初期型でもPS2の互換性が無い後期モデルのPS3。ここ数ヶ月で非常に入庫台数が多くなりました。
後期モデルと言えば、40GB、80GBモデルなんですが、基板をはじめ、全てが見直されていますので、初期型でも前期型とは構造がまったく違います。
この後期モデル、前期型とは違う困った不具合が多く、修復の扱い方も難しいのです。
20GB、60GBモデルの前期型と違い、PS2の互換が無い分、基板が小さく、熱への配慮もされているのですが、原因不明の故障が多く確認されており、弊社でも対策を検討しておりました。
弊社では基板修復前に分解したパーツをクリーニングした後に導通検査を行って、修理が可能か判断してから、基板の修復を行っています。
しかし、後期モデルでは導通検査をパスしても、起動できない場合が非常に多いのです。
例としては、電源が入ってもXMBが起動できなかったり、起動してもエラーで催促されたり…等、様々ですが、基本的にここまでになると修復は出来ないか、修復が困難な状態です。
先日、偶然にも後期モデルの修復をご依頼頂いたお客様より、修復不可能のPS3をご好意で頂ける事になり、それをベースに現在、原因を追求しております。
結果、バックアップとRSXの関係というところまでは解明出来たのですが、それを修復という事になると非常に難しいという結果も同時に判明しました。
また、後期モデルでは、BDドライブの制御に不具合が出てくるという事も同時に判明しています。
基板が原因のようで、ドライブを交換しても直りません。
これを機会に、自宅で使っている40GBモデルを犠牲に(?)してテストしていますが、まだ時間がかかりそうです。
モデル関係なく、埃とタバコのヤニは非常に影響がありますので、皆さんも注意して下さいね!