屋外には、ハンバーガーの空き箱などと一緒に
ハーブが詰め込まれたゴミ袋が無造作に置かれていた。
リンゴのような安っぽい香料の臭いが漂う
小さなプレハブ小屋で、政府が22日に
「危険ドラッグ」に名称変更した
脱法ドラッグが製造されていた。
■原料は中国産
警視庁組織犯罪対策5課が昨年11月に摘発した
国内最大規模のドラッグの製造会社「SSC」。
その工場は、東京都練馬区の住宅街の一角にあった。
SSCは暴力団関係者の指南で中国から原料の薬物を輸入し、
ハーブなどと調合。当時出回っていた「エフェクト」などの
ドラッグを全国約30カ所の店舗や卸業者に販売、
月1億円以上を売り上げていた。
プレハブ小屋ではプラスチックのたらいに
原料の粉末と香料を入れ、業務用タンクの水を注ぎ、混ぜ合わせる。
テーブルに並べら乾燥ハーブに混合液を吹きかけ、
手でもめば脱法ハーブ(危険ハーブ)の完成。
近くのマンション一室に運ばれ、パートの主婦らが袋詰めしていたという。
「粉末や香料の分量は適当」。
従業員らは捜査員にこう打ち明けたという。
2年前、産経新聞の記者が潜入取材した
東京近郊の製造工場も似たような環境だった。
このときも原料の大半は中国産だった。
SSCの存在は、麻薬成分「α-PVP」を含む
ドラッグを販売していた店舗の卸元として浮上。
捜査幹部は「工場の摘発はレアケース。
国内にどれぐらいの工場があるのかを
把握できていないのが正直なところ」
と打ち明ける。
警視庁に摘発された後の製造工場の敷地内には、
「危険ハーブ」の製造に使われたとみられる
植物片や香料の瓶などが無造作に捨てられていた
=平成25年12月、東京都練馬区(荒船清太撮影)
暴力団の指南で「エフェクト」ドラッグを全国約30カ所に販売、月1億円以上を売り上げていた。
ハーブが詰め込まれたゴミ袋が無造作に置かれていた。
リンゴのような安っぽい香料の臭いが漂う
小さなプレハブ小屋で、政府が22日に
「危険ドラッグ」に名称変更した
脱法ドラッグが製造されていた。
■原料は中国産
警視庁組織犯罪対策5課が昨年11月に摘発した
国内最大規模のドラッグの製造会社「SSC」。
その工場は、東京都練馬区の住宅街の一角にあった。
SSCは暴力団関係者の指南で中国から原料の薬物を輸入し、
ハーブなどと調合。当時出回っていた「エフェクト」などの
ドラッグを全国約30カ所の店舗や卸業者に販売、
月1億円以上を売り上げていた。
プレハブ小屋ではプラスチックのたらいに
原料の粉末と香料を入れ、業務用タンクの水を注ぎ、混ぜ合わせる。
テーブルに並べら乾燥ハーブに混合液を吹きかけ、
手でもめば脱法ハーブ(危険ハーブ)の完成。
近くのマンション一室に運ばれ、パートの主婦らが袋詰めしていたという。
「粉末や香料の分量は適当」。
従業員らは捜査員にこう打ち明けたという。
2年前、産経新聞の記者が潜入取材した
東京近郊の製造工場も似たような環境だった。
このときも原料の大半は中国産だった。
SSCの存在は、麻薬成分「α-PVP」を含む
ドラッグを販売していた店舗の卸元として浮上。
捜査幹部は「工場の摘発はレアケース。
国内にどれぐらいの工場があるのかを
把握できていないのが正直なところ」
と打ち明ける。
警視庁に摘発された後の製造工場の敷地内には、
「危険ハーブ」の製造に使われたとみられる
植物片や香料の瓶などが無造作に捨てられていた
=平成25年12月、東京都練馬区(荒船清太撮影)
暴力団の指南で「エフェクト」ドラッグを全国約30カ所に販売、月1億円以上を売り上げていた。