PPO ( Project for people in ota )

大田区の市民と女性議員の会、女性が働きやすい職場や家庭の環境づくり、女性が政策決定の場へ出る応援をするプロジェクト。

安心を買いたい!

2008-09-16 21:22:52 | Weblog
買い物をする時の基本は信頼です。
そこに信頼があるから品物が買えるのです、
私は長年商店街で販売をしています。品物を売ることは信頼を売る事と思ってきました。
今衆議院議員安井氏のブログにトラックバックかけました。
「中国で粉ミルクの量を多くするために工業用の薬剤が混入され、そのために乳幼児二人が亡くなったというニュースが流れています。日本では三笠フーズが工業用に使う事故米を食用として転売していたそうです」
という記事についてかかれてました。

衣食住、あらゆるものが安心して買えない状況になってます。
結果として全てが自分に帰ってくるものなのに、家族に帰ってくるものなのに、
森永砒素ミルク、水俣病で日本人はとても大きな反省をしたはずなのに、このところのニュースを聞いて一体どうなってしまったのかと何故こんな事が起こるのかと悲しくなります。

先日、「こだわり商店」を視察させていただいて、全てが安心して買うことができたのです。誰が作っているかが解っていてそこには信頼があったからです。それがすごくうれしく思いました。
それが当たり前の状態に戻って欲しいものです。

こだわり商店 早稲田 を視察して! 感想Ⅱ

2008-09-14 13:20:23 | Weblog
ゆず味噌の写真がこだわり商店早稲田のブログに掲載さえていました。思わず会に行きたくなりますね。

こだわり商店 早稲田を視察して 感想を少し。。。
厳選された商品を売っているので、一見、良い商品だから売れていると考えてしまいそうになりますが、私は、このお店の価値は、安井さんの商品に込められたメッセージにあると思いました。

イチゴ好きの私が一番美味しいと思っているジャムとか、お昼にいつもお弁当を売っている人(障がい者)が作っているパンとか、生産者の見えている町から送られてくる野菜とか・・・・。

それらのメッセージを安井さんをはじめお店の方が上手にお客様に伝えている様子が伝わってきました。
だから、スーパーの時と違って、一人ひとりの接客時間が長くて、もっと長く居て貰いたいからお店の中にテーブルと椅子が置いてある。

地域のつながりの拠点としての機能をきちんと担っているのが素晴らしいお店でした。

その町が好き、人が好きな安井さんのような方だからこうしたアンテナショップも成り立つのだと思いました。

地域にひとつほしいお店です。
勿論、大岡山にも!!

こだわり商店 早稲田を視察して!

2008-09-14 13:06:20 | Weblog
先日、アンテナショップに視察に行ってきました!

すごく感動しました!!
何よりうれしかったのは商店街ネットワークに参加してこの10年の成果が見られたことでした!
これこそ本当に10年の成果ですよ!
若い安井オーナーさんのお話からすごくエネルギーを頂きました。
きっと安井さん(全国商店街ネットワーク会長、衆議院議員)の若い頃はこんなんだったんでしょうね!と参加した人みんなの感想でした。

アンテナショップで感動したことは
1)品揃えがすごい!自然で、新鮮でおいしいのです。
  全国の元気な商店街ネットワークの代表の場ですねここは!
2)障害者。高齢者の雇用の場、場だけではなく彼らに働ける方法を教えて商店だ  けでなく企業でもどこでも就職できる状況を作りたいという若い安井さんの意  気込みがすごい
3)ご近所はじめいろいろなグループの集まりの場、夜には高齢者や若い人たちが  集って居酒屋になったり、会議の場になったり、本当に良い場です。
☆来年には?もしかして年内くらいには数店舗増える。
  ぜひ大岡山にも

今回商店街ネットワーク側からでなく、若い安井さんからの立場からお話を伺えてとても新鮮でした。


私が体験したおいしいもの、
  ☆パン、お弁当(おいしいだけでなく、安くてびっくり)障害者の人たちが作   業所で作り運んできて並べて打っています。
  ☆飛魚という調味料、煮物にも良かったです。
  ☆そばかりんとうは私はお菓子類控え中で買わなかったのですが、後ですごく   後悔してます。花川戸のかりんとうよりおいしいです。一緒に行った仲間の   一人が買ったのを一緒に頂いたのです。
  ☆トマトジュース、これがまさに自然なトマトをそのまま今ジュースに仕立て   という味でした。キッコーマンよりずっと自然で癖がないです。
  ☆志津川の焼きたてのお魚をパックにしたのはとても便利です。
   これは、お弁当も良いですが、お酒のおつまみにぴったりですね、体に良い   ですし、

☆若い安井さんが、お店は絶えず新しい商品を展開しなければ飽きられるので、いま、他でアンテナショップに出したいところに声がけしているということでした。

沢山、買って帰れないのがとても残念でしが、これからちょくちょく伺いたいです。


早稲田のこだわり商店・・・アンテナショップ視察

2008-08-28 20:54:23 | Weblog
明日、早稲田のこだわり商店ことアンテナショップを視察させていただきます。
折りしもきょうこだわり商店のブロログ開設の事を知り、トラックバックかけさせていただきました。
商品内容が良く解る良いブログです。
どれも食べたくなりますね。

明日の視察が楽しみです。

貞洞(チョンドン)劇場の若者はモシッソヨ(カッコイイ)!!

2007-07-23 22:09:46 | Weblog
村越 明美

貞洞劇場は、韓国ではじめて伝統芸術を観光商品化させた、舞踏、打楽器、楽器演奏、パンソリ(歌)と、宮中音楽と民俗音楽を同時に楽しめる専門劇場である。
徳寿宮脇の坂道を駆け登り開演時間ぎりぎりに滑り込んだが、幻想的、優雅、エネルギー溢れる踊りに酔いしれた。
なかでも圧巻だったのが、チャンゴなどの打楽器を激しく演奏しながら、帽子に付いたリボンをクルクル回したり(新体操のリボンのように)、頭の上の鳥のようなものを表情豊かに動かす農楽・プンムル(サムルノリ)は勇壮で素晴らしかった。こんなに長い時間、楽器を激しく演奏しながら踊るのはきっと職業病になるなと余計なことを思いつつ、チャンゴのイケメンに釘付け。夢中で皆と一緒に手拍子、喝采をして舞台と客席はひとつになった。女性も優雅で美しい!そして何よりも韓国から日本に芸術文化が伝来されたことがよくわかった。

隣席の通訳の朴さんにそっと聞いた。「自分の国を誇りに思うでしょ?」朴さんは誇らしげに頷いた。
公演の後、彼らは演奏しながら地上の広場に観客を誘導し、観客と入り乱れ輪になって踊り記念撮影にも応じてくれた。
またこの劇場のお土産品は韓国のどこよりも安くセンスのいいものばかりで、此処でお土産を揃えたほうがよかったとちょっと悔しい思いをした。久方ぶりに熱く燃えた夜だった。


環境整備に驚き!韓国人力センター

2007-07-12 00:16:15 | Weblog
1997年の視察でテジョン市の女性センターを訪れたときまず驚いたのは、センター内の設備が、整備されていたことである。
コンピューター教室にはずらりとコンピューターが設置されていて、確か30人くらいが一緒に講義を受けられる状況になっていた。
英会話教室も、やはり30~50名が個々にヘッドホンで聞けるように、それぞれ机とヘッドホンが設置されていた。
また洋裁、和裁(韓国服専門教室)、刺繍教室などそれぞれの教室ごとにミシンが2.30台づつ設置されているなど、その環境整備のすごさに驚いたのを覚えている。なお、そこで講習を受けて作られた品々は、とても素人が作るものではなく、デパートの商品かと思うほどのものばかり、刺繍の布団カバーや木彫りが素晴らしい箪笥や鏡台などの家具にいたっては、職人肌のものばかりであり、これには本当に驚いた。

2004年の人力センターも同じだった、ハードの面はもちろんだが、ソフトの面(講習の内容)もすばらしく環境整備がされていると強く感じた。
一般的な講習はもちろんだが、直接入社する会社向けの講習等も組まれていたり、即役に立つ講義も含まれていた。
また、ウエブ上でハローワークを整備するという話も出ていた。

この人力開発センターをより理解するうえで、参考になる資料を人力センターのHPから抜粋した。以下。
1. 電算税務会計の場合, 2003年2月から2004年1月31日まで計4回の教育で就業率が 64%, 45%, 58%, 50%の就業率、ウェブ専門家過程は43%,ショッピングモール運営管理は57%の 就業率であった。
2. 就業率を高めるために3人の専門員を配置して‘オーダーメード型就業管理’を実施している
3.デパートや航空会社以上のサービスをモットーに、受講生の満足度を高めるために "講師たちの面接にも多くの気を使って選抜している"充分な準備をした人だけが就業に成功することができる"(移民頃館長)
4.瑞草センターが2004年10月に重点的に実施するプログラムは中小企業庁で実施する青年パッケージ事業の一環の ‘税務貿易実務過程’である. 10月4日から11月26日まで
実施する今度の教育は教育期間
の中で訓練数当たり30万ウォンが 支給されて,企業研修中には50万ウォンの訓練手当てが支給される.
女性開発人力センタープロジェクトの中で、韓国全土で、力を入れている内要としては、
リーダーシップ養成講座2004/7/30
ソウル2030ウーマンリーダーシップキャンプ運営(20代30代を対象)
IT開発部門の講習(未就業者)
基本内容としては、一般的な税務・経理、ショッピングモール創業実務から、専門的な内容としては、ウエブデザインスペシャリスト入門、デジタル映像編集&製作過程までなど。

この瑞草(ソチョ)人力センターがこの事業をサービス業としてしっかり自覚を持って取り組んでいる姿勢が伺える。経理関連の就業率が訪問時に聞いた全体の就業率と比べるとかなり高い事が解る。
このHPは、女性の職場における問題点から、広く韓国におけるビジネス関連、経済、政策にいたるまであらゆ情報が流されており、韓国の今を知る上でとても参考になった。また、懇談の中からもHPからも、韓国の企業家の視点が非常にグローバルで、又、それが当然であるという感覚に触れ、日本との大きな差を感じた。

PPOメンバーの感想
・女性がすごくパワフルだった
・仕事でつながりたいと言う意識が全面に溢れていた。
・具体的なことを簡単に実現している。
・なんでも簡単に出来るんだと思えてきた。やったらあとから制度や支援がついてくると実感した。
・低所得者にとどまっていたけれどこれからは主婦を起こすという動きが見られた。
・忙しい中、何が必要かという認識をはっきり自覚していたのが良く解った。
・教育をはっきり明言できることは日本との違いを感じた。日本は教育と言う言葉に対するイメージが悪くて明言できない所があるがこれからはもっと教育の大切さを口にしていっても良いと思う

今後の課題
1.今回視察の目的の1つは、これを機に韓国の女性企業家と交流していきたいという思いがあったので、先ずは情報交換から交流をしていきたいと考えている。それにはITは最適。
2.韓国視察を通して知ったITに対する取り組み方が、私たちの取り組みと視点が違うと感じた。これは私たちにとって非常に大きい課題だと思う。先ずはHPの視点から見直してみたいと思う。

本音と建前

2007-07-08 01:13:40 | Weblog
街の雰囲気はその時の景気を強く反映するものだということを痛切に感じた。

1997年の韓国視察の時は最初の訪問先が釜山だった。
釜山とソウルというと、日本で言うと大阪と東京のような感じで、釜山は庶民的で、少し言葉のアクセントも強く感じた。釜山は演歌の似合う港町的な感じもあったが、雰囲気の良い高級リゾート地の一角もあった。
そして夜にはそのリゾート地の海岸にはずらりと屋台が並ぶところが何とも韓国的だった。その夜ほとんどひとけがない屋台を回りながら、寂しくて、沈んだ雰囲気を感じた。その感覚がどこへ行っても消えなかった。韓国の経済危機が発表されたのはその数日後だったことは前にも書いた。

2004年韓国は街に活気があった、元気があった、だが、落ち着いて安定していると言う感じはなく、必死にがんばっている感じが伝わってきた。
今回の視察でこれほどまでにIMF危機が韓国の人たちにとって大きなことだったのかと驚ろかされた。女性人力開発センターも、このIMF危機が大きく影響している。
そしてこのIMF危機で、率先して市民に募金活動をしたのは、YWCAだったと聞かされた。そういえばニュースで募金活動して市民がお金だけでなく金の指輪や宝石類を募金箱に入れている姿を見たのを思い出した。YNCAだから出来たのかと改めて市民の信頼の強さを感じた。

視察で会った女性たちはある程度地位もあり成功もして、階級的にも上の人たちがほとんどで、一般の人たちの声をなかなか聞きにくい。
ところが、2回ともバスの添乗員にとても助けられた。
彼女たちは、あれは建前で本当のところは違うといつも指摘した。実際働いていてその環境は、彼らが言うほど現実は良くはないと言った。
当然のことだが、制度は進んでいても浸透度、市民の満足度にはずれがある。
彼女たちは子どもを親や姑に見てもらって働きに出ているという、韓国ではごく一般的な働く主婦だった。

PPOメンバーの感想
・分かりやすい説明とビデオにより感激し学ぶことの多い視察だった。
・30代の若手が抜擢されたことは、大変心強い。歴史は古くても、組織は新しく活気があり、時代を見据えた活動をしている。
・女性に関する問題をどう解決していくのか、道筋ができている、と感じた。
・雇用に関しても、具体的な支援をしている。
・80年を超える伝統をもっているYWCAが、NPO団体などの新しい組織が多い中で、人力センターを最も多く受託していることは、社会的な認知度や信頼を得ているのではないか。
・保育から教育、まちづくりなど、幅広い課題に取り組んでいて、社会にメッセージを発信しているのが、伝わってきた。

今後の課題
1.YWCAは児童部をもって若い層への働きかけをしており、大変参考になった。今後、若い層を惹きつける活動が私たちも必要である。
2.今回の視察の中で、日本にもある組織はYWCAだけなので、ぜひ交流してみたい。

明日は、いよいよ何度も出てきた女性人力開発センターを民間で運営している女性企業家団体の話です。


若い事務総長に驚いた韓国YWCA!

2007-07-04 23:33:47 | Weblog
2004.7.22.猛暑のソウル。
YWCAに到いて、まず驚かされたのはなんとも若い事務総長ユーソンショウさんだった!
ロッテホテルからほど近いところに瀟洒な3階建で奥に教会がある建物が韓国YWCAだった。
私たちは玄関で、今年1月に就任したばかりの30代前半のユーソンショウ事務総長の力強い握手と元気な「アンニョハセヨ」(こんにちは)の挨拶に迎えられた。

この若い女史の抜擢は、1922年設立という長い歴史をもつ老舗のYWCAとしては、激動の韓国社会の中で革新的に活動してゆくための世代交代の「挑戦」の人事だったという。
こういうう思い切りの良さ、即実践はさすがに韓国らしいと感服。
因みにこの事務総長は、私たちの視察団の通訳の朴さん(現・東大大学院在学中)とソウル大学・大学院での同級生でした。

韓国YWCAの概要
韓国YWCAは、韓国の女性団体としては最も歴史が古く、大きい組織で、女性活動の中心的役割を担っている。全国54都市全部にYWCAの組織があり、その中に運営センターが145位ある。
北京世界女性会議(1995年)後、「国の男女平等推進センターを」という強い要望により、「女性開発人力センター」が51箇所設置された。YWCAはその内の26箇所の施設を委託され活動している。
委託先はほかに19団体あり、YWCAの26箇所は断然に第1位である。これは、長い歴史の中で国民から信頼され女性の就業のためのプログラムを開発し実践してきていることを反映している。
この韓国YWCAは、韓国全土のセンター的機能を行っている。その特徴としては、各地域でニーズを吸い上げて現場に併せて具体的に草の根的に活動を展開し、それをセンターが、常に支援し連携を取り合って活動している。

YWCAの事業を年代的に見ると、
60年代から70年代の重点的な課題は大学の中にYWCAの組織を作ることだった。
80年代後半になって韓国の中ではNGOとNPOが非常に増えてきた。その中で女性運動は専門化、多様化され分化されていった。その頃の中心的な課題としては、
1)女性の経済的・政治的地位向上のための運動と
2)自分たちの生活の質を高めるための生活環境運動があげられる。
具体的には性売買とか家庭内暴力の問題がある女性のための法律改正運動や救済運動が展開されてきた。

YWCAの特徴としては、現場に直接参加して現場の中で自分たちの環境を変えてゆく運動、その地域社会の中で文化と意識を変えてゆく教育を展開する活動をしてきたが、今後も引き続きこの方向で活動していく。

今現状の具体的な事業を紹介すると、例えば、現代自動車のある工業地帯のウイザンでは、全国の20代女性の10%が性売買被害者であるが、その地域では被害者救済運動を展開している、釜山では、生活協同組合活動で有機農業や都市と農村と連携した共同体運動が中心になっている。

以上のようにYWCAは、女性の職業開発センター(女性開発人力センターはその1つ)や子どもの家(保育所)、子どもの遊び場など、子どもの「W」から高齢者の「W」までの生涯運動を展開している。
中でも特に重点を置いている事業は今までもそうですが、女性のリーダーシップをつくる運動です。

韓国の視察で特にこの「女性のリーダーシップをアップさせることに力を入れていると」いう事をどの場面でも聞かされた。
これは企業においても、組織においても本当に重要だということを常々思っていただけに国をあげての政策に取り込まれているのを知って、驚かされた。

YWCAでの懇談の内容は明日。続きをお楽しみに!

両性平等憲章が作られた韓国テジョン市!

2007-06-28 13:04:29 | Weblog
韓国視察掲載を読んでくださっている応援の記事がうれしいです!
有難うございます。

さて、8年ぶりに訪れる韓国テジョン市女性センターの前に立ったときには本当に胸キュンでした。

****************つづき

<大田女性会館の概要>
 1993年 1月12日 オープン
建物は地上4階 地下1階
2004年2月19日に分館として女性
文化会館をオープン運営 
 
<推進している課題と事業(16事業)>
  女性の社会参加、ライフスタイルの向上のため時代の変化に対応できる社会教育、健康な家族文化を定着するためのプログラム開発、経済的発展を目的として女性が働く場所を生み出し、市民が利用しやすい場所としての運営を目指している。
女性の経済能力向上のための技術・職業の社会教育30科目、潜在能力開発・趣味教育23科目、教養・情報科教育14科目、季節講座、意識向上の教養特別講座、60歳以上のシルバーダンス、生涯学習大学、家族機能回復の相談プログラム、女性と子どものための4ヶ所の相談室、保育所、職業情報センター、ボランティアバンク(152名が活動)、一人暮らしの老人への福祉活動(キムチ作り)、受講生の作品の常設展示販売、発表会、運動会、市民への会場開放、外国人への韓国文化紹介文化会館をオープン運営   

<質疑応答>
Q1:運営の基本はどこか、同様の施設が他市にもあるか。
A:大田市で市の予算を使って運営しており、他の市でも多くある。

Q2:ここで学んだことを活用し、社会で働く次のステップの繋ぎの役割を担っているか。
A:教育は技術、副業、趣味、教養、情報科があるが技術、副業の講座を終了した人が起業しているケースがある。技術教育の中で洋裁、機械刺繍、韓服などを学んだ起業の割合は高い。趣味、教育の受講生が講師になる例もある。

Q3:女性が働く、また仕事をつくりだすことは難しいが、ここで学んだことの支援策はあるか。
A:韓国には中小企業支援センター、商工支援センターがあって起業をやるための支援がある。女性会館でも相談を受けている。保健福祉部の融資もある。商工支援センターで起業したい人を優先することもある。

Q4:女性会館を使用している人たちで政策提言、女性の地位向上の運動を自主的にしているグループがあるのか。
A:政治的に働きかけはしていない。書道、陶芸、文章を書く教育を受けたあとで、サークル、写真同好会など自主的に発表活動などを行い、また仕事に繋げることをしている。
YWCAは政策的にはあるべき幼児教育をも研究することも必要であれ分離であれどのようにしたらよいかがが問題になっている。

Q5:運営を大田市がしているが、利用者が企画に一緒に参加することがあるのか。
A:女性会館の運営や企画に直接受講生が参加したりすることはない。作品を発表したり体育祭をしたり保母をしたり、そういうことに受講者が参加している。企画運営に参加しないが、毎年アンケートで意見を募っている。班ごとの代表者が懇談会を開き、意見を出し合い、より質の高いサービスに努めている。

Q6:この8年間の活動で一番大きな成果は何か。
A:プログラムは多様化して30科目から67科目以上に増えた。近年韓国では離婚や低出産率が社会問題となっているため、健全な家庭を作る家族のためのプログラムを常設しているのが一つの特長である。情報科教育はあったが施設がなかったので作った。大田市に住んでいる女性のニーズも多様化されて社会参加を促すために女性文化会館を新設し2004年3月から運営中。利用者が増えて、一日平均1000人以上が女性会館を利用している。以前は趣味としての書道、手芸などが多かったが、合理的なニーズが増えてヨガなど健康プログラムがある。昔は幼い子どもがある程度成長するのを待っていたけれど、現在は開館内の保育室に預けて趣味と実力を養うことが出来るようになった。

Q7:日本では登校拒否の子どものことが問題になっているが、ここでの女性と子どもの悩み相談の中で一番多いのは何か。
A:子どもの相談では情緒不安定な子どもが多い。授業が出来ない子がいて遊びや絵の指導、自己指導をしている。韓国と日本の事情は少し違っていて韓国では不登校の子どもは多くない。不登校の子が来館するというより、学校に適応できない子や両親とうまく対話ができない子が通ってきてだんだんよくなっていくというケースがある。

Q8:老人介護の講座はあるのか、なかったら開設する予定があるのか。
A:看病人教育講座がある。その講座の中で50%は本格的に看病人師になっている。その他は親や家族の看病や治療を目的に学んでいる。一年に50人位看病人師が出ている。
また始業式、終了式に健康管理の特別講義があり300~500人が受講している。家族看護講座を来年検討してやっていきたい。

Q9:女性が積極的に講座を受講してきている中で、男性はどういうふうに思っているのか、また応援しようという姿勢になってきているのか。
A:全体的に把握することは難しいが、自分の妻がここで教育を受けて、とてもいきいき活気あふれるようになり肯定的になったりすることには、チンチルガン(サウナ)に行ったりするより健全で実生活に役に立つことになるので、誇りに思いとても支持している。中には女性教育をやることだけではなくて、なぜ男性を受け入れてくれないのかということで、男性会館をとの話もある。夫が出張料理の注文を積極的に受付けたり、夜間受講の終了を車の中で待っているということがよくある。

Q10:一般家庭の中での男女平等の意識を高める施策をやっているのか。
A:大田市の市長は男女平等の行政に関心を持っている。昨年、両性平等憲章が作られた。男女平等理念教育もある。女性会館の中でも男女平等教育があり、これからはグループごと科目ごとに強化していこうと思っている。

Q11:男性の意識改革はどのように進めていこうとしているのか。
A:男女平等のための女性政策委員会がある。特に高級公務員の男性たちの意識改革がもっと必要。昨年男性向けのプログラムを行ったが参加者ゼロ。そのためその講座は廃止した。実際は社会の中で女性だからという差別の意識はある。大田市の公務員の23.9%が女性で、高級公務員の女性は少数だが、女性が最善をつくせば男性は無視できないし、夫婦が一緒に参加できるプログラムによってだんだん変化してくると思う。

Q12:受講生と働いている人の子どもの保育は一緒なのか。保育室にあずける時間はどのようになっているのか。
A:大田市は女性教育模範都市であり、
働いている人の子どもは(2~3歳以上)36名いて、朝7時から夜8時まで保育している。受講生の子どもは66名位で、受講している間の2~3時間の保育をしている。大田市の公的保育施設は2ヶ所、24時間保育、障害児の特別なセンターもある。 

以上質疑応答の内容でした
女性センターの続きは次回お楽しみに。

当選おめでとう!

2007-04-24 12:22:54 | Weblog
早稲田商店街、衆議院議員の安井さんのブログで「為書き」を知りました。
あの選挙事務所室内の壁に候補者の名前と「祈・必勝」とか「祈・大勝利」などと書かれ、その後の方にこの紙を贈った議員の名前が書かれている、あの紙を為書き(ためがき)といいます。とのことです。
あの紙は贈られるものなんですか、しかも送った人の名前入りなんですね、知りませんでした。

どこもひとまずほっとしていますね。
選挙が終わりました。
われらが仲間の女性区議員さんは全員当選!うれしい限りです。
本当におめでとうございます。

区長選はとっても残念ではありますが、内田さんの勇気をたたえましょう。
彼女が区長に立候補してくださったおかげで、女性も区長にという道筋ができました。はじめの1歩がなければ2歩目はないのですから!
有難う内田さん。

PPOもこれからまた新たに出発です。
女性議員も増えました。
是非、一緒に活動してください。
では楽しみにしています。