唯川恵さんの書かれた「永遠の途中」という本を読みました。
素直に面白かったです
主人公はもともと同じ会社で働いていた二人の女性。
一人は結婚より仕事を選び(決して結婚する意志がなかったわけではないが)、もうひとりは仕事を辞め家庭に入ることを選んだ。
物語は全部で8つの場面から成っていて、
27歳、30歳、33歳、39歳、42歳、47歳、52歳、60歳の時点での二人がそれぞれの視点で描かれている。
人生のその時々において、お互いに相手の生き方を羨んだり、自分の人生を後悔してみたり・・・
でも結局は、「ないものねだり」にすぎないと気付いていく。
仕事を選んだ方の女性が60歳になったとき、30歳の女性の部下に「後悔したことありますか?」と聞かれこう答えている。
「どうしてもっと、自分の生き方に自信を持ってこなかったのだろうってことかしら」
「もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して嫉妬してしまうのね。なんだかいつも生きてない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなものどこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに」
ん~、レストランで隣のテーブルの料理がなぜかおいしそうに思えるようなものだろうか。まぁその場合何回でもやり直しはききますが(笑)
つまるところ「今」を精一杯生きるしかないんだなぁって。
こういった類の小説はすんごいリアリティがあって何より自分と照らし合わせられるところがいいですね。
独身、既婚の女性はもちろん男性も十分楽しめる作品だと思います。
興味のある方はご一読を
p.s ブログ更新、気付いたら500回超えてた・・・親分、あっぱれ下さーい(笑)
素直に面白かったです
主人公はもともと同じ会社で働いていた二人の女性。
一人は結婚より仕事を選び(決して結婚する意志がなかったわけではないが)、もうひとりは仕事を辞め家庭に入ることを選んだ。
物語は全部で8つの場面から成っていて、
27歳、30歳、33歳、39歳、42歳、47歳、52歳、60歳の時点での二人がそれぞれの視点で描かれている。
人生のその時々において、お互いに相手の生き方を羨んだり、自分の人生を後悔してみたり・・・
でも結局は、「ないものねだり」にすぎないと気付いていく。
仕事を選んだ方の女性が60歳になったとき、30歳の女性の部下に「後悔したことありますか?」と聞かれこう答えている。
「どうしてもっと、自分の生き方に自信を持ってこなかったのだろうってことかしら」
「もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して嫉妬してしまうのね。なんだかいつも生きてない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなものどこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに」
ん~、レストランで隣のテーブルの料理がなぜかおいしそうに思えるようなものだろうか。まぁその場合何回でもやり直しはききますが(笑)
つまるところ「今」を精一杯生きるしかないんだなぁって。
こういった類の小説はすんごいリアリティがあって何より自分と照らし合わせられるところがいいですね。
独身、既婚の女性はもちろん男性も十分楽しめる作品だと思います。
興味のある方はご一読を
p.s ブログ更新、気付いたら500回超えてた・・・親分、あっぱれ下さーい(笑)