◇ 業績見通しが左右する株価 = 北朝鮮や貿易戦争のリスクが軽減するなかで、株価を動かす最大の要因は企業の業績見通しに集約されてきた。ダウ平均は先週49ドルの値下がり。金利が3%台に載せたことを嫌気して売りが先行していたが、金曜日に大きく反発して下げ幅を縮小した。そのきっかけは、アップルが予想を上回る業績見通しを発表したこと。これでIT関連株が一斉に買われている。
東京市場は連休の谷間で、営業日は2日間だけ。出来高も少なく、日経平均は週間5円の値上がりにとどまった。そして今週からは3月期の決算発表がピークを迎える。18年3月期の業績は増収増益。利益は2年連続で過去最大を記録する見通しだ。しかし19年3月期の見通しとなると、慎重な見方が少しずつ増えてきている。
慎重な見方の根拠は、円高と資源高。特に円相場は3月下旬に104円台まで上昇したことから、これまでに決算発表を終えた企業は想定レートを上方修正したところが多い。しかし円はそのあと下落して、最近は109円台にまで下げている。これから決算を発表する企業の経営者が、この傾向をどう読むのか。それによって市場の空気は、大きく変わってくるだろう。
今週は8日に、3月の家計調査。9日に、3月の毎月勤労統計と景気動向指数。10日に、3月の国際収支と4月の景気ウォッチャー調査。アメリカでは9日に、4月の生産者物価。10日に、4月の消費者物価。11日に、5月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、4月の貿易統計。10日に、4月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪7日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
東京市場は連休の谷間で、営業日は2日間だけ。出来高も少なく、日経平均は週間5円の値上がりにとどまった。そして今週からは3月期の決算発表がピークを迎える。18年3月期の業績は増収増益。利益は2年連続で過去最大を記録する見通しだ。しかし19年3月期の見通しとなると、慎重な見方が少しずつ増えてきている。
慎重な見方の根拠は、円高と資源高。特に円相場は3月下旬に104円台まで上昇したことから、これまでに決算発表を終えた企業は想定レートを上方修正したところが多い。しかし円はそのあと下落して、最近は109円台にまで下げている。これから決算を発表する企業の経営者が、この傾向をどう読むのか。それによって市場の空気は、大きく変わってくるだろう。
今週は8日に、3月の家計調査。9日に、3月の毎月勤労統計と景気動向指数。10日に、3月の国際収支と4月の景気ウォッチャー調査。アメリカでは9日に、4月の生産者物価。10日に、4月の消費者物価。11日に、5月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、4月の貿易統計。10日に、4月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪7日の日経平均は? 予想 = 上げ≫