Grossa Speaks Final

コンピュータに関するテーマを
気の向くまま取り上げています。
(時々雑談...)

スマホについて その1 (須磨保養所)

2013年10月22日 | Etc
スマホ 
 梅下電器産業(株)須磨保養所 の 略称
登場人物
 橋本(社長付再建本部 不動産管理部 第2課チーフ)
 脇内課長(社長付再建本部 不動産管理部 第2課 課長)

「橋本君、スマホのリニューアル案出来たか?」     
「はい、課長。出来たのはできたのですが......」
「どないしたんや。浮かない顔やなー。」
「課長。あんな築60年のオンボロ保養所、全部ブッコワシテいちからこさえた方が建築費を
 安く出来ると思いますが。」
「まー、ソーやなあ。お前の言いたいことはヨーワカル。」
「だったら。」
「そやけどなー、今はリサイクルとかリユースとかものを大事にせなあかんといかん
世のなかや。うちの社長も対外的に環境を大事にとか、エコ何とかいわんとあかんのや。」

「私も入社して11年ですから、会社の事情もわかります。しかし、テレビのビフォアフタ何やら
いう番組みたいに、柱、ハリだけ残して後は解体して、空間の魔術師とか何とか訳のわからん
おっさんが出てきて、ほとんど新築やないですか。これがリニューアルですか。今のテレビの やりそうな事ですけど。」

「まあー、とにかく見せたれや。ほー、よーできとるな。これが、パワー何とか、そーやった。
パワーポイントやったな。自分ら若いモンはこういうのうまいなー。ワシラ、今でも
一太郎いっぽんやから。オーキニ、橋本君。」

「まー、課長がそうおっしゃるなら、来週の会議に提出して下さい。」
「よっしゃ、橋本君。今晩、十三で軽く一杯やろか?」
「課長、申し訳ありません。ナンバで約束があるので.......」
「そーか、デイトか。またにしようか。彼女によろしくな。」
「はい、課長。申し訳ありません。」

3年後、梅下電器産業(株)は中国大陸の清大(シンタイ)グループに吸収合併された。
須磨保養所は土地代込みの3千万円の捨て値でタニックスグループに売却された。
タニックスグループは保養所を全て解体し、跡地に太陽光発電所を建設中。

橋本君、脇内課長は現在、中国語(北京官語)の習得に余念がない。


 


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