◇ 高値警戒感に押される = ダウ平均は先週572ドルの値下がり。終り値は3万4000ドルを割り込んだ。パウエルFRB議長が議会で「政策決定会議のメンバーは、大多数が年内2回の利上げが適切だと考えている」と証言したことで、売り物が多くなった。市場ではまだ「年内の利上げは1回だけ」という見方が強く、買い気も旺盛。だがパウエル議長の念押しのような発言で、利益確定売りの力が上回った。
日経平均は先週925円の値下がり。終り値は3万3000円を割り込んだ。外国人投資家を中心に物色買いの勢いも強いが、こちらも高値警戒感が広まっている。このため売買が交錯、1日の値動きが非常に大きくなっている。たとえば23日の値幅は957円で、ことし最大となった。円安の進行など大きな材料もあったが、全体としては利益確定売りの力が上回った形。
日米市場でのこうした状況は、今週も続くだろう。高値警戒で株価が下がれば、すかさず買いが入る。値上がりすれば、確定売りが増える。したがって株価は揉み合うが、結局は高値圏での変動になりそうだ。そして来週は、もう7月。ニューヨーク市場の関心は25-26日のFOMC(公開市場委員会)へ、東京市場の関心は解散・総選挙へと流れて行く。
今週は26日に、5月の企業向けサービス価格。29日に、5月の商業動態統計、消費動向調査。30日に、5月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。アメリカでは27日に、5月の新築住宅販売、FHFA住宅価格指数、カンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、1-3月期のGDP確定値、5月の中古住宅販売。また中国が30日に、製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週925円の値下がり。終り値は3万3000円を割り込んだ。外国人投資家を中心に物色買いの勢いも強いが、こちらも高値警戒感が広まっている。このため売買が交錯、1日の値動きが非常に大きくなっている。たとえば23日の値幅は957円で、ことし最大となった。円安の進行など大きな材料もあったが、全体としては利益確定売りの力が上回った形。
日米市場でのこうした状況は、今週も続くだろう。高値警戒で株価が下がれば、すかさず買いが入る。値上がりすれば、確定売りが増える。したがって株価は揉み合うが、結局は高値圏での変動になりそうだ。そして来週は、もう7月。ニューヨーク市場の関心は25-26日のFOMC(公開市場委員会)へ、東京市場の関心は解散・総選挙へと流れて行く。
今週は26日に、5月の企業向けサービス価格。29日に、5月の商業動態統計、消費動向調査。30日に、5月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。アメリカでは27日に、5月の新築住宅販売、FHFA住宅価格指数、カンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、1-3月期のGDP確定値、5月の中古住宅販売。また中国が30日に、製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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