経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (11)

2020-05-23 08:27:03 | なし
◇ 人種によって抵抗力に差? = 日本時間22日午前0時の集計。アメリカの死亡者数は9万3439人。断トツに多く、おそらく来週には10万人を突破するだろう。続いてイギリスとイタリアが3万人台。フランスとスペインが2万人台。あとはブラジルが1万8859人へと急増した。ブラジルも来週は2万人を超えるものと思われる。

前週からの増加数をみると、アメリカが9295人。ただ週間の増加数は、やや縮小した。イギリスやフランスなどヨーロッパ主要国の増加数も、すべて縮小している。しかしブラジルだけは5583人の増加で、死亡者数はむしろ拡大した。このほかロシア・インド・インドネシアの死亡者数が、増える傾向にある。

こうした動向を背景に、アメリカやヨーロッパ主要国は一斉に外出制限などの規制緩和に乗り出した。国や地域によって緩和の方法や程度が違うので一概には言えないが、どこの国や自治体も「第2波は必ずやってくる」と覚悟しているように見受けられる。すでにアメリカのフロリダ州などでは、感染者も死亡者も増えてきた。次の注目点は、第2波の波の高さになってくるだろう。

中国の死亡者は1人、韓国は4人、日本は86人だった。欧米諸国に比べると、極端に少ない。この欄では以前、ウイルスが変異して毒性を強めたのではないかと推測した。この推測は、学者の研究によって実証されつつある。ところが、こんどは「人種によって抵抗力に差があるのでは」という研究が始まったという。新型コロナ・ウイルスというのは、実に不可解なヤツである。

       ≪22日の日経平均 = 下げ -164.15円≫

       【今週の日経平均予想 = 1勝4敗】     

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