苦笑)
すごくいいお湯!!つるつるとろとろ、硫黄の香りも強い。むしろこっちの方がインパクトがある。
しかし・・・熱い!!熱すぎ!!少しも浸かっていられず、汲んでかけて・・・(汗)
500mlのペットボトルを無理矢理空にして汲んで帰る。


田之湯温泉の滞在時間約10分・・・急いで駅へ向かうが、元湯からもさらに離れているので5分では
戻れず、途中から小走り!熱いお湯のハシゴでちょっと疲れているのに走って、汗だくに(苦)。
何とか間に合った。ゼイゼイ・・・


続く。
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鹿児島のまちなか風景

2015-10-15 23:48:18 | 風景
鹿児島の続き。

近代建築めぐりを終了したあとはちょっとまちをうろうろ。。。
「克灰袋」置き場は鹿児島らしい風景。旅行者には物珍しくても、毎日灰と共に生活するのは
大変だろうな・・・それとも雪国の雪かきのように、毎日の習慣になっているのだろうか。


魅力的な名山町商店街の入口が。。。


現役なのだろうか??ちょっと入ってみよう。


おお・・・ディープ。アーケードを抜けた先には軒がふれあいそうな細い路地に、玄関ドアや店舗の入口、
植木やら自転車やら。。。生活のにおいがぷんぷんする濃密な空間。


傘をさして歩いているといろんなものに当たる(笑)。






鹿児島は大分・熊本と同じく火山帯にあるのでほんとに温泉が多い。今回もちろん温泉も目的の
ひとつだったが、行きたい温泉がありすぎて迷う迷う・・・


本格的な温泉めぐりは明日からとして、鹿児島の温泉入り初めはまちなかの温泉銭湯、霧島温泉から。


あぁ、さっぱり!


翌朝はすっかり雨も上がっていた。川内方面行き列車の時間に合わせて早めに行動開始。
歩いて鹿児島中央駅へ向かう。交差点にこんな浴槽(?)があるのも面白いな!!




九州新幹線の終着駅である鹿児島中央駅は近代的なターミナルビルと広々した駅前ロータリーが整備済み。
再開発済み駅のはたいがい旧来のまちとの連続性がなく、親しみに欠け身近でないように感じてしまう。
しかし鹿児島中央駅の西側にぽっかり口を開けている一番街商店街は、入口の角地にむか~しながらの
土産物屋が数軒並んでいて、うなるほどレトロ(笑)。いいねぇ~~!こういう、まわりがどう変わろうと
揺らぐことなくわが道を貫いている、こういうエリアが駅の近くに残っていることが愉快だ。


さて、鹿児島中央駅から国鉄型の気動車に乗って、温泉に入りに行こう。

続く。

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台湾 猴石同の産業遺産

2015-09-20 03:38:07 | 風景
台湾の続き。

平渓から戻って猴石同(石へんに同)駅で下車。
ここはこれまで何度も通ったことがあるが、車窓から見える工場の遺構がずっと気になっていた。
結構観光客がいるのも見え、いつか訪れたいと思っていたのだった。


駅前は両側に売店のような古いお店があり、正面はもう工場の門である。
しかしやたらと猫がはべっている。実はこの駅は猫スポットとしても有名らしい。
駅の跨線橋に置いてあったトイレで猫がちゃんと用を足していた(笑)。しつけられているのか。


門を入るといきなり崩れかけた施設の遺構が。柵をしてあるところを見ると、見学用に保存
されているのか。地面にはレールの跡もある。台鉄の貨車がここまで入ってきたらしい。
正面にあった建物は、整炭工場倉庫と事務所だった建物で、現在は旅情報センターとなっている。
案内板によると左手の広場には選炭工場があったそうだ。


駅から見える「産煤裕国」の文字は、すごいインパクトである。
石炭産業が国を豊かにする、というような意味だろうか。


そしてこの橋。ここを人が歩いて渡っているのを何度も見ているが、どこから上るのだろう?


えっ、ここ!?ここを上らせる?ほんとに!?崩れない?


ちょっと信じがたいが、あの橋へのアクセス路はここらしい。3階分の高さの階段を上る。
電気が通っているのか・・・


途中の窓から橋脚が間近に見えた。石積みの基部はしっかりしているがその上の
コンクリートの橋脚は結構細い造り。


上に上ってみてびっくり!!この橋はトロッコが通るための橋だったようだが、こちら側の
レールの先がエライことになっている。朽ちた木材が散乱し、レールは宙に浮き、草が生え・・・
石炭を受け取る設備だったのだろうが、もう廃墟というか、残骸というか・・・
とにかくこのさま。いつ崩れてもおかしくない。


復元するでもなく、撤去するでもなく、全く自然の風化に任せているといった感じ。
いや、これは復元したら嘘くさくなるし、撤去して橋だけになったら訳分からないし、
やっぱりこうしておくことでリアルな歴史を感じられるのだ。


本来はベルトコンベアで下へ降ろすようになっていたのだろう。


もう一つ驚いたことは、この橋の転落防止柵が透明のガラスで作られていること。


そのおかげで、この眺望!!まるで川の上に直接立っているかのような気分を味わえるのだ。
素晴らしい!!


今あるレールはもちろん復元されたものだが、その先はトンネルの奥へと伸びている。


トンネルの上には「猴石同坑」と彫られた扁額が。入ってもいいようなので入ってみる。


暗いし狭いし人もいないのでちょっと怖いが、、、奥は開けているようだ。


坑道は左へ延びており、右へ行くと外に出た。


積み込み設備らしきものも残されていた。このときは私以外お客は全然いなかったが
見学コースになっているようだ。
落盤しないかと背筋がゾワゾワするので、退散。


駅へ戻ったとき、この駅が炭鉱設備を模したものであることに気づく!!おおっ。


あと1回続く(苦笑)。
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台湾 新平渓煤礦博物園区

2015-09-10 23:56:46 | 風景
十分の続き。



ここが新平渓炭坑の坑口。


中へ入って見学することができるが、天井や壁が落ちてこないかと背筋がゾワゾワするので
さっさと出てくる(汗)。
建物の中には当時の写真や映像、そして当時使っていた道具なども展示されている。




石炭の層は45度の角度で重なっていた。地表に近いところからどんどん深いところへ掘り進んでいくのは
鉱山の常。暗く狭い穴ぐらの奥深くもぐって作業するなんて、閉所恐怖症の私は気が狂いそうだ(汗)。






中央に見えるとがった山が「十分寮富士」と呼ばれたボタ山。この下は鉱夫長屋もそのまま残っている。
ほんとに閉山になったときから全くそのまま時が止まったようだ。


フォトジェニックな風景は写真撮影意欲を掻き立てる。あちこち考えながら写真を撮ったり、
鉱山の最盛期に思いを馳せながらいろいろ見て回っていたら、半日ぐらいゆっくり滞在できそうだが、
引き返すトロッコに乗れとおばちゃんに催促されてしまった(苦笑)。




十分の駅に戻ってきた。せっかく平渓線の一日券を買ったので、終点のチントンへも行っておこう。


ここもずいぶん前に訪れ、日式宿舎を転用したカフェでお茶を飲んだな。
構内にはさっき十分でも見た積み込み用のコンクリート構造物があるが、ここではその上にお店が
しつらえられている。商売人はたくましいな!!


チントンの駅前にも炭鉱の小さな資料館がある。展示資料を見ると平渓線沿線の一帯がほぼすべて
炭鉱だったことが分かる。というか、石炭の積み出しのため炭鉱を縫うように平渓線を作ったのだ。

川を渡った方にも村があり、廃墟となったレンガの工場などがあった。

次の列車で引き返し、平渓で下車。ここは駅前に屋台などがずらりと並び、焼きフランクフルトの
有名店もあるらしく、観光客で賑わっている。十分と並ぶ観光スポットのようだ。




私も有名店のフランクフルトを食べてみようと列に並びかけたが、途中で諦めた(苦笑)。


もう少し続く
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台湾 十分の炭坑跡でトロッコに乗る。

2015-08-31 23:13:36 | 風景
平渓線の続き。

十分
の駅を降りると賑やかなお土産物屋や食べ物屋がずらりと並んでいるが、目当てのトロッコの
案内が見当たらない。とりあえず商店街を抜けてしばらく歩いていくと、ボロボロの看板が目に入った。
ログハウスの前に機関車の抜け殻(笑)が。


奥を見やると草むらに埋もれかけたコンクリートの構造物が。。。あぁ、ここだな。
見たことのあるような形の構造物は、石炭を積み込むためのホッパーだろう。


この下の線路に貨車が並び、石炭を積み込むのだ。今でも使えそうな頑丈なつくり。


他にも選炭場の設備が、時を止めたように残っている。鉄の部材は錆び、草に覆われているが、
この新平渓煤礦が閉山したのは1997(平成9)年、たった18年前じゃないか!


ここからトロッコ乗り場は200mだという看板があったので階段を上り始めたが・・・
延々続く階段。心臓がバクバクしてきて、ちょっと後悔。。。200mはまさか距離でなく高さか??
脇には、山の上から石炭を運んできたであろうベルトコンベアが途中で切れて垂れ下がっている。


あぁもうしんどい、いやもう少しもう少し、と自分にむち打って上る・・・
ようやくたどり着いた広場には、大きな井戸のような遺構が。トロッコで運んできた石炭をここで
穴の中にぶちまける装置らしい。


そしてトロッコの細いレールが・・・おっ!!いたいた!


おばちゃんが運転する機関車が、孫連れの老夫婦を乗せたトロッコを引っ張ってきた。
遊園地にあるミニチュア鉄道のようなかわいい機関車とトロッコ!
駅に着いたらいっちょまえに機関車を切り離してスイッチバックし、また進行方向前方に付け直す。


うわぁ~、駅もそのまんま、朽ちてゆくに任せている。


客車は雨よけなどが追加されているものの、石炭を積んでいたトロッコがそのまま使われている。


もちろん私も乗るよ!!往復で200元とはちょっと高いけど・・・


走行路線は約1km、緑のトンネルを抜けて行く。おばちゃんは慣れた運転。
「注意!獨目小僧」の標識があったが薄暗くて撮れなかった。。
機関車は正面にライト一つの風貌から「一つ目小僧」という愛称がついていたのだ。


揺れる、揺れる、愉快、愉快(笑)
ガタガタガタガタ、トロッコは今にも分解しそうだがけなげに走る。


10分もしないうちに、列車は終点にたどり着いた。新平溪煤礦博物園區。
そこはまさに新平渓煤礦の炭坑跡で、現在は炭鉱業の歴史や技術を紹介する博物館になっている。


続く
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別府の青い温泉 ~後編

2015-08-12 22:35:33 | 風景
別府の続き。

実はこの旅、会社から直で行くため身軽に身軽にと荷物を最小限にすることに腐心していたら、
なんたることか、カメラを持って来るのを忘れてしまった。今回の写真はすべてスマホ・・・ガックリ。

豊山荘を出て鉄輪へ戻り、ゆっくりランチを食べた後、バスで次の温泉へ向かう。
目指すは観海寺温泉のいちのいで会館。ここでは食事と入浴がセットになっており、必ず食べないといけない。
・・・しかし、おなかがいっぱい(苦)。ちょっと運動を兼ねて散策するため途中で下車し、
南立石公園をぐるっと一周歩いたあと、近くの気になる温泉を見に行こう。


「百花村温泉」。その名前に惹かれて見に来たのだが、何と素敵な佇まい!古い木造の小屋の基壇部は
カラフルな別府石で飾られている。正面側は化粧板で改修されているが、側面と背面はオリジナルだろう。
そして何と言ってもこの立地がいい。辻のど真ん中にデンと建っているのだ。ぐるりと四方が道路。
地域のシンボル、ランドマークのような位置づけだろうか。


とっても入りたかったが、マップにも組合員のみの浴場と書いてあるし、「組合員以外は100円」などの
表記が見当たらない。。。残念だがあきらめて次へ行こう。


もうひとつ、百花村温泉からほど近いところにある、新六角温泉を見に行く。
ここは、地図を見ていたら必ず目に留まる、くもの巣のような六角形の街区の中央にある温泉。


立て看板の説明によると、昭和8年に国武合名会社がこのあたりを郊外型高級別荘地として開発を計画した。
「緑ヶ丘」「雲雀丘」「百花村」「鶯谷」の4つのエリアに分け、それぞれの中心に共同温泉を
配置したのだという。そうか、さっきの百花村温泉もそうして建てられたんだな。
この緑ヶ丘はもちろんイギリス発祥の田園都市の思想に基づいたもので、
放射状の街路が集まる中央部に六角形の広場があり、元は六角形をした「緑ヶ丘中央温泉(通称六角温泉)
が建っていたとか。


平成16年に台風の被害を受けて大破し、新六角温泉はその翌年に新しく建て直されたものらしい。
ところでこの六角形の敷地内に、高級別荘地らしからぬ古いアパートが建っている。これは何だろう?
湯治用の建物だったんだろうか??


ここも組合員しか入れない温泉ということだが、ちょっと中を覗いたら、浴槽は六角形だった。ヒュ~♪
六角形はこのまちのシンボルマークになっているのだな。


さてここから再びバスに乗り、いちのいで会館へ向かう。事前に電話して聞いたところでは、最寄の
明豊キャンパス前バス停からでも20~30分歩かねばならず、タクシーで来るのが普通だとか。
しかしgoogleで見ると1kmぐらいしかなく、15分くらいだろうと見込み歩いていくことに。
ところが・・・・住宅街を抜け川を越えたところから信じられないくらいの急勾配の坂道!!
猛暑日の炎天下、心臓破りの坂を汗だくになりながら上ること7~8分。いちのいで会館に到着。
確かに15分ぐらいで着いたが・・・ワンメーターならタクシーがいいな。。。

男湯と女湯は日替わりになっていて、奇数日の今日はまちを見渡せる景観の湯が女風呂。やったー!
スリッパに履き替えて建物の裏手へ出、山道(!)を少し上ると、小さな小屋の向こうに・・・

おぉ!!青い!
プールほどもある広い温泉。ぬるくて気持ちいい~~。あぁ、汗だくになりながら来てよかったぁ!
誰も先客はおらず、この温泉も風景も独り占め!泳いだり、浮かんだり。


ちなみに、石で組まれた浴槽二つは、熱くて入れない!おそらく源泉が直接注ぎ込まれているのだろう。
メタケイ酸は空気に触れて時間が経つと青くなるというので、プールの方は少し時間を置いたお湯
なのだな。

それにしてもプールサイドのコンクリートの熱いこと熱いこと。裸足では一秒も立っていられない(苦笑)。

青い温泉でひとり優雅に過ごしたあと、クーラーのよくきいた座敷で松花堂弁当を食べ(こちらは割とショボめ)、
リラックス。。。
さっき電話に出たお兄ちゃんが「歩いて来たんですか?帰り車でどこかまで送りましょうか?」と。
「えっ!?そんな、申し訳ないですから」「帰るついでだからいいですよ」。なんて親切なの~~~!?
そうして急坂もラクラク下り市街地まで戻ってくることができた。お兄ちゃん、ありがとう~~~
いちのいで会館の株は急上昇(笑)

車を下りる直前に目に止まった建物を見に行くと、うわぁ~、タダモノでない雰囲気の玄関。




松下金物店、ここも前回も見ていなかったな。スクラッチタイルとテラコッタが使われている。




さて、フェリーの時間までまだ少しあるので、お茶をしようか、それとも・・・あっそうだ!
前から入ってみたいと思っていた春日温泉へ行ってみよう。
表側は公民館になっているが、横の路地を入っていくとお風呂である。
写真を撮っていたら、お風呂に入りに来たおばちゃんと目が合った。にこっと笑って会釈。


写真を撮ったあと私も100円払って中へ入る。
「どこから来たの?」「大阪です。暑いですねぇ」「大阪のほうが暑いでしょう」「あぁ確かに」
おばちゃんたちと和やかに世間話をしながら、この素朴な温泉を楽しむ。
しかし・・・・結構熱いお湯。


おばちゃん曰く、この建物は大正時代に建てられたものだとか。壁の板はペンキを塗り重ねられてこってり。


男女の仕切り壁の奥に古い石の柱が建っており、人の名前が彫られている。この温泉の建設に
関わった人々の名のようだ。その柱の上の方はカーテンで囲われていたのでちょろっとめくってみると
柱の上にはお地蔵さんが鎮座していた。(大仏さんのような頭だが、お地蔵さんなのだそうだ)

今も定期的に行われる「おせったい」とは、地蔵盆のようなものだろうか、子供たちが家々を回って
お菓子をもらうのだとか。そんなお話もいろいろと聞かせていただいた。
私より先に上ったおばちゃんたち、「お元気でね」「またどこかのお風呂で会いましょう」と優しい
言葉を残して去って行った。あぁ、別府は人も温かいなぁ。また行きたいなぁ~。

終わり。

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別府の青い温泉 ~前編

2015-08-11 23:08:51 | 風景
台湾の記事を書いている途中だが・・・

先日思い立ってまた弾丸フェリーで別府へ行ってきた。
金曜日の夜、逃げ出すように会社を出て(笑)、JR住吉駅へ。
そう、今回ぎりぎりに予約したので大阪~別府便の2等は満席で、仕方なく神戸~大分便を取ったのだった。


ところで、知ってた?弾丸フェリーは行きと帰りのルートを別にすることができるのだ。
今までネット予約するときに往復同ルートしか選択できなかったので、激安プランだから当然制約があるのだと
思っていたが、今回電話のお姉さんに「帰りはどうしますか?」と聞かれ、初めてオープンジョーが可能なことを
知ったのだった。お姉さん曰く、弾丸フェリーは往復同じクラスの設定しかなく、大分便と別府便は設備が違うが
一番安いスタンダードクラス(2等)のみ両方の船にあるため、往復で別ルートも可能なのだとか。




実は大分便は初めて乗ったのであるが、新しい船で、2等の大部屋も顔の部分に仕切りがついていて快適!
それに空いている。


大分港からは、西大分駅まで徒歩5分ぐらいで、西大分から別府までたったの2駅。
場合によっては別府港からよりも早く別府駅に着けるかも。使えるな!!


今回は青い温泉に入ろうと思っていて、まずやってきたのは、朝8時から開いている鉄輪の「かまど地獄」。
ここは地獄めぐりの一種で、場内には地獄1丁目から6丁目まで、いろんな種類の小さな地獄(もちろん本物)が
揃っていて、お手軽な料金でコンパクトに地獄めぐりができるので超お勧め。





その中で地獄3丁目は有名な海地獄と同じような青色のお湯が沸いているのだが、このお湯に入れるという
ネット情報を読んでここへやって来たのだった。


案内所で鍵を借りて中へ入ると・・・2畳ほどの広さの浴槽にあの青い温泉が引き込まれていた!うぉ~っ!!
きれいな水色!!透明度10%ぐらいか。この色は温泉に含まれたメタケイ酸のせいで、肌触りすべすべ。
3丁目の源泉からここへ引いてくる間に適度に冷めて31度とぬるめなのもいい。ん~、地獄の極楽!!

ちなみに、ここはオーナーさん用のお風呂らしく、知る人ぞ知るといった感じで積極的には宣伝していないが
言えば快く入れてもらえる。また、売店の前にある足湯にも、3丁目のお湯と、多分6丁目のお湯が
満たされているので、お手軽に楽しみたい人はこちらでどうぞ!

朝イチから楽しんだあとは、前回も行った豊山荘へ。

でも何だか、お湯が透明で薄くなった気が・・・?チョロチョロと筒から出ている源泉ははっきり
硫黄の香りがしてつるつるなんだけれども。
源泉を500mlのペットボトルに入れて帰ろうと思ったら熱すぎて変形してしまった(苦笑)。

後編へ続く。
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石橋の石塀

2015-07-02 00:12:35 | 風景
日曜に箕面で仕事。まぁ午前中だけで終わったから、遊んで帰ろう。


いつも阪急電車で乗換えはするがまともに歩いたことのなかった石橋。歩き出すと、古そうな家が
時々現れる。元水路らしき細い路地がくねくね、段差に沿って歩いていくと突き当たりで袋小路。。


あっ、がんこ石橋苑ってここにあるのか。お屋敷がんこに最近仲間入りしたらしく、
少し前にmayumamaさんと話していたところだった。確かにひときわ大きな敷地に立派な屋根が見えているな。


・・・んっ、隣の住宅との境界の塀、、、素敵じゃないの。


道路に面した塀は格式を重視したためか瓦の乗ったしっくい塗りだが、隣家との間の一部分
だけがこの石積み仕様になっている。
道路からだと離れているし角度的によく見えないので、隣のお宅に了承を得てガレージに入らせて
もらったおかげで、間近で見ることができた。


モルタルで固められた石は、塀の厚みからして積み上げたのではなく貼り付けられたように見える。。
そしてこの笠石の部分を見て!小ぶりの玉石をトウモロコシのようにみっしりと並べてある。
明るい色の小ぶりの川石は武庫石だろう。かわいいなぁ~




ここでランチにしてもよかったなぁ・・・また来よう。


引き続きうろつくと、石橋の地名の由来になった「石橋」があった踏切にでてきた。ここは西国街道と能勢街道の
交差点で高札のあった場所で、ちょうとそこを川も交差していて、そこに掛けられたのが石橋である。

脇道を入って行くと面白い場所があるなぁ。一体ここはどこかと分からなくなりそうな緑のトンネルとか、
武家屋敷並みに生垣で囲まれた廃墟とか。






どう見ても水路のコンクリート堤防が庭先にある家とか。



そしてどこからか家畜の匂いが。。。ここはいったいどこなんだ!?(笑)
いやぁ、愉快な散策だった。
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弾丸別府 ~鉄輪温泉

2015-06-15 23:42:28 | 風景
別府の続き。
明礬温泉から山を下って鉄輪へ。お昼ごはんを食べるのに鉄輪はちょうどいい。 前回ひとり地獄蒸しをやったが、
さすがにお昼だしもう少し簡単に済ませたいな。

前から入ってみたかった元冨士屋旅館へ行ってみるとカフェをやっていたので入ってみる。
しかし軽食はやっていないらしい。ご飯前だがお茶だけ飲むか。。。


内部は大幅に改修済みだがとてもセンス良くしつらえてあり、どの席に座ろうか迷う。
窓ガラス越しにキラキラした光が差し込む窓際の席に座って、しばし休憩。。




建物内を見学させてもらうと、裏には旅館時代の面影を色濃く残す渡り廊下と、冨士屋の名入りのスリッパが。


二階はコンサートができる広いスペースが作られていた。








あちこちでアジサイが咲きかけ。きれいだなぁ~~


そこを出て、もう一軒気になっていた、熱の湯の横にある古そうな木造建築の店へ行ってみると、
ここちカフェむすびの」というお店で、こちらはごはんを食べられるようだ。
入ってみると、うわぁ、ここも素敵だなぁ!


この建物は明治40年ごろに建てられた元医院らしい。
石垣ビューの席がよかったが一人なので熱の湯ビューのカウンターで。 地元のおばあちゃんが手押し車で
やってきたり、おっちゃんがランニング一枚の姿で出てきたり、 熱の湯の日常風景が見られる(笑)。




迷ったがパスタランチを注文。しいたけのラグーソースとかいうの、これがすごくおいしかった!確実な味。
これにサラダと具沢山のクリームスープとほうじ茶がついている。
たぶんカレーやピザや、もう少し高い蒸しもののランチも美味しいのだろうな。そのあと続々とお客が
詰めかけていたのを見るとやはり人気店になっているようだ。早く来てよかった!

ほうじ茶もたっぷりあってまだまだ長居できそうだが、混んできたしもう出よう。

しばらく鉄輪のまちをうろついて、陽光荘を覗いてみる。ここは前から気になっていた宿だが、
「四次元温泉日記」にも載っていて、かなり複雑な構造になっているらしい。

前から迷路のような古い旅館は好きだったが、三朝の木屋旅館に泊まったときにこの本を見て
数年前に行った湯之島館も載っているし陽光荘も載っているし、仲間内でちょっと
ブームのようになっている(笑)。

入口を入った奥に中庭があり、蒸し窯が並んでいる。おかみさんがご飯の支度をされていたので、
立寄り湯はできませんかと聞いてみたが、長期滞在のお客様もいるのでやっていないんですと。
そっかぁ、さすが「貸し間」旅館、今もバリバリ湯治の宿なんだ!
なんと2階にも窯があるんだとか。宿泊客は材料を買ってきて自由に調理できるという。
あ~今度絶対泊まろう~


そろそろ、バスで亀川へ移動する。


続く。
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弾丸別府 ~明礬温泉

2015-06-13 23:30:40 | 風景
0泊の弾丸で別府へ行ってきた。今回は訳あって1週間前に決まったので、どこに行くというあてもないまま
一人でフラフラっと。


まずは明礬温泉へ。昔行ったことある気がしたが来てみると別の場所だったか??
とりあえず温泉プリンを食べよう。


藁屋根の掘立小屋みたいな湯の花小屋がそこここに建っている。この小屋は正面が切妻でなく入口は斜めに
すぼめられており、上から見ると五角形か六角形になると思われる、変わった形をしている。




今まで硫黄の結晶が湯の花なのかと思っていたがそうではないらしい。説明を読むと、硫化ガスの蒸気を集めて
青粘土の中をくぐらせることで、粘土の中の成分と反応して表面に花のように結晶が積もるのだという。
藁屋根は室内の温度や湿度を一定に保つためであり、入口が狭くなっているのも保温のためだな。
湯の花を買おうかと思ったが、これがめちゃ高い!やーめた。本物の温泉に入るほうがいいもんね!




家々の間に、まるで畑のように湯の花小屋があるのが面白い。


湯の花小屋を見て回ったあとに少し裏手にある公衆浴場、鶴寿泉にちゃぽん!




埼玉から別府へ温泉療養に来て3年というおばちゃんと会話しながら、かなり熱めの硫酸塩泉に
浸かっては出て、浸かっては出て。硫酸塩泉というのは、体がお酒を飲んだ時のようにまだらになる。


そのあとは山を下って歩く。ほてった体に涼しい風が心地よい。


昔のガイドブックに、泉質がよく泥湯もあると書いてあった神丘温泉が、ちょうど山を下る途中に
あるようなので、行こうと思ってスマホで調べたら、何と神丘温泉は3年前に廃業したとな!?
さらに調べると、源泉は隣の旅館が引き継いでいるらしいとわかったので、入ることに。


なんと!うっすら白濁したお湯はつるつる、すべすべ。めちゃくちゃいいお湯じゃないの!硫黄の香りも。
先客の大分から来ているというおばちゃん二人も、いろんなとこに行ったが数年前からここだけ通っていると。
いや~、入ってよかった!
ちなみに泥湯は神丘温泉時代にすでに枯れてしまったようだ。


この近くには坊主地獄があり、鉱泥温泉という温泉が併設されているので覗きに行くと、12時までなのだとか。
皆一斉に出るところだからか、とても賑わっている。さすがについ今入ってきたところなので入るつもりは
なかったが、鉱泥というのが気になり中を見せてもらえるか聞いてみたが、お客がいるからダメと。。

お湯は生クリーム位の濃さの泥湯なのだとか。入浴料は大人900円。ん~。。。
さっきの豊山荘の300円の方が空いてるしいいや。あの白濁は泥の成分なのだろうか。

さらに下るともう鉄輪である。


続く
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