しあわせって。

          

　　　　　　　　　　　　　　　何気ないちゃおの寝姿・・

　　　　　　　　　これまではふっと微笑ましくなるだけだったが、
　　　　　　　　　　　　病気になってからは、ほんとにほっとする。　　





　　　　　　　　　　　　　　　いまは寒い季節。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちゃおも元気。

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　けっこう歩いてもハアハアいわない。

　　　　　　　　　　　　　　とっとことっとこ、　前を駆けていく。
　　　　
　　　　　　　　　　　　　
　　　　
      
　　　　　　　　発作は、1週間から10日に1回の割合で起きている。
　　　　　　　　　　だいたい夜中や朝方。
　　　　　　　　
　　　　　　　　むくっと起き上がり、口をぺちゃぺちゃして、
　　　　　　　　　　発作に移っていくときもあれば、そのまままた寝入ることも。

　　　　　　　　気配を感じると、「あ、どっちだろう、お願い、何もならないで。」　と緊張する。　　



　　　　　　　　　　


　　　　　　　　
　　　　　　　痙攣の30秒から1分くらいの間、ほんとに長く感じる。

　　　　　　　　　初めのうちは、自分に何が起きたかわからないように目を丸くして怯えていた。

　　　　　　　　　この頃は、何かに攻撃されたとおもうのか、
　　　　　　　　　よろめく足で周りをみまわろうとし、ワンワン吠えはじめる。

　　　　　　　　　抱き上げて灯りをつけ、
　　　　　　　　　ぐずる赤ちゃんを寝付かせるようにゆっくり揺れてあやし、
　　　　　　　　　30分ほどでやっと落ち着いて寝付く。
　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　


　　　　　　でも、誰かがそばにいるときならまだ良いと思う。　

　　　　　　ちょっと前は、朝の散歩が済んでまたちょっと一眠り、というときに起きた。
　　　　　　　　　　出かけているときに起きたらかわいそう・・。　
　　　　　　　　　　　　　不安が抜けない。　　

　　　　　　　　　　この深い眠りも、薬の量が合ってきて、
　　　　　　　　　　　　　やっとまた戻った眠りだもの。　
　　　　　　　　　　

 
　

　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　ふつうに　暮らせる　



　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸せ





　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　3月も半ばになれば、ちゃおは暑くてまたハアハアしだすだろう。

　　　　　　　　　人間が上着を1枚ずつ脱いでいくのは、
　　　　　　　　　ちゃおにとって、1枚ずつ着ていって暑くなるのと同じ。

　　　　　　　　　　だから寒い季節に感謝して、
　　　　　　　　　　このごろは散歩も大判振る舞い。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　朝、夫を石川町駅まで送ってから辺りをぶらぶら。
　　　　　　　　　　　　　帰りはバッグにいれて坂を上ることも多くなった。
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　このきつい坂、いつもぶうぶう言っているのにね。



　　　　　　　　　


　　
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　ふつうなら　見過ごしている　大きな幸せ。