◇ ねばり腰の株価 = 世界経済の先行きに注意信号が出ているにもかかわらず、株価は予想外の強さをみせている。特にニューヨークの市況が堅調だ。アメリカでは中古住宅の売れ行きが3年ぶりの低水準に落ち込んだり、企業業績も減益予想に。それでもダウ平均は先週149ドルの値上がり。9週間連続の上昇で、3か月半ぶりに2万6000ドルを回復している。市場は米中貿易摩擦の解消にだけ期待をかけて、買い続けているようだ。
その米中貿易交渉が、今週3月1日にヤマ場を迎える。この日までに進展がなければ「中国からの輸入品2000億ドル分に25%の関税をかける」と、トランプ大統領が宣言したからだ。最近の情報では、米中間で取り交わす覚え書の内容が固まり、トランプ・習会談も3月中に実現しそうだという。投資家の多くが、こうした情報に賭けているようにみえる。
日経平均は先週525円の値上がり。政府が月例報告で生産判断を40か月ぶりに引き下げたり、企業の3月期決算が減益予想になるなど、こちらも環境は芳しくない。ただ株価の出遅れ感が強いために、ニューヨークが上がれば引きずられる。また円相場が110円前後に終始していることにも助けられた。今週はやはり米中交渉の結果待ちということになるだろう。
今週は25日に、1月の企業向けサービス価格。28日に、1月の鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。1日に、10-12月期の法人企業統計、1月の労働力調査、2月の消費動向調査、新車販売台数。アメリカでは26日に、12月の住宅着工戸数、FHFA住宅市場指数、2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、1月の中古住宅販売。28日に、10-12月期のGDP速報。1日に、2月のISM製造業景況指数。また中国が28日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪25日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
その米中貿易交渉が、今週3月1日にヤマ場を迎える。この日までに進展がなければ「中国からの輸入品2000億ドル分に25%の関税をかける」と、トランプ大統領が宣言したからだ。最近の情報では、米中間で取り交わす覚え書の内容が固まり、トランプ・習会談も3月中に実現しそうだという。投資家の多くが、こうした情報に賭けているようにみえる。
日経平均は先週525円の値上がり。政府が月例報告で生産判断を40か月ぶりに引き下げたり、企業の3月期決算が減益予想になるなど、こちらも環境は芳しくない。ただ株価の出遅れ感が強いために、ニューヨークが上がれば引きずられる。また円相場が110円前後に終始していることにも助けられた。今週はやはり米中交渉の結果待ちということになるだろう。
今週は25日に、1月の企業向けサービス価格。28日に、1月の鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。1日に、10-12月期の法人企業統計、1月の労働力調査、2月の消費動向調査、新車販売台数。アメリカでは26日に、12月の住宅着工戸数、FHFA住宅市場指数、2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、1月の中古住宅販売。28日に、10-12月期のGDP速報。1日に、2月のISM製造業景況指数。また中国が28日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪25日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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