先に砲塔の大きな部品だけ組んで76mm砲と載せ変えて遊んでいたものです。車体も組み始めたのは、例の怪獣に襲われた一件があったからではなくて、転輪の組立ミスをして、おかげでえらい苦労したので、今度はちゃんと組んでやろうと。言ってみればリベンジでしょうか。
「再チャレンジの支援」じゃなくて、火力支援車両で再チャレンジ,なんちゃって・・・
ドラゴンの1/72 M4A3 105mm榴弾砲
車体はシャーマンM4A3(76)Wと全く同じです。
ということで、転輪も同じなので、今回はちゃんと説明書見ながら慎重に組立てましたが、削ったりすり合わせたり、結構苦労しましたよ。
転輪のユニットを1台で6個組むわけですが、3~4個目あたりで要領がつかめてきました。なんだか設計のミスっぽいなぁ~。
1つは、金型の抜き勾配の考え方の問題でしょうか。抜き勾配で寸法が大きくなった分、外側と内側のケーシングが上下方向にずれてしまう。
2つ目は中に挟みこむバネを再現した部品。これを入れるとケーシングが合わずに隙間ができるんですねぇ~。バネが大きいのかケーシングの内側の空間が狭いのか、ケーシング内のバリのせいなのか、内側がでこぼこに粗くなってる様にも見えますし・・・???
考え様によっては、抜き勾配0度で設計したものに、抜き勾配をプラスされて作られていれば、我々は、抜き勾配の部分を削って直角にすれば実物に近い形にできるわけで。妙な抜き勾配を付けられて、プラ板を貼った後に削らなきゃいけないってことになるよりは、楽な作業ですむとはいえますね。そんなところを考えて作られたのでしょうか???
最新の画像[もっと見る]
生産工程の効率化を踏まえれば、どうしても生じるんですよね、こういった不具合って、特に海外製品は、うんうん。私も製作中のYak-3で随分と考えさせられています。でも、色々な模型を作っているとやはり痛感させられます。国産メーカーさんの凄さってこういうところにも違いが出てくるんですよね。日本特有の作り込みの文化なんだろうな~。あ、でもハ○ガワさんの72AFVは再設計したほうが良いと思いますです。採算の問題があるのは確かですが・・・。そういった意味では先日発売された48のフォローミージープには多いに興味がありますです、はい。
そうなんです,タミヤやバンダイの製品をたまに作ると、何十年か未来にタイムスリップした様で感動します。
細かいモールドを彫る事は、今ではCADと生産設備があればある程度可能なのでしょう、でも精密さや組み立て易さ等色々考慮して最良を決めるノウハウは日本メーカーが優位の様ですね。
でもドラゴンの様に、市場に出した製品の悪い所は後の製品では直すという姿勢の企業はそのうち日本企業に並ぶ時が来る様な気が。その時日本のメーカーはどうするか・・・・
私も、ハセの1/48ジープは、この後どう展開するのか興味有ります。1/72ファンゆえ特に。