『日陰でよかった！ ポール・スミザーのシェードガーデン』 ポール・スミザー 著 宝島社 を読んでいます。
08.6 に第1刷が発行されているので、まだ新しい本ですね。
従来のガーデニングの本とは異なり、ポール・スミザーさんのガーデニングに対するポリシーや想いが、美しい写真と共に載っているエッセイという感じです♪
中でも興味深かったのは、最後に載っているイギリスの実家の庭についてでした。
イギリスと日本では文化も気候も異なるのに、庭づくりをするお母様の様子に、かつての自分を重ねてしまいました。
一部を抜粋してみると、
☆新しい家に引っ越して、庭づくりに張り切る。
☆雑誌を買う度に「こうしたい！」と、いろんなことを試みて、いろんな物を買う。
☆庭の土や、後々の植物の状態や、自分の作業量について考えるより、やってみたいこと、欲しい物を集めることにエネルギーを注ぐ。
☆庭仕事も完璧にしたいし、家事も完璧にしたい。結局、どちらも中途半端になり不満がたまっていく。
☆やがて、庭の無駄や邪魔なものが見えてくる。
☆一度、作り上げた庭を破壊し、再構築する。
☆年と共に、混乱期を経て庭も人も大人になっていく。
そうそう、こんな感じでしたね(笑)
人も庭も完成はなく、ずっと変化し、成長し続けるものなんでしょうね。
