とりわけ派遣労働者などの非正規労働者やフリーランス労働者からの相談が最も多く、相談全体の9割にものぼります。非正規労働者やフリーランス労働者の多くは、もともと低賃金・低所得であるため、ただちに生活に困窮してしまうという相談も少なくありません。
「コロナで仕事が減って派遣の仕事を解雇され、転職活動をして内定を得たが内定を取り消された」「フリーランスの契約を解除されたが、次の仕事が見つからず貯蓄が底をつきそう」といった相談からは、仕事・雇用の喪失が生活困窮につながる深刻な状況がうかがわれます。また、「アルバイト先が休業を命じてきたが、その分の補償の話がなく不安だ」「保育所の閉園で会社を休んでいるため国の助成金で休業補償できるはずなのに手続きをしてくれない」といった相談からは、雇用主が休業に際して十分な説明や対応をしてくれないがために、多くの労働者が収入の目処が立たず困っていることがうかがわれます。
さらに、ここ数日で、首都圏では外出自粛が要請されており、いっそう経済活動への影響が深刻化し、雇用が脅かされることが想定されます。2008年のリーマンショック後の大規模な派遣切りの際の雇用不安・生活困窮に近い規模で、非正規労働者やフリーランス労働者が職を失うことが危惧されています。
そこで、NPO法人POSSEでは、3月28日、29日に、「コロナ不況関連 解雇・休業 労働・生活相談ホットライン」を開設します。労働相談の専門スタッフが相談を受け、相談無料、通話無料、秘密厳守で対応します。
コロナ不況に関連して、解雇・休業に追い込まれた方、そうした懸念がある方であれば、どなたでもご相談いただけます。フリーランスで働く方、外国籍の方、非正規労働者の方、失業中の方などの相談も受け付けています。是非この機にご相談ください。
【ホットライン開催概要】
日時:3月28日(土)、29日(日)13時~17時
番号:0120-987-215(通話料・相談料無料、秘密厳守)
主催:NPO法人POSSE
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