
今日のメンテナンス番外編。
友達のモンキー50Js型3200km走行のヘッドカバーガスケット部のオイル漏れ修理を行いました。

おっ!?
自分のバハと数年しか違わない年式でした。
10年以上は経つモデルかな。

そのモンキーには、88ccのボアアップキットが組んでありますが、
友人もメーカーを知らないと言うので、まずシリンダー一式を取り外して、
現物を持って部品を買いに行ってもらいます。

で、KITACO社製だったようで、ガスケットセット(960‐1015088)¥1800及びスタッドボルト¥1300にヘッドナットセット¥800の各部品を準備しました。
ついでにオイル交換も行うので、エンジンオイル(カストロールPOWER1 10w‐40)も用意。
オイル漏れの主原因は、スタッドボルトのネジ山破損の為にシリンダーヘッドが規定トルクで締め付けられなかったことによる、オイルラインからの漏れと判明しました。

この原因となった、スタッドボルトの四本あるうちの一ヶ所は、オイルをカムシャフトへ導くオイルラインになっていて、その部分のスタッドボルトが潰れていたのです。

シリンダーを取り外したときにスタッドボルトも抜いたのですが、
ねじ山が完全に潰れて外せなかったので、再利用もできず今回は、切断します。
作業時間の大半は、古いガスケットを取り外すのに費やされます。
綺麗になったら、オイルストーンで、凹凸面をならし、
パーツクリーナーで完全に脱脂をします。
今回の作業で一番重要なことです。
これをしっかりやらないとまたオイルもらしになります。(笑)
ついでにできることなので、ピストンとピストンピンを外してリングを点検、
一ヶ所上下逆についてたので、ひっくり返しピストンピンクリップを
ガスケットセットに入っていた新品に交換。

あとは、順にスタッドボルト、シリンダー、ヘッドと各部に新品ガスケットを取り付けながら組み付けします。
組み上げたら、バルブタペットとバルブステムのクリアランスを調整し、エンジンオイルを交換。
キャブレターは、分解して内部を洗浄。
マフラーを取り付けますが、修理前は、ガスケットが入ってなかったようで、排気漏れをしてました。
修理前の爆音は、影をひそめ、ショート管の音もいくぶんおとなしくなりました。(笑)

その他、気になる部分は、自分の判断で、調整。
スロットルワイヤーの調整や、ブレーキレバー調整、クラッチワイヤー調整。

スパークプラグ(CR7HSA)は、手持ちの新品をサービスで交換。

チェーンも汚れていたので、きれいにして注油します。張り具合も調整して、走行テストをして完了。
操作感も、かなり良くなったと思います。
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あいにくの雨の為、乗ることは出来なかったけど明日凄く暖かくなるみたいなので乗ってみるね
わざわざ自宅にまで届けてくれたのにはビックリ
さすがhiroモータースwww
今度、一緒に走行会ですな・・・