ショルダーバッグにリングメモ のち ビール な雑記帳

空の下が好き。ちまちました生きものが好き。妄想できる時間が好き。それからそれから…

MozuSTUDIOSのミニチュアを生で観る!

2022-08-26 | アート鑑賞

ちまちま好きな自分には、どストライクな展覧会でした。

Mozuアートワーク -ちいさなひみつのせかい-
横浜高島屋ギャラリーで8/29まで開催

写真では見ていたMozuさんの作品。
でも、やっぱり直に見るのはちがうね。楽しすぎた!
写真撮影OKで、いかにリアルに撮れるか…ということでも盛り上がってしまった。

会場には、学校の教室や電柱や美術館などのリアルなミニチュア作品がたくさんあって、1つずつ観ては「すごい!すごーい」と小さくつぶやき大興奮。

 

特に心をわしづかみされたのが「こびとシリーズ」

もしも自分の部屋にこびとが住んでいたら…
私もよくそんな妄想をするけど、それをこんな形で表現できるなんてびっくり!
しかもクスッと笑わせる遊び心付き。

 

こちらは作品「友達の部屋」を覗く人間(笑)。

一緒に撮ると、サイズ感がわかるよね。

他にも、アイデアノートやトリックラクガキの展示、コマ撮りアニメの上映など、おもしろいものがいっぱいあった。
まだいろいろやってくれそうなMozuさん。新作も楽しみです。


佐藤可士和展へ

2021-04-25 | アート鑑賞

ものすごく久しぶりに、アート鑑賞のために会場へ足を運んだ。

国立新美術館で開催されている「佐藤可士和展」

ユニクロ、日清食品、今治タオルなどのシンボルマークデザインで有名な人。
でも実際はロゴだけでなく、企業まるごとプロデュースする仕事がほとんどのようだ。
これを「ブランディング」というらしい。
今回の会場構成や運営も、すべて本人とそのチームによるもので、
これを「キュレーション」というらしい。ふむふむ。

会場の入口では、音声ガイドをスマホにダウンロードできるようになっていて、その解説はなんとご本人の声。
これってちょっと贅沢なんじゃない? 帰宅してからも聞けるわけだし。

展示内容は、彼が手がけた企業や商品のロゴが巨大なオブジェになっていたり、
セブンプレミアムの商品が壁一面に貼りついていたり、
楽天のコーナーでは、キャラクターのパンダが部屋で待っていたり、検索ワードで形成された人間の映像が映し出されたり…


写真撮影も自由。「これってなんか異業種会社の展示会だっけか?」と笑いそうになった。

ちょっと異色だったのが、最後にあった「FLOW」。
青い絵の具をたっぷりつけた筆を振って、紙に一切触れずに描かれたものを生かした作品で、これは意外だった。
「LINES」という彼らしい赤を使った直線いっぱいの作品と一緒に並んでいたのがおもしろかった。

全体的にはわかりやすくおもしろい展覧会で、平日お昼ど真ん中を予約して行ったので、空いていてよかった。

観終わって外に出て深呼吸。
六本木なんて都心に出てくるのも久しぶりだった。

コロナの蔓延で、音楽ライブも芝居も全然行けてない。
生(ナマ)ものに飢えている自分をどうにかなだめている日々である。
…と、ブログをまとめていたら、例の緊急事態宣言発令でこの展覧会も急遽終了になった。なんだかなぁ。
ギリギリにて行けたことにはホッとしている。


みんなのシリーズその2 レオレオーニ

2019-09-23 | アート鑑賞

こちらも「みんなの」が付く展覧会。

みんなのレオ・レオーニ展

会場は、損保ジャパン日本興亜美術館。
新宿のビルの42階。エレベーター内で耳がキーンとなったところで到着。

展示には、グラフィックデザイナーをしていたときの作品などもあっておもしろかったけど、やっぱりこの人といえば絵本。
かわいいイラストに、人生哲学みたいなものが入っているストーリーの組み合わせがとても魅力的。
水彩や版画、コラージュなど、いろんな手法で描かれていることを知り、あらためて感動した。

とにかく大好きな生きものたちのイラストがいっぱいで、1人狂喜乱舞して観てしまった。
ぜんまいねずみは、そのまま持って帰りたくなるかわいさだし、
3匹のカエルたちの動きや表情なんて、もうたまらなかった。
スイミーの貴重な原画もよかったです。

グッズ売り場では、散財しそうなのをこらえてクリアファイル数枚でなんとかストップ。
フレデリックのリュックを背負うコーネリアスを発見。楽しい♪

商品を入れてくれたこの袋も捨てられないな。


私ももっとイラスト描こう…。うん。


みんなのシリーズその1 ミュシャ

2019-09-23 | アート鑑賞

行ってきました。

みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ─―線の魔術展

会場は、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム。

ミュシャは、チェコの画家であり、グラフィックデザイナー。
線と色づかいが美しくて、ファンも多い。
没後80年だそうけど、「え?ほんとに?」と思うくらい新しいよね。

写真撮影OKの場所もあって、そこで目を引いた「トラピスティーヌ」という作品。

お酒の宣伝ポスターとのこと。
強い白の色と、ストレート髪の女性(ミュシャっぽくない)というのが印象に残った。
縦長のデザインは、日本の掛軸から影響を受けたものらしい。

ポップな作品が多い中で、まるで趣の違うものも。

ミュシャの地元プラハの市民会館にある「市長の間」の装飾だそうです。
これらの絵が、建物の内部を埋めるように描かれているなんてすごい!
ふと、数年前に六本木で開催されていた「スラヴ叙事詩」も観に行けばよかったなと、今さらながら思った。

土曜だったので、混んでいるのを覚悟して行ったけど、結構しっかり鑑賞できた。
タイミングがよかったらしい。昼どきに会場を出たら、入場者がぐんと増えていたので。


ところで、渋谷の駅前の再開発、すごいわー。
この街を歩くのはいつ以来だか、ヒカリエはわかったけど、ストリームだとかスクランブルだとか…あと何だっけ?という高層ビルがわんさか。
地上から見る空がどんどん小さくなっていることだけはわかった。

追伸。Mちゃんありがとう♪


和田誠のイラストレーション展へ

2017-09-22 | アート鑑賞
たばこと塩の博物館で開催されている「和田誠と日本のイラストレーション」という特別展を観てきた。
入館料100円っていうのが、なんともうれしい。
 
星新一さんの本の装丁とか、わりと最近では朝日新聞夕刊で見る挿絵とか、
どこかユーモアがあって優しいイメージが、和田誠さんのイラストにはあると思う。
しかも、単純な線で描かれているのに、深いものを感じるんだよ。
安西水丸さんにも同じような印象があって、どちらも好きなんだけどね。
 
本人のキャプション入りの作品たち(ポスターや広告など)は、どれもセンスがあって楽しませてくれた。
彼が影響を受けたりした人たちの作品も並んでいた。
仕事風景などの映像も流れていて、これもなかなか興味深かったな。
グラフィックデザイナー、アートディレクター、エッセイスト、映画監督にアニメまでやっていたんだね。
たばこのハイライトのパッケージも彼のデザイン。
長く活躍している人ですね。
 
圧巻だったのは、歴代の週刊文春の表紙(ここだけ撮影可)
今年で40年め。2000作を超えたそうだ。
 
 
ところで、たばこと塩の博物館って、いつのまにか渋谷から墨田区横川に移転していたんだね。
ここは、東京スカイツリーのあるところ。
初めて目の前で見たけど、近すぎてその大きさを感じないっていうのはどういうことだろう?
 
 
帰りは新宿に立ち寄り。
京都に行くと必ず寄る和菓子屋さんが、新宿伊勢丹の地下で限定で出店していたのだ。
大好きな烏羽玉など購入。東京で京都みやげです。