
F log
極々一部から好評の 「 実験 カップヌードルごはん 」 シリーズ。
現在まで 1 と 2 をお送りしたが、3はその集大成とでもいうべき完結編である。
今回、テーマとして掲げたのは、カップヌードルごはんを自ら作る である。
実験シリーズをご覧になった方や、カップヌードルごはんに接した方々から、
「 カップヌードルを食べ終わったスープにご飯を入れればイイんじゃね? 」
との指摘が複数あったことが本件の動機となったのだ。
それらの問いには 「 否 」 と答えよう。
残りスープにごはんを投入したのはカップヌードルのスープライスであり、
炊き込んであるカップヌードルごはんとは明らかに異なるものである。
そのおじやライクな旨さは、F もよく知るところだが…
さて、自ら作るとはいえゼロから生み出すわけではもちろんない。
“ 食べ終わったスープ ” を使うのは一緒だが、そのスープを利用して生米を炊いてみよう というのが実験3である。
パエリアのレシピを参考に、インスタント食品 「 カップヌードルごはん 」 が再現できるのでは…と考えたのだ。
ではさっそく。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

用意したのはカップヌードル BIG をふたつ。
スープの量がある程度欲しかったからでもあるが、BIG サイズが出てからノーマルは食べてないなほとんど。
F 嫁が仕事のおつき合いで出かけた日曜日の昼間、イソイソとビニールを外す F であった。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

蓋をめくると…
この絵を見て確信した。 カップヌードルごはんは具が少ないと。
もっともこれは大盛りだから、単純には比較できないが。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

ふたつとも開けて中の具材をすべて取り出す。
これでカップヌードル BIG 2 カップ分だ。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

その後のカップ内はこのような状態。
ネギは取りきれないので諦めた。
しかし、これは新鮮な風景だ。
普段は具に隠れているが、麺と粉末スープの関係はこうなっているのだな。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

ふたつのカップに熱湯を規定量注ぎ、1 分半待つ。
これが カップ素ヌードル だ(爆
長年に及ぶカップヌードル愛好歴においても初めての体験。
こうしてみるとカップヌードルのビジュアル的なアイデンティティは具材にあるというのがよくわかる。
もちろん食べても具材の食感がないのは寂しい。 ま、ふつうに旨いけど。
さてランチは 素ヌードル× 2 で済ませた。
残ったスープは約 500cc 。
夜になり、そのスープを使っていよいよ試作スタートだ。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

まず生米だ。
パエリアのレシピを参考に洗わずに使用する。
皿に一合、カップに一合の計二合を用意し、適宜調整するものとする。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

オリーブオイルで生米を炒める。
この時点でパエリアのような豊富な具材がないのは寂しい。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

取り出しておいたカップヌードルの具材を投入して一緒に炒める。
フリーズドライの具材だが、後にスープで炊くのでよしとする。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

最終的に 生米二合 に対して昼間の残りのカップヌードルスープ約 500cc すべてを入れて炊いてみた。
この時点で失われた ( 麺といっしょに F に喰われた ) ネギを補完する意味で、冷凍庫からの青ネギを足しておいた。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

火加減に注意しながら 15 分間 炊いて蓋を開けてみたところ。
多少芯があるような米も見受けられるが、スープがもうないのでそのまま 5 分間 蒸らしに入る。
米二合ならスープはできれば 600cc くらいは欲しいところだ。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

フライパンごとテーブルにど~ん!!
なかなかいいんじゃないの?
香りはもろにカップヌードルごはんと一緒だ。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

お皿に盛りつけてみた。
いやビジュアル的には完璧。 具材のもどりも良好。
どアップなトップ写真のようにフライパンに接している箇所には香ばしいおこげも出来ていた。
スプーンで口に運ぶと…
う、うまい !!
手本としたインスタント食品であるカップヌードルごはんより、具材が豊富なこと、
生米から炊き込んだことにより米にスープの味がしっかり入っていること、前述のようにおこげが楽しめること。
電子レンジで規定以上に加熱して出来てしまったおこげと、鉄のフライパンで焼かれた正規のおこげでは格が違うw
個人的に味ではこちらに軍配が上がると思う。 ( 日清食品さん、すんません )
“ 実験 ” は大成功であ~る。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

さすがに野菜が足りないだろうということで、実家からもらってきたトマジューと。
しかし昼夜カップヌードルって、どんだけ好きなんだよw
まぁ今回の実験で満足したのでしばらく次はないだろう。
今回自ら作ってみて、カップヌードルごはんの簡便さが身に染みたのも事実。
気軽に食べられるということでは、レンジでチンに敵わないからなぁ。
関西圏からの情報によれば、水を加えないでただ電子レンジに入れればよいタイプの製品も準備されているとか。
フライパンひとつとはいえ、いろいろ面倒くさい今回の自作カップヌードルごはんはやはり滅び行く運命か。
麺を喰い終わった残りスープ、ということで人様に食べさせるのもなんだし。
あ、F 嫁には一回喰わせてみっかな。
お見事!
だんだん食べたくなってきたので、今度、買ってみます。
特にエビのツヤツヤ感?が食欲をそそりますな~
実は20数年前に
「こんな不健康な食生活に終止符を打つ!」
と一大決心をして以来
偏食を控え、インスタント食品やスナック菓子の類いは我慢してきましたが
そろそろ昔に戻ろうかと考えたり。
楽しい実験でしたね。
楽しくて美味しい実験?
きつねどん兵衛で真似をしてみようかしらん♪♪
カップヌードルパエリアを食べられるのが
嬉しいかも!
ま、料理になっちゃっているので
インスタント商品として売りだすのは
無理かもしれませんが・笑。
普通に炊飯器で炊くより、やはりパエリアバージョンが旨そうです。
ありがとうございます。
どこにも出かけたくないときにキッチンに一箱あると便利かもしれません。
いまのところはコンビニで普通に入手できると思います。
>インスタント食品やスナック菓子の類いは我慢してきましたが
スナック菓子はともかくインスタント食品なしには生きていけません(笑
それにしてもすごいご決意です。
それを二十数年実行されているとは、本当に尊敬します。
こんな思いつきの記事でそれを無にしてはいけません!!
カレー味については、ノーマルのヌードルにカレー粉を加えるよりも、
カレー味のカップヌードルで行えばなんとかなるのではと思ってます。
ただカレー味の場合、具が独特なので15分炊くと崩壊するかもしれません。
スープも粘度があるので、そこは思案のしどころです。
ま、その前にカップヌードルごはんカレー味が出るでしょう(笑
突如思いついた実験でしたが、予想以上に上手くいきました。
まぁインスタント食品をわざわざ難しくするアホもいないでしょうが、
電子レンジ調理ではできない、カリッとした食感がたいへん美味しかったです。
日清どん兵衛ごはん…期待してます!!!
そうですね、名付けるなら「カップヌードルパエリア」がピッタリきますね。
たしかに超面倒くさいですが、出来上がったものは旨いです。
そうそう、当初は炊飯器も考えたのですよ。
炊き加減を見ながら調整できないのでフライパンで調理しましたが、
米とスープの量が確立されたら炊飯器でも大丈夫です。
ただやはりカリッとしたおこげは焼いたほうがイイでしょうね。