『荒涼(序章付き)』/ WINTER
AMEBIX ’NO SANCTUARY - THE SPIDERLEG RECORDINGS’ CD
ALTERNATIVE TENTACLES RECORDS VIRUS 382
《序章》
感染だらけの世の中に
コアと言う名のドスを抜く
天気はいいが 心は闇
朝からへべれけ 酒常事態継続
鴉の鳴き声 不吉な羽ばたき
それでも流れる あの曲この歌
大地の底で蠢き始める
虫の姿に身を重ね
そしてひとこと
「ああ やっぱ飴はビックスベポラップ」
前にも口にしたかと思い出し
もそもそ準備に取りかかる
山へ薪を拾いに行く時間だ
太陽発電のレコードプレイヤーも
きっといつもより轟くに違いない
残雪の彼方に
WINTERありき
寒さというのはのぅ
時として人生に無駄をもたらすわい
崩れかけていく映像を
いっとき中断したとしてもじゃ
友情などとはほど遠いい
不穏の日々があり
夜の闇が
人生の死に向かっていく音が
聞こえてくるもんじゃて
苦難の季節が来おった
死神がそこら辺を這いずり回るようじゃ
試練を乗り越えていく時が来おった
四つの障壁の向こう側に
いったい何があると思うのじゃ?