◇ 方向感を見失った市場 = 株価を動かす大きな材料が、次々と出現した。日銀による金融緩和政策の修正、米中貿易戦争の激化、FRBが9月に再利上げする可能性の増大・・・。いずれも影響力は複雑で、一筋縄では解釈できない。このため市場には迷いが生じ、方向感を失ったようにみえる。ダウ平均は先週12ドルの値上がり。日経平均は188円の下落となった。
たとえば日銀の政策修正。超金融緩和を維持するための方策とみるのか、それとも引き締めに向けた政策転換の第1歩とみるのか。際限なく広がる米中間の関税引き上げ競争。どこまで行くのか、その影響の大きさは。予測は困難だ。FRBは利上げの意志を鮮明にしたが、トランプ大統領は「引き締め反対」を表明している。
いずれも大問題だが、その見通しは不鮮明だ。しかし一方では、日米ともに企業の業績はいぜん絶好調。これで株価は下支えされているものの、心配のタネも大きいから動きがとれない。この状態は、まだしばらく続きそうだ。そんななかで早めに動き出すのは、円相場である可能性が高い。円安よりも円高に動く方が、確率として大きいかもしれない。
今週は7日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。8日に、7月の景気ウォッチャー調査。9日に、6月の機械受注。10日に、4-6月期のGDP速報、7月の企業物価、6月の第3次産業活動指数。アメリカでは9日に、7月の生産者物価。10日に、7月の消費者物価。また中国が8日に、7月の貿易統計。9日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
たとえば日銀の政策修正。超金融緩和を維持するための方策とみるのか、それとも引き締めに向けた政策転換の第1歩とみるのか。際限なく広がる米中間の関税引き上げ競争。どこまで行くのか、その影響の大きさは。予測は困難だ。FRBは利上げの意志を鮮明にしたが、トランプ大統領は「引き締め反対」を表明している。
いずれも大問題だが、その見通しは不鮮明だ。しかし一方では、日米ともに企業の業績はいぜん絶好調。これで株価は下支えされているものの、心配のタネも大きいから動きがとれない。この状態は、まだしばらく続きそうだ。そんななかで早めに動き出すのは、円相場である可能性が高い。円安よりも円高に動く方が、確率として大きいかもしれない。
今週は7日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。8日に、7月の景気ウォッチャー調査。9日に、6月の機械受注。10日に、4-6月期のGDP速報、7月の企業物価、6月の第3次産業活動指数。アメリカでは9日に、7月の生産者物価。10日に、7月の消費者物価。また中国が8日に、7月の貿易統計。9日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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