経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2024-01-08 07:31:22 | 株価
◇ 新年は慎重なすべり出し = ダウ平均は先週223ドルの値下がり。火曜日には小幅に上げて史上最高値を更新したが、水曜日には300ドル近く反落した。FRBが12月のFOMC会議の内容を公表、委員の間で「追加的な利上げの可能性」を肯定する意見が強かったことが判明したためである。またダウは昨年14%、ナスダックは43%も上昇したことの反動も大きかった。

日経平均は先週87円の値下がり。ニューヨーク市場の軟調に加えて、能登地震が発生。最初は驚いたが、すぐに冷静さを取り戻した。為替相場が円安に振れたことも、株価を下支えしている。能登地震の影響は大きいが、すでに8割の工場が正常な稼働に復帰した。むしろインバウンドに対する長期的な影響の方が、心配されているようだ。

ダウは4万ドル、日経平均は3万8415円の史上最高値を更新。--年末の市場に出現した強気の目標だった。その活況は、年が明けると急に消えた。FRBによる利下げ期待も遠のいた。ただし、この慎重な空気が一時的なものか、それとも長引くのかはいまのところ不明。当面は強気と弱気が交錯しながら、状況判断を固めて行くことになりそうだ。

今週は9日に、12月の東京都区部・消費者物価、11月の家計調査。10日に、11月の毎月勤労統計。11日に、11月の景気動向指数。12日に、12月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは9日に、11月の貿易統計。11日に、11月の消費者物価。12日に、11月の生産者物価が発表される。

        ≪9日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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