先日、およそ半年振りになるだろうか、ジュンレイからテックス(日本で言うショートメールだ)が届いた。
「こんばんは、パパ、How are you 」これだけである。
(私の心の中でだけだが)いろいろなことがあって、2月にJWBホテルのロビーで会って以来すっかり疎遠になっていた。
昨年、「妻が4人目の子供を妊娠した。」と教えてくれたのが全ての始まりだったのかもしれない。
年が明けて予定日が近づいたとき「異常妊娠なのでお金がかかりそうだ。」とテックス。「がんばって!」としか言いようがなかった。私の友人H氏も「テレビでやってたやつとそっくりの展開だよ。」と私に警戒信号を送る。
しばらくして「元気?」という私のテックスに「トライシクルも壊れたのでやめた。仕事もない。今はイリーガルなことをやって生活を支えている。」こんな返信が届いた。「今度会ったときにプレゼントがある。」との彼からのテックスが最後だった。不気味にさえ感じてしまった。
「もちろん元気だよ、君の家族はどう?」久しぶりの私からの返信。
「いつもどおり貧乏だけど、幸せです。それと、4番目の娘の名前はFrenciesです。彼女はとても太っているけどbeautifulです。Thank you of your helping my family 」
妊娠のことさえ疑っていた私は複雑な思いがした。ホッとするような、恥ずかしいような・・・。
「また君の家族の顔が見たいね。」
ジュンレイたち家族との交流を通していろいろなことを学んだ気がしていた。彼らに過度の期待を持たせてしまうのは、自分の不注意な言動と思い上がりに原因があるのだ、と。彼らに情をもって接すると痛い目を見る、と。
結果、セブの人たちとは「つかず、離れず。」でいこうと自分の心に言い聞かせるようになってきていた。
私の体の緊張が緩んだ。
次回のセブ行きの荷物は小さな女の子用の洋服でギューギューになってしまう予感がしている。
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