#「小倉百人一首」 新着一覧

78番、源兼昌
<淡路島 かよふ千鳥の なく声に幾夜寝ざめぬ 須磨の関守>(海の彼方の淡路島から千鳥は波の上を通うてくる友を呼んで鳴き交わしつつそのさびしい鳴き声にきみよ 須磨の関

77番、崇徳院
<瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川のわれても末に あはむとぞ思ふ>(岩を噛み ほとばしる...

76番、法性寺入道前関白太政大臣
<わたの原 漕ぎ出でてみれば ひさかたの雲居にまがふ 沖つ白波>(大海原に舟を漕ぎ出し...

75番、藤原基俊
<契りおきし させもが露を 命にてあはれ今年の 秋もいぬめり>(あなたは約束下さったよ...

74番、源俊頼朝臣
<憂かりける 人をはつせの 山おろしよはげしかれとは 祈らぬものを>(ぼくにつれない彼...

73番、前中納言匡房
<高砂の 尾上の桜 咲きにけり外山の霞 立たずもあらなむ>(はるかに見渡せば高い山の峰...

72番、祐子内親王家紀伊
<音に聞く 高師の浜の あだ波はかけじや袖の 濡れもこそすれ>(噂に高い 高師の浜の仇...

71番、大納言経信
<夕されば 門田の稲葉 おとづれて蘆のまろ屋に 秋風ぞ吹く>(夕ぐれになれば家の前の田...

70番、良暹法師
<さびしさに 宿を立ち出でて ながむればいづくも同じ 秋の夕暮>(何とはないさびしさが...

69番、能因法師
<嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は竜田の川の 錦なりけり>(三室~みむろ~の山の紅葉~も...

68番、三条院
<心にも あらでうき世に ながらへば恋しかるべき 夜半の月かな>(いつまで私は生き永ら...