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実用文具の雑感、個人日記

廉価版の文具の感想と日々感じたことなどを書き連ねていきます。

#073 ポメラ(DM20)

2010-07-04 16:49:31 |  文具
今回紹介する実用文具は、キングジムのポメラ(DM20)です。

最初のポメラ(DM10)は2008年11月に発売された、デジタルメモツールで、かなりマスコミでも取り上げられており、どこかで目にされたこともあるかと思います。
今回はその後継機であるDM20(2009年12月発売)を紹介したいと思います。

DM20のSpecは5インチの白黒TFT液晶、17mmピッチのキーボードなど、いろいろと特徴がありますが、個人的に使ってみて気に入った仕様・機能は以下の7点です。


①SDHCで16GBまで対応可能。テキストでこれだけの容量があれば、ほぼ無尽蔵に使えると思います。(私は4GBで使っていますが)
ちなみに、DM10は2GBまでとのことですが、それでも十分かと。
ちなみに、SDHCをデフォルトのデータ保存先として設定することが可能です。
本体のメモリ容量も増えていますが、90MB程度なので、安心感はSDHCにした方が大きいですね。


②液晶が見やすく、ストレスがない。某家電量販店でDM5とDM20を比較したのですが、白黒TFTの方が目には優しいな、と感じました。


③カレンダメモが意外と使える。
DM20とDM5ではカレンダメモがサポートされているのですが、これが結構使えるな、と感じました。
1日1メモ(テキストファイル)がリンクされるのですが、スケジュール管理や健康記録など、手帳の機能をかなり肩代わりできると思います。(実際に私は手帳を手放してしまいました・・・)
カレンダメモはUSB接続でテキストファイルとしてサルベージできるので、その他に加工することもできそうです。
ただ、CSVなどの表計算形式や、アウトルックのスケジュール形式でのやりとりはできないので、その辺の機能の割り切りがないと、ストレスがたまるかもしれませんね。


④5階層のフォルダサポート。
作成したテキストを5階層まで振り分けができるので、管理がしやすくなっています。
ただ、ポメラではマウスが使用できませんので、フォルダ操作は少々慣れが必要となります。


⑤素早い立ち上がりとシャットダウン
電源投入後2秒の起動、2秒以内のシャットダウンはストレス知らず、という感じです。
PCではハイバネーションでもかなり時間がかかるので、このストレスのなさはうれしいですね。
(昔のHP200LXやPalm機を彷彿とさせます)


⑥安定したキーボードの脚
店頭のデモ機ではわからなかったのですが、キーボードの下側の左右に脚があり、キーボードの安定感を確保してあります。
この安定感はデスクなどで使用するときにありがたみを感じることができます。


⑦単4電池使用可能
市販の乾電池が使用できる安定感は、何にも代え難いと思います。iPodや携帯電話は充電式なので、どうしても重電池の寿命を頭の隅に置きながら使いますが、(大したことではありませんが、以前携帯電話の充電池が劣化したときにかなりストレスになりました・・・)ポメラはその心配がないので、この点を意識することが全くありません。


ということで、なんだかキングジムの広報のような感じになってしまいましたが、私の満足度は結構高いです。
今まで、手帳とそれに合わせるための筆記具にかなり投資(時間、お金)をしていましたが、これからは筆記具の投資がだいぶ減らせそうかな、と思っています。

ちなみに、このエントリーの下書きはポメラを使って作成しました。

それでは、また。

#072 CARAN d'ACHEフロスティ

2010-06-05 16:46:03 |  文具
久々の更新です。
今回紹介する文具は、CARAN d'ACHEのフロスティというボールペンです。
価格は1545円で、実用文具としては少々値が張りますが、それでもCARAN d'ACHEのボールペンの中では廉価な部類になります。

このボールペンの特徴は以下のとおりです。

①半透明のプラスチックボディ。
②ボディは適度な太さ(少々太め)で、持ち手部分は鉛筆のような六角形。
③ボディの表面はつや消し加工がしてあり、滑りにくい。
④ラバーグリップが付いておらず、使いやすい。
⑤重心バランスが絶妙で、書いているときの安定感が良い。
⑥口金は金属製で、安定感がある。

元々入っている芯は、CARAN d'ACHEのフロスティ専用の芯ですが、Parker互換芯がそのまま入りますし、PilotのA-inkの金属芯(BRFN-30)も下駄を履かせれば入ります。

書いていると金属軸とスプリングと口金の間でこすれる音がするので、私は芯のスプリングが当たる部分と口金が当たる部分に、セロテープを一巻きしています。セロテープを巻き過ぎると、芯が出てこなくなったり、出が悪くなるので、要注意ですが・・・

ノック時の音がそれほどしないのも結構気に入っています。
1週間ほど使い続けていますが、不自由さもなくとても気に入っています。

#071 iPOD nano(第5世代)

2010-03-20 18:23:48 |  文具
久々の更新となる今回は、文具と呼んでいいかどうかわからないのですが、iPOD nanoを紹介します。

ここ数年、文具を中心に投資をしていて、音楽プレイヤーには興味がなかったのですが、ANAのマイルが結構たまってきて、期限切れのマイルが出始めていたので、EDYに換金して、某家電量販店で購入しました。

それにしても、2万円もしないでそこそこの機能(この分野では、私の頭の中は2000年初頭)があるのはすごいな、と思いながら、昔聞いていたCDの移植をしています。

店頭で購入を検討する際に、SONYのWLAKMANとAppleのiPOD nanoで迷ったのですが、大きさとデザインと、普段PCで音楽を聴いているソフトがiTunesなのでiPOD nanoを選んでしまいました。
他の方のブログや掲示板を見ると、WLAKMANの方が音質がよいそうなので、もっと事前に情報を収集すればよかった、と思いましたが。

iPOD nanoを使ってみて、頭が2000年の私が感じたことをあげてみると…

1.試しに50cm程度のイヤホンで聞いてみたが、短いアンテナの割にはFMラジオの感度がいい。(昔のに比べて)ラジオのライブポーズはあまり使わないかもしれないが、音楽のタイトルなどを確認するのに便利かも。
2.8GBで容量は十分だが、16GBでもあればよかったかも
3.ビデオカメラは悪くないが、あまり使う機会がないような気がする。静止画が撮れないのが残念。(PCで加工するしかない?)
4.万歩計は便利。NIKEのサイトで他の人と競えるらしいが、英語のサイトしかなく、残念。
5.操作に若干難があるものの(スクロールなど)、慣れるまでそれほど時間はかからない。まだなれない操作としては中央のボタンの長押しがあるが、それももっと使っていけばなれるのかも。
6.PDFのマニュアルは結構分かりやすい。(もっと分かりにくいものだと思っていたので…)
7.PCとの同期は結構時間がかかる。カレンダーを同期させようとしたら、アウトルックのデータとの同期でかなり時間がかかっていた。その他のファイルも、結構時間がかかる。PCとの同期は昔使っていたDataslimと似たようなものか。通信速度は全然速いと思いますが、扱うデータサイズが大きいので、体感的にモサモサしている感じ。

昔はマニュアルを見なくても結構使いこなせたのに、30後半にもなると頭が固くて(おそらく今までの経験でしか行動ができない)、マニュアルを見るようになってしまいました。
私自身も仕事で取扱説明書を作ることは多いのですが、iPod nanoのマニュアルは日本語もそれなりに自然で、使えるものだと思います。
メインターゲットの若い人たちにとっては、不要なのかもしれませんがね。


#070 Pilot μ90

2010-02-13 10:20:07 |  文具
今日紹介する筆記具はPilotの万年筆のμ(ミュー)90です。
ブログのタイトルである「実用文具」とはかけ離れていますが、ここ2週間ほどメインで使ってみて、改めて自分にとってのよさを実感したので、紹介したいと思います。

このμ90は、昨年(2008年)にPilot社の90周年記念で限定9000本販売された万年筆で、ペン先も含めて全身がステンレス製でできています。

キャップを外した状態の長さは10.5cmくらい、キャップをお尻に指した時の長さが14cm弱ということで、キャップ無しの状態だとちょっと短すぎる状態です。
肝心のキャップのはまり具合は少々心もとないですが、そんなに粗雑に扱うわけでもないので、あまり私は気になりませんね。

気に入っている点はステンレスの物体としての存在感、金属の棒を持っている実感です。適度な重さと太さがいい感じだな、と使っていて思います。

表面がつや消しのようなヘアーライン処理が施されており、傷が入っても少々目立たないのがいいです。
クリップはPilotらしくなく丸玉が先端になく、至ってノーマルな感じです。全体的に流線型のデザインになっており、見た目もいい感じです。

冬の時期は寒くて手が乾燥してしまうため、多少の書きにくさはありますが、慣れてしまうとそれほど気にならなくなりました。

インクフローは、現在はしっかり流れており全く問題ありませんが、買った当初は掠れまくってつかえませんでした。
私自身はPilotの万年筆をいくつか使っていますが、インクフローに関しては同様の傾向があると感じています。(インクはPilot純正のブルーブラック)
インクがペンの中に馴染むのに、2週間ほど時間がかかるのかな・・・と素人ながら感じています。
一旦馴染んでしまって、使いつづければ、全くインクフローについては気にならないんですけどね。

μ90とマンダラ手帳の相性は悪くはないですが、オプションのフリーチャート帳や日間実践計画は裏抜けするので要注意です。
それでも、最近はインクの裏抜けが気にならなくなりましたので、慣れの問題かもしれませんが。
情報カードなどの厚紙では全く問題ないので、PoICでも使えるかなと思っています。(そもそもPoICは情報カードの片面しか使用しませんね・・・)

Customや#3776といった普通の万年筆とは異なり、かなり個性的な万年筆なので、個人的には初心者にはお勧めできませんが、はまる人にははまる、ある意味マニアックな万年筆かなと思います。

#069 B2Pのカスタマイズ

2010-01-19 06:41:40 |  文具
前回紹介したPilotのB2Pボールペンですが、よく調べてみると国内はLOFT限定の製品のようです。
私自身はあまり「エコ」ブームに乗るのは好きではないのですが(重要性は認識していますが)、このボールペンはエコだけでなく、機能性やデザインもいい感じだなと思っています。

B2Pに入っているゲルボールペンの芯の太さ(先端のボール径)は0.5mmと0.7mmしかありませんが、私がマンダラ手帳などで使うと、両方とも書いている途中でインク切れを起こしてしまいます。
おそらく紙との摩擦状態、ペン先にかかる圧力、ボールへのインクの供給状態などのバランスの問題だと思いますが、あまりにもひどい(特に0.5mm)ので、レフィルを0.38mmのLG2RF-8UFへ変えてみました。
たまたま私の買ったレフィルが当たりだったのかもしれませんが、とても快適に使うことができています。
大したカスタマイズではありませんが、使い心地が全然違いますので、書いている途中のインク切れが頻発している場合は、参考にしていただければと思います。

欲を言えば、この太さでブルーブラックがあるといいのですがね。
もし日本で本格的にPilotさんが販売を行う場合は、ぜひ0.38mmのブルーブラックをそろえていただけるといいかなと思います。
(10本くらいはまとめてStockしたいと思います…)

#068 PILOT B2P

2010-01-11 09:15:34 |  文具
今日紹介するボールペンはPILOTのB2Pというゲルボールペンです。
都内某所のLOFTで一目ぼれして買ってしまいました。

B2Pのボディは再生ペットボトル(水色の透明)でできていて、クリップまで一体の形になっています。
ノック部分は普通のプラスチックですが、芯の色がついています。
0.5mmと0.7mmの2種類で、黒、赤、青のものが販売されていました。
軸中央部分にラベルが印刷去れているのですが、このラベルと軸の形の全体のデザインがボル○ックを彷彿とさせます。

Made in Franceとなっており、中のレフィル(LG2BF-8EF)もフランス製でした。
主にヨーロッパで展開している製品なのでしょうかね。

軸の太さは適度な太さで、ラバーグリップもないため、私にとっては快適に仕えます。

標準定価は150円とリーズナブルで、私にとっては満足度が高いのですが、売っている場所が少ないのが難点ですね。
PILOTのウェブサイトでは製品紹介が去れていないので、もしかすると一時的に販売しているものなのかもしれませんね。
なくなるかもしれませんので、2,3本買い占めたいと思います。

#064 uni-ball Signo UM-100

2010-01-02 16:20:34 |  文具
あけましておめでとうございます

久々の更新になります。
今日紹介するペンは三菱鉛筆のUni-ball Signo UM-100です。

私が現在使っているのはトラディショナルカラーのブルーブラック(.64)ですが、シンプルかつ必要十分な機能という点で満足しています。

私が満足している点を以下の通りまとめてみました。

<グリップ部分>
巷に溢れるボールペンの大部分はグリップ部分に滑り止めの「ラバー」が用いられていますが、このシンプルなUM-100はそれがありません。
そのかわり、先端の持つ部分の太さが若干太くなっているので、細すぎず太すぎず、といった感じで快適に使えます。

<レフィル>
レフィルはUMR-5というものが使用できますが、ちょっと短めのUMR-1でも取り付け可能です。大抵の文具屋ではどちらかのレフィルが入手できると思いますので、安心して使えるのではないかと思います。


なお、最近の文具屋ではUM-151などの極細タイプが主流のようですので、もしかすると、このStandardタイプのSignoを見かけることは難しいかもしれませんね。
UM-100とUM-151の違いは、レフィルの長さ(軸全体の長さ)と太さ、そしてラバーグリップの有無です。

スタンダードタイプのUM-100や、極細タイプのUM-151に共通な仕様としては、りフィルの固定が先端部分で行われていて、これが安定感のある書き味を出しているのが特徴だと思います。
ノック式や多くのボールペンでは、機構上どうしても若干ペン先がぐらついてしまいますが、Uni-ball Signoのキャップ式のシリーズは、ほとんどペン先がぐらつかないので、安定して書き込むことができます。
そんな神経質な…と思われる方も多いと思いますが、書き比べてみるとその安定感のよさを気に入ってしまう人も10人に1人くらいはいるのではないかな、と思います。
(勝手な推測ですが)


値段もそれなりにお求め安くなっており、総合的なパフォーマンスとしては結構いい製品ではないかな、と思います。

ゲルボールペンに抵抗がない人にとっては、シンプルイズベストを感じさせる品の一つかな、と思います。

#063 Uniパワータンクスマートシリーズ(ハイグレードモデル)

2009-11-23 10:31:48 |  文具
今回紹介する文具はUniのパワータンクスマートシリーズです。

先日、都内の文具店でハイグレードモデルを見つけてしまい、即購入しました。
(色はシルバー)
パワータンクは0.7mmと1.0mmの芯がありますが、個人的には0.7mmは細くて色が薄く、あまりありがたみがないな、と感じました。
試しに0.7mmのモデルを買ってみたのですが、イマイチですぐに手持ちの1.0mmの芯に換装しました。(SJP-10)

軸はアルミ仕上げの軸で、太さは鉛筆と同程度、円周方向にスパイラル加工(溝が彫ってある)が去れていて、滑りにくい構造になっています。ゴムのラバーが苦手な人にはいいかもしれませんね。
先端の口金も金属製で、ぐらつきはそれほどありません。

一つ気になるのが、軸を細くしたためか、替え芯を入れ替えるときにスムーズに中まで入りきらないことですかね。途中で引っかかって、何度か出し入れをして何とか奥に入りました。それ以外はバランスの取れたいいボールペンだと思います。

パワタンの書き心地が気に入っていて、商談に持ち出したい人にとってはいい製品かもしれませんね。

#062 マンダラ手帳/マンダラチャートの活用日記の更新と手帳の筆記具について

2009-11-22 12:01:47 |  文具
久々にマンダラ手帳のBlogを更新しました。

いろいろと手帳ジプシーを続けてきた私ですが、マンダラ手帳だけは珍しく続いています。
それに書き込む筆記具の方は・・・最近はまたCustom74に戻っていますが。
万年筆のインクは乾くのが遅く紙によっては裏移りをするのでボールペンを使おうと思っているのですが、3日くらいでGive Upしてしまうんですよね。
比較的濃く書けるPilotのA-inkですら続かないので、手帳や普段のメモは万年筆を今後も使っていくのかな、と思っています。


#061 American Taste Mini

2009-07-25 18:28:49 |  文具
最近はほぼ万年筆ばかり使っているのですが、久々にボールペンを買ってしまいました。
今回買ったのはOHTOのAmerican Taste Mini
ノック式の赤い軸の物を選びました。
店頭で見かけて、500円だから玩具だと思って買ってみるか、という感覚で買ったのですが、意外といい感じの軸で結構気に入っています。

軸はアクリル製ですが、グリップ部分は滑らずいい感じで保持できるので、冬場の乾燥状態でも、梅雨時のジメジメしたときでもいい感じで書き続けることができます。

クリップもそれほどきつくなくゆるくなく、といった感じで、内ポケットや野帳の表紙などにもいい感じで取り付けられます。

芯はOHTOのソフトインクなので、そこそこの書き味です。JetstreamやAcroballに慣れてしまった人には物足りないかもしれませんが、通常の油性ボールペンを使っている人なら違和感なく使えるインクです。
ニードルポイントのチップが個人的には気に入っています。
ノックボールペンにありがちなガタつきもそんなにないので、安定して使えると思います。

ノックの感触は少々固めです。
もう少しやわらかくてもいいのでは、と思いました。

OHTOのウェブサイトにも書いてありますが、一つのボックスに種類の異なるペンが収納されているので、店頭でデザインを色々と選べるのがいいですね。

私自身はボールペンを使う機会はあまりなくなりましたが、宅配便の伝票書きなどの時にはぜひ使おうかと思っています。
(ペンケースに常駐決定)