経済なんでも研究会

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≪コロナ蔓延 = 世界大戦≫ の実相

2022-01-21 08:14:50 | なし
◇ 大半の国で寿命が縮んだ! = コロナ・ウイルスの蔓延で、人類の寿命が短くなってしまった。たとえばアメリカ。CDC(疾病対策センター)の発表によると、20年の平均寿命は77.0歳で、前年より1.8年も低下した。この低下幅は第2次大戦中1943年のマイナス2.9年以来の大きさ。女性の平均寿命は79.9歳で1.5年の低下、男性は74.2歳で2.1年の低下だった。CDCでは「コロナによる死亡率は女性より男性の方が高かった」と説明している。

寿命が縮んだのは、アメリカだけではない。英オクスフォード大学はヨーロッパ27か国について、20年の平均寿命を前年と比較した。その結果、前年より平均寿命が延びたのはフィンランド・デンマーク・ノルウェーの北欧3か国だけ。あとの24か国では、すべて平均寿命が縮まった。特にスペインとイタリアの平均寿命は、戦後最大の低下を記録している。

アメリカのコロナによる死亡者は、累計84万1200人に達した。これは第2次世界大戦中のアメリカ人戦死者40万5000人の2倍を超えている。全世界でみても、大戦による死者の合計は912万人。これに対して、コロナによる死亡者は551万人となっている。戦争は6年続いたのに比べて、コロナ禍は2年。コロナは戦争より厳しいとさえ言えるかもしれない。

日本は寿命が縮まなかった数少ない国の一つ。厚生労働省の発表によると、20年の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳。いずれも前年より延びて記録を更新している。日本の場合、コロナによる死亡者の累計は1万8400人。欧米諸国と比べれば極端に少ない。したがって21年についても、平均寿命は低下しなかったと推定できる。

        ≪20日の日経平均 = 上げ +305.70円≫

        ≪21日の日経平均は? 予想 = 下げ≫



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