◇ 手がかりを失ったNY市場 = FRBは18日、追加の利下げを決定した。だが引き下げ幅は最小の0.25%だったため、完全に織り込んでいた市場の反応は鈍かった。むしろ0.5%の引き下げを期待していた投資家を失望させたほど。また次官級で再開した米中間の貿易交渉も、全く進展なし。ニューヨーク株式市場は、この2つの手がかりを失った形で4週間ぶりに反落した。ダウ平均は先週284ドルの値下がり。
日経平均は先週91円の値上がり。これで3週間の続伸、5か月ぶりに2万2000円台を回復した。アメリカの利下げにもかかわらず、円相場が50銭ほどの上昇にとどまったこと。サウジアラビアの石油関連施設炎上が、価格の急騰を招かなかったことが安心材料になっている。しかし市場の空気は、そんなに明るくはない。
買い材料には乏しいが、投資先がないので株価が少し下がれば買いが入る。だがアメリカでも日本でも、実体経済と株価の乖離が進んでいる。だから大幅な上昇は望めない。今週もニューヨークでは、こんな状況が続くだろう。一方、東京は来週に迫った消費税の引き上げに全神経が集中せざるをえない。個人消費の動向が判明する10月半ばまでは、警戒感が付きまとうだろう。
今週は25日に、8月の企業向けサービス価格。27日に、東京都区部の消費者物価。アメリカでは24日に、9月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。25日に、8月の新築住宅販売。26日に、4-6月期のGDP確定値と8月の中古住宅販売が発表される。
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週91円の値上がり。これで3週間の続伸、5か月ぶりに2万2000円台を回復した。アメリカの利下げにもかかわらず、円相場が50銭ほどの上昇にとどまったこと。サウジアラビアの石油関連施設炎上が、価格の急騰を招かなかったことが安心材料になっている。しかし市場の空気は、そんなに明るくはない。
買い材料には乏しいが、投資先がないので株価が少し下がれば買いが入る。だがアメリカでも日本でも、実体経済と株価の乖離が進んでいる。だから大幅な上昇は望めない。今週もニューヨークでは、こんな状況が続くだろう。一方、東京は来週に迫った消費税の引き上げに全神経が集中せざるをえない。個人消費の動向が判明する10月半ばまでは、警戒感が付きまとうだろう。
今週は25日に、8月の企業向けサービス価格。27日に、東京都区部の消費者物価。アメリカでは24日に、9月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。25日に、8月の新築住宅販売。26日に、4-6月期のGDP確定値と8月の中古住宅販売が発表される。
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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