◇ 反発力の強さに注目 = ニューヨーク株式市場は先週10日、突然の暴風雨に見舞われた。ダウ平均は832ドルの大幅安。この嵐は11日も吹き荒れ、9-11日の3日間で1434ドルの下落となった。ただ12日には287ドル反発して終わっている。長期金利が3.24%に上昇し、企業の負担が増えると心配されたこと。米中貿易戦争で中国経済の成長鈍化が進むと懸念されたことが、暴落の引き金となった。ダウ平均は週間1107ドルの値下がり。
時ならぬ秋の嵐は、世界中に波紋を播き散らした。ヨーロッパやアジア各国の株価も急落。特に上海市場の総合株価指数は4年ぶりの安値に落ち込んでいる。日経平均も11日には915円の大幅安、2万3000円を大きく割り込んだ。ただ、こちらも12日には104円の反発で終わっている。日経平均は週間1089円の値下がり。
今後の見通しについて、市場では強弱の意見が交錯している。年末にかけて「まだ株価は上昇する」という見方も意外に根強い。その一方で「長期にわたった上げ相場は終了した」という見方も増えてきている。ダウ平均や日経平均が、今週少なくとも下落分の半分を取り戻せるかどうか。もし取り戻せないと企業業績の展望が悪化し、大相場の天井を告げる可能性が大きくなるだろう。
今週は16日に、9月の訪日外国人客数。18日に、9月の貿易統計。19日に、9月の消費者物価。アメリカでは15日に、9月の小売り売上高。16日に、9月の工業生産。17日に、9月の住宅着工戸数。18日に、9月のカンファレンス・ボード景気先行指数。19日に、9月の中古住宅販売。また中国が16日に、9月の消費者物価と生産者物価。19日に、7-9月期のGDP速報と9月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪15日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
時ならぬ秋の嵐は、世界中に波紋を播き散らした。ヨーロッパやアジア各国の株価も急落。特に上海市場の総合株価指数は4年ぶりの安値に落ち込んでいる。日経平均も11日には915円の大幅安、2万3000円を大きく割り込んだ。ただ、こちらも12日には104円の反発で終わっている。日経平均は週間1089円の値下がり。
今後の見通しについて、市場では強弱の意見が交錯している。年末にかけて「まだ株価は上昇する」という見方も意外に根強い。その一方で「長期にわたった上げ相場は終了した」という見方も増えてきている。ダウ平均や日経平均が、今週少なくとも下落分の半分を取り戻せるかどうか。もし取り戻せないと企業業績の展望が悪化し、大相場の天井を告げる可能性が大きくなるだろう。
今週は16日に、9月の訪日外国人客数。18日に、9月の貿易統計。19日に、9月の消費者物価。アメリカでは15日に、9月の小売り売上高。16日に、9月の工業生産。17日に、9月の住宅着工戸数。18日に、9月のカンファレンス・ボード景気先行指数。19日に、9月の中古住宅販売。また中国が16日に、9月の消費者物価と生産者物価。19日に、7-9月期のGDP速報と9月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪15日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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