#拾遺和歌集 新着一覧
貫之集 230
七月七日よをうみて わがかすいとは たなばたの なみだのたまの をとやなるらむ世をうみて わがかす糸は たなばたの 涙の玉の 緒とやなるらむ 七月七日世を憂いて私が七夕に
貫之集 209
たまもかる あまのゆきかひ さすさをの ながくやひとを うらみわたらむ玉藻刈る 海人の行きかひ さす棹の 長くや人を うらみわたらむ...
貫之集 179
松のもとより泉の流れたるところまつのねに いづるいづみの みづなれは おなじきものを たえじとぞおもふ松の根に 出づる泉の 水なれば おなじきものを たえじとぞ思ふ...
貫之集 139
延長二年五月、中宮の御屏風の和歌、二十六首集まりて、元日、酒のむところきのふより をち...
貫之集 128
三月花散るかぜふけば かたもさだめず ちるはなを いづかたへゆく はるとかはみむ風吹けば かたもさだめず 散る花を いづかたへ行く 春とかは見む...
貫之集 120
人の家の池のほとりの松のしたにゐて、風の音聞けるあめふると ふくまつかぜは きこゆれど...
貫之集 119
簗やなみれば かはかぜいたく ふくときぞ なみのはなさへ おちまさりける簗見れば 川風いたく 吹くときぞ 波の花さへ 落ちまさりける...
貫之集 118
川のほとりの松まつをのみ ときはとおもへば よとともに ながるるみづも みどりなりけり松をのみ 常盤と思えば 世とともに 流るる水も 緑なりけり...
貫之集 113
延喜十八年、承香殿御屏風の歌、仰せによりて奉る十四首梅の花咲けるところうめのはな まだ...
貫之集 103
十月ながれくる もみぢばみれば からにしき たきのいとして おれるなりけり流れくる もみぢ葉見れば 唐錦 滝の糸して 織れるなりけり...
貫之集 100
七月をぎのはの そよぐおとこそ あきかぜの ひとにしらるる はじめなりけれ荻の葉の そよぐ音こそ 秋風の 人に知らるる はじめなりけれ...