◇ FRBに敬意を表したNY市場 = ダウ平均は先週376ドルの値上がり。FRBが政策金利の0.25%引き上げを決めた22日だけは530ドルと大きく下げたが、あとは上昇。FRBに敬意を表した形となった。前半は政策金利の据え置きを期待、後半は利上げの終了が近づいたという読みから買われている。ただ金融不安は終息していないという見方も根強く、債券市場にも資金が流入して金利が大きく下落した。
日経平均は先週51円の値上がり。22日は金融不安が一段落したという安心感から大幅に上げたが、あとは下落。ニューヨークとは全く反対の動きとなった。金融不安の持続を警戒する海外投資家は売りに回ったが、国内投資家の押し目買い意欲は衰えていない。金融不安に対する警戒感も、海外投資家ほど強くはないようだ。
アメリカでは経営破たんに陥った中堅銀行に対する緊急対策が奏功、国内投資家はこれを評価している。しかしクレディ・スイス銀行の破たんは、ヨーロッパ各国の金融機関にまだ影響が及びそう。海外投資家はこちらを重視しているようだ。したがって、今週はヨーロッパの金融市場に注目が集まるだろう。また東京市場では、円高の進み具合に注意が必要だ。
今週は27日に、2月の企業向けサービス価格。31日に、2月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは28日に、1月のFHFA住宅価格指数、3月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、2月の中古住宅販売。30日に、10-12月期のGDP確報値。また中国が31日に、3月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週51円の値上がり。22日は金融不安が一段落したという安心感から大幅に上げたが、あとは下落。ニューヨークとは全く反対の動きとなった。金融不安の持続を警戒する海外投資家は売りに回ったが、国内投資家の押し目買い意欲は衰えていない。金融不安に対する警戒感も、海外投資家ほど強くはないようだ。
アメリカでは経営破たんに陥った中堅銀行に対する緊急対策が奏功、国内投資家はこれを評価している。しかしクレディ・スイス銀行の破たんは、ヨーロッパ各国の金融機関にまだ影響が及びそう。海外投資家はこちらを重視しているようだ。したがって、今週はヨーロッパの金融市場に注目が集まるだろう。また東京市場では、円高の進み具合に注意が必要だ。
今週は27日に、2月の企業向けサービス価格。31日に、2月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは28日に、1月のFHFA住宅価格指数、3月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、2月の中古住宅販売。30日に、10-12月期のGDP確報値。また中国が31日に、3月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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