突然ですが、、、新たにバイトをすることに決まりました!
そのバイトは…
リサイクル着物&悉皆屋さんの店員です。
はてさて、何故こんなことになっているのか。。。
それは一本の電話から始まりました。結構遅い時間だったと思います。
”○○編集室の◇◇ですけれど、、、ぽんごさんですか?突然ですが、着物屋さんのアルバイトを探していまして…ぽんごさんの顔がパッと浮かんだものですから!”と。最初、◇◇さんの名前を思い出すのに数秒…自体を把握するのに数秒。。。あまりにも急なお話だったので、しどろもどろで詳細を伺い、後日返事をということで一旦電話を切りました。
そう、この編集室の◇◇さんは、着物でお仕事をされている素敵な方。イベントでもお世話になっています。この方の紹介ですから、変な着物屋さんではないことは想像がつきます。お話によると、大手チェーン店のやり方に疑問を持っている呉服屋さんがより多くの方に着物の良さを知って欲しい、いいものを代々受け継いでいくような着方を提案したいと始められるお店だそうです。
電話を切ってから色々なことが頭に浮かびました。
”私で役に立つだろうか?”
”着物の仕事をすることで着物を嫌いになったりしないだろうか?”
”もしかしたら勉強になるかも!”
”たくさんの着物に触れられるチャンスだ。”
などなど。。。
多分、ぼーーーっと考えていたからでしょう、相方さんが
”今、バイトのことで頭いっぱいでしょ?考えてても仕方ないから、面接だけ受けてみたら?まあ、今のバイトもあるから、週一でいいって言ってもらえるならね。”と、悩む私の背中を丼。
そう、私は考えすぎてチャンスを失うほう。とにもかくにも直接会って話をしたほうが早い!と考えて、次の日早速面接に伺いたいという意向をお話しました。するとあれよあれよと面接となり、お会いした社長さんは、とても人当たりのいい感じの方。
面接とは名ばかりで、着物話に花を咲かせました♪
私達のような、
ただただ着物が好きで集っている仲間があること、着物小物を作ってネットで販売していることなど、目を白黒させながら興味津々で聞いてくださいました。やはり、いくら大手の呉服屋さんでなくても、私達のような着物愛好家?の存在はあまり詳しくご存知ないようで、例えばメーカーや着付学院の関連が全くない着物イベントの存在や、ネットショップの作品の人気などには特に関心があるようでした。
この呉服屋さん、もちろん反物から仕立てるようなこともなさっていますが、私が働くのはリサイクル着物&悉皆&お直し屋さん。何より興味を惹かれたのは、悉皆。大事な着物を大切に長く着るためには、やはりお手入れは必須。だけれど、それを詳しく学ぶことはなかなか出来ません。悉皆の受付をするということは、悉皆屋さんとの取引があるわけですから、学ぼうと思えば
多くのことを学ぶチャンスになると思うのです!そして、もしかしたら少しでも皆さんの役に立てるチャンスにもなるかもしれない!
以前から頭の中に、着物関連の仕事がしてみたい!という思いがありました。着付、和裁、着物小物販売、、、可能性はいろいろあるけれど、なかなか現実にするには難しく、また仕事にすることによって逆に着物から遠ざかってしまうようなことにならないかという危惧もありました。それなら、着物は着物で楽しんで、仕事にしなくてもいいじゃないかと。
今回のお仕事も、まずは週一でいいということなので、様子を見てやっていきたいと思っています。もう一つのバイトも今が大事な時期なので。
この数年間の変化は、想像しなかったものばかりです。
”出会い”このことの不思議さ、秘めたる力、を感じずにはいられません。そして、いただいたチャンスを何らかの形で自分の力に出来るように一つずつ頑張っていきたいと思います