#掌編 新着一覧

記憶は朽葉色に染まりやがて
日々のなにげないできごとをだいじに残しておくために折々付箋に書きとめてそっと貼りつけておくのです心の片隅 胸の奥の奥底に けれどもそれは時とともに干からびてはがれ落ちてしまいます

だって虚しいだけだから
口角をあげただけでは微笑みにならないなんてことはわかってるだからなんなの愛なんてかかわ...

青すぎる空
ふと見あげればそこに青空雲ひとつない青すぎる空まるでなにごともなかったかのように青く澄...

あわいひととき
こうして唇をかさねているのはふと気づいてしまったからこうして唇をかさねているのはそれが...

取るに足りないぼくの人生にもし意味があるとしたら
若ものには未来があるという。やりたいことはなんでもできると、わけ知り顔で大人たちがいう...

退屈な一日、ラジオから流れてくるのは
あぁ、なんてこと。ふと気づけばもうこんな時間。すでに日が暮れかけている。なにもしないま...

C'est la vie
日記をつけようと思い立ち真っ新なノートを手にいれたけれど書き残すほどのことがなにもなく...

青すぎる空の下 波音を聴きながら
ほどよく冷えた炭酸水にうす切りの檸檬がひとつそれはまるでいくつもの季節を通り過ぎた遠い...

Fin
闇でしたそこにあるのはただ漆黒の闇でした命が尽きようとするそのときはじめて微かな光を目...

この空だけが
いつかまた会いましょうそういって小指をからませた日は遠い約束はいまだ果たせないでいるけ...

しのび逢い
かそけき灯影あえかな夢心もとなげな微笑みほのかな香りたまゆらのひととき息を殺して★photo...