雨降りとさよならノーベンバー(散文) 2009-12-03 | 散文的 いつものように土曜日になると、キャバクラ『dice-ダイス』の席は客で一杯になり 喧騒と安い酒の匂いで隣にいる女の話す声も聞けないほどになる。 どっちにしたっていつも指名している「カナコ」はお得意さんが来ているらしく 俺の席にはなかなか来ない。 場つなぎで来ている女は始末が悪く、「昔私悪かったし、今は少しでも働いて自分を更正させてくれた塾の先生の為に頑張っているんだ」と とっても暗い話しを連発 . . . 本文を読む