WHITE PARKS ON HOPE 13（その40から）
（近美での続き）
「シンイチロウでもない、
サトシでもない。
残るはホルヘのみかよ。
とりあえずはよ、
テレホン・カードの残数も減ってきたし、
閉館時間が近づいてきたので、
そろそろ帰宅するかよ。
こんな時間に美術館通りをMTBで走ることになるとは。
今夜は外食でもして、
I食堂で鹿肉丼でも食べていくかよ。
この店での楽しみは、
週刊少年ディマンシュで
’熱傷！沢花学園（まおくどん著）’
の連載を読めることでよ。
今ちょうど体育館が黒いカーテンで真っ暗になって、
周りから敵の一斉攻撃を受けてる真っ最中のシーンでよ。
うぬぬぬ、危しだぜ！
（ジャキ〜ン、いつ助けに来る？）
さて、ホッゴ展であるが、
彼は神父になりたかったのだが人間的に問題があって結局ダメで、
自分の幸せな家庭を持ちたかったのだが人間的にこちらもダメで、
ギョーガンとの共同生活イエロー・ハウス計画も
やっぱり切れやすい性格ゆえダメに終わってしまった。
そこで自分の真の存在理由を探そうと
弟のドオテールに宛てた手紙に、
散歩時に見た風景をラフ・スケッチで小さく入れてみると、
兄さんは画家が向いているのでは？
という返事が来たので、
その日からそういう職業を目指したのであったかよ。
（まじ？）
オレは、
彼の純色を多用した油彩（下地：シルヴァー・ホワイト？）よりも、
手紙に書かれた鉛筆スケッチの方に魅力を感じたぜ。
なぜなら、
そこに‘欲’が見えないからかよ。
まさに最も‘ピュアな形’とでも言えばいいのかよ。
くれぐれも‘プア’ではないからな、
一応よ。
さて家に着いたので、
このレコードでも聴きながら、
ホルヘに最近落し物などしてないかと電話でもしてみるかよ。
WARZONE ‘LOWER EAST SIDE CREW’ 7”EP (3RD PRESS) REVELATION RECORDS REVELATION: 1
おせっかいというよりは、
ことブツに関することになると、
ただ単にもの凄く気になるわけよ！
それで例えばよ、
晴れた日にWARZONEを
雨の日にCONFLICTを
ホッゴ氏に聞かせたとするかよ。
‘これじゃよ！
わしが求めていたのは！’
という反応があったとする。
彼の精神的狂気の一面とHCのそれとが、
タブローの中で一致したとするかよ。
そこで‘何が’生まれたかって？
‘調和’という言葉ではないのかよ？」
G.B.H ‘CITY BABYS REVENGE’ CD CLAY RECORDS CLAY CD 6
PINS AND NEEDLES
AND I CAN HELP YOU
AND YOU CAN HELP ME
AND TOGETHER WE’LL FIND PERFECT HARMONY
私は君を助け
君は私を助け
そして一緒に私達は完全なる調和を見つける
（国内VAP盤 対訳：柴田時夫氏）
（、、、続く、、、）